- 2025年5月22日
あると便利な冷凍食品あれこれ
冷凍食品頼みの私の日々の食生活を暴露するようで恐縮ですが、梅雨入りともなれば外に出るのが億劫になり、そんな時に役立つものは冷凍食品、ということで、ならば私の“冷凍生活”の一端をご紹介しましょう、というのが今回のテーマです。 まずは、ぜひ朝に活用してほしいもの 朝食は、たんぱく質摂取と『腸活』が重要。いろいろバリエーションを変えて朝食をとりますが、出現頻度が最も高いのは、乳製品とシリアルです。ヨーグルト、牛乳、シリアル(オールブラン+α)が定番で、そこに彩りを添えるのが冷凍フルーツです。もう少したんぱく質をと思ったときはチーズを一切れ食べますが、それも冷凍フルーツと相性が良いですね。 フルーツは誰しも、うっかり熟し過ぎてしまったという経験があるかと思いますが、いつでも“適熟”状態で時間がストップしているのが冷凍フルーツです。しかも、袋から出し、解凍したらすぐ食べられる状態。小分けで使えていつもフレッシュ、無駄が出ないという三拍子揃った便利さです。 流行りの「アサイー」とその他フルーツをセットすると、おしゃれで、健康意識高めなのですが、価格も少々お高め。毎朝気軽に、使い勝手の良い「ブルーベリー」や「3種のベリーミックス」がヨーグルトによく合います。 マンゴー各種も人気です。マンゴーは生鮮品の場合、高級フルーツですが、冷凍マンゴーは日常使いができる価格帯ですね。その他、ぶどう、バナナ、パイナップルなど、近年冷凍フルーツのバラエティは広がっています。 生鮮の果物は、日を追ってビタミンCをはじめ栄養価が低下していきますが、穫れたて適熟の冷凍フルーツは、加工時点の「旬」の栄養そのまま。本当はお得でおいしいのです。 スムージーづくりにも冷凍フルーツは活躍します。氷を入れずとも冷凍フルーツを使用すると適度にひんやりしますので、胃にやさしいです。 冷凍パンの時代、いよいよ うどん、パスタ、ごはんは冷凍適性が高いので、いずれ冷凍パンも人気が出る!と言ってきた私。業務用の世界はそうなりましたが、家庭用はまだまだこれからですね。 しかし、全国のパン屋さんと連携した冷凍パンのサブスク通販、「パンスク」がコロナ渦中に話題になり、ふだん買っているパンも、ホームフリージングしておいた方がよりおいしく食べられる、といった情報がここにきて広まってきました。いよいよパンも冷凍の時代が来たのかも、と感じています。 わが家では朝はパンが好みの夫が、自分用に1週間分のパンを冷凍ストックしています。ポイントは1週間サイクルで使い切るということ。家庭の冷凍庫は温度変化が激しいので、なるべく早く消費サイクルを回していくことが、冷凍品・冷凍食品をおいしく食べるコツとなります。「パンスク」も提携各店で緩慢凍結したものを宅配していますが、お届けは1か月サイクルなので、次が来る前に食べてしまうことでフレッシュ感が維持できています。 同様に1か月サイクルの宅配をしている「スタイルブレッド」は、パン工場の凍結機で冷凍していますので、プロも納得の高品位冷凍パンです。しかし、これも家庭の冷凍庫での保管は1か月~2か月くらいと認識して消費サイクルを回しましょう。ホテル・レストランで選ばれている焼成済み冷凍パン各種と同じ製品が宅配で手に入りますので、朝食だけでなくディナーにも活躍しそうです。 人気急上昇!冷凍野菜 (一社)日本冷凍食品協会が毎年春に取りまとめている「”冷凍食品の利用状況”実態調査」によると、今年の調査は、さまざまな食品の価格が上がる中で冷凍食品の利用意欲に変化があったかどうか、が焦点になりましたが、冷凍食品の利用頻度は低下せず高まっているという結果が報告されました。 中でも注目は、1年前より利用頻度が増えた冷凍食品についての回答で、「冷凍野菜」を挙げた女性が、、前回の28.0%から33.9%へと6ポイント近く伸びたことでした。 各種食品の値上げが続き、さらに今年はキャベツをはじめ野菜の高騰に悩む消費者。そんな悩みに寄り添うのが、価格が安定していて、腐らず、無駄にならない、生ごみも出ない、というメリットのある冷凍野菜です。 さらに、イオンが『トップバリュ』ブランドで、「スライスきゅうり」を2月に発売するや、きゅうりが冷凍できるのか?!と話題になっているこの頃。 スライスきゅうりは、業務用では既に製品化され、フードサービス業界の慢性的な人手不足を背景に、手間抜き食材として注目されていました。ポテトサラダ用、おひたし用にすぐ使える食材です。 冷凍野菜の需要上位は、業務用も含めると「ポテト」がダントツ1位、次いで「ブロッコリー」、「えだまめ」でベスト3品目です。ひと昔前は「ミックスベジタブル」「コーン」「さといも」「いんげん」などが冷凍野菜の代表でしたが、今は外食需要、加工原料需要が高い「ほうれん草」が第4位です。 さて、スライスきゅうりの例に限らず、便利な冷凍野菜を使いたいという消費者ニーズに応えて、アイテムのバラエティが広がっています。家庭用冷凍野菜は何種類くらいあるんですか?と聞かれて、ミックス品なども含めると推測困難だったものですから、大手問屋にと問い合わせたところ、メーカー違いや容量違いを省いても200品目を軽く超えるのでは、という回答でした。 ニーズがあって、どんどん開発が進んでいるのだと思います。 便利な「ささがきごぼう」「たまねぎみじん切り」 ブロッコリーは、輸入量2位だったえだまめを2021年に抜いて2位になり、定着しています。中国産に加えて、赤道直下の国、南米エクアドルの3000m級アンデス高原で育った製品が伸びてきました。家庭用では特にエクアドル産の自然解凍OKの商品が人気ですね。えだまめでは、「むきえだまめ」も注目アイテム。サラダのトッピングや料理素材として、また、手軽な植物性たんぱく源として活用できます。 そんなメジャーな冷凍野菜だけではなく、いろいろと使い勝手の良い冷凍野菜が増えてきた中で、おすすめしたいのが、「ささがきごぼう」、「たまねぎみじん切り」です。 冷凍ごぼうを使うと、生鮮にんじんをカットする手間をいとわなければ、とても簡単、スピーディにきんぴらが出来上がります。しかも1人前だけきんぴらが作りたい、というシチュエーションでもOK。 「たまねぎ」のカット製品は、業務用では多種多様に品揃えがありますが、家庭用で多く見かけるのは、手間のかかるみじん切りですね。冷凍たまねぎのメリットは、炒めた時にとてもスピーディに飴色たまねぎができることです。 本日は、生協の定番品「パラパラミンチ」と一緒に炒め、少し中華味で仕上げておいて、担々麺の具にしてみました。冷凍たまねぎを炒める時に感じるのは、あの、むきにくい外側の皮をむいて、涙を流してみじん切りをしていたかつての自分への哀れみでしょうか。 これを使えばハンバーグもミートソースも、オムライス用ケチャップライスも楽々です。カレーに使っても良いですね。 やはり究極はワンプレート 外に出たくない、簡単に食事を済ませたいけど、栄養バランスが悪い食事には罪悪感、という心境の時には、迷わずワンプレート商品をおすすめします。 ワンプレート商品はかなり品揃えが豊富になって、イオンの冷凍食品専門店『@FROZEN(アットフローズン)』でも、宅配プレートも含めて充実した品揃えです。いろいろ目移りしますが、やはり大手ブランドのワンプレートシリーズが、リーズナブル感で日常使いに適しているかもしれません。 ごはんもついてワンコイン(500円)程度で1食完結するワンプレートは、コスパ良く、タイパも良い魅力的な商品として人気です。ライバルのコンビニお弁当も同レベルの価格帯だと思いますが、家にストックしておいて、いざという時に助かるという点で、タイパ良し、と評価されています。 ワンプレートの人気アイテムをメディアからよく聞かれます。同ジャンルでは一歩進んでいるニップンの人気ナンバーワン商品、「よくばり御膳 五目ごはんと鶏と野菜の黒酢あん」、今年の新商品「いまどきごはん 彩り野菜のスープカレー」がおすすめです。 ニッスイの「まんぞくプレート カツカレー」も、ワンクックでカツカレーという驚きと楽しさ、そして何より白いごはんのおいしさが感動を呼ぶかと思います。 イートアンドフーズも今年春からワンプレート商品を強化しています。中華ワンプレートというジャンルで、続々とおもしろい商品の提案を続けてくれるものと期待しています。