羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け
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開発秘話

  • 2023年8月17日

2023年7月新発売『レンジ専用!プロ焼きジューシー餃子』レンジなのにプロ焼きって?開発の裏側にせまる!

2023年春夏新商品の開発ストーリーが紹介されている中ですが… 2023年7月17日(月)より、 『大阪王将 レンジ専用!プロ焼きジューシー餃子』 を全国のセブンイレブンさん※、イトーヨーカ堂さん、ヨークさん、ヨークベニマルさんにて発売開始いたしました! ※一部取り扱いのない店舗がございます。     全くの新商品ともあって、開発担当者の長谷川さんにお話を伺ってきました!   鉄板で作る⁉ 『レンジ専用!プロ焼きジューシー餃子』開発の裏側とは!   フライパンいらず⁉お手軽で美味しい餃子へのこだわり   田島さん 『レンジ専用!プロ焼きジューシー餃子』は、いったいどんな商品なんでしょうか?   長谷川さん 弊社の羽根つき餃子シリーズとは異なり、 レンジ専用で調理して頂く商品です。 フライパンいらず、ってことですね! ただ餃子のおいしさには「焼き」が非常に重要です。 この「焼き」工程を工場で行いお客様に届けることで、 手軽にプロ焼きのおいしい餃子を楽しんで頂ける商品となっています。     田島さん フライパンがいらない!洗い物が減りますね♪ でもなぜレンジで餃子を? 開発のきっかけなどあれば教えてください!   長谷川さん 餃子をもっと楽しんでもらうには、レンジ調理という お手軽さも必要と社内でも以前から意見はありました。 ただ外食店から始まった会社ということもあり、 「焼き」へのこだわりは強く、 レンジ調理での味わいを懸念していました。 長谷川さん コロナ禍をきっかけに冷凍食品の価値が改めて見直された際に 量産ができるかできないかはまず考えずに、 本当においしい冷凍餃子を作ろう!という気運が高まりました。 アフターコロナを見据え、レンジ調理の簡便性がより求められると考えたんです。 当時は新設する第3工場へのライン導入の話でした。 田島さん 焼き目を先につけてある餃子、という商品だと思いますが 設備は元々あったものなんですか? 長谷川さん 全く何もない状態からのスタートでした。 理想の工程実現のため、設備メーカーと何度も打ち合わせを行い、 弊社専用の機械を一から設計してもらいました。 工場の改造や設備の導入だけで、数億円かかっています。   田島さん 数億円!!! それはいったい、餃子何個分なんでしょうか・・・。 パリッと焼き目への遠い道のり   田島さん 開発期間はどのくらいなんでしょうか。 何回くらい試作したんですか? 長谷川さん 試作、ラインの組み立て、設備の選定、製造テストで 丸3年はかけています。 試作・検証は数えきれません……。   田島さん 3年!!長い道のりですね…。 その中でも特に苦労したこと、失敗したことなどありますか? 長谷川さん 理想の焼き目(焼き色、食感)の実現に一番苦労しました…。 特別に作ってもらった動く鉄板を導入して、 大阪王将の店舗の「神焼き」※を実現できました。 ただ設備導入後はきれいな焼き色に安定せず、現場につきっきりでテストしていました。 テストのため長時間鉄板の近くにいなければならず、 熱にやられ脱水症状になりかけたり、 油煙でのどをやられたり…、一時期は喉がガラガラでした。笑 苦労した部分だからこそ製造が始まった今でも、 理想から離れていないか?と定期的に確認しています。 ※大阪王将のお店で定められている焼き餃子の基準。こんがりと均一で綺麗な焼き目をお店の職人基準で実現することを”神焼き”と呼んでいます。     味わってほしいポイントと、オススメの食べ方   田島さん 特にこだわったポイントなど教えてください! 長谷川さん こんがりした焼き色と、パリっと食感にこだわっています! レンジ調理でこの食感は中々出せないと思います。 田島さん 周りの反応はどうでしたか? (ドキドキですね…!) 長谷川さん 私が開発したとは言っていなかったんですが、 福島(ヨークベニマルのおひざもと)の実家からも連絡がありましたね。 非常にご好評頂き、売上も順調で一安心です…!   田島さん オススメの食べ方があればぜひ教えてください!! 長谷川さん レンジでさっと調理ができるので、 軽く晩酌をしたいときなどにオススメです。 ビールのおともに餃子は鉄板ですよね! かくいう私もビール党です♪ お近くで見かけたら、ぜひお楽しみください! 今回は『レンジ専用!プロ焼きジューシー餃子』の開発の裏側を、 担当者の長谷川さんにお伺いしました。 ビールが美味しくなるこの季節に、ぜひ一度お試しください!!

  • 2023年7月3日

「餡」が味や見た目の決め手?!「大阪王将 肉あんかけ炒飯」開発ストーリー

続々と紹介しています、2023年春夏新商品の開発ストーリー。今回は米飯類の冷凍食品「大阪王将 肉あんかけ炒飯」の開発について開発者の松本さんにお話を伺いました。 「餡」が味や見た目の決め手?!「大阪王将 肉あんかけ炒飯」開発ストーリー 米飯類の冷凍食品活性化を狙って開発がスタート 編集オガワ 天津飯や麻婆豆腐丼など、米飯類の活性化を図りたいということで開発を始めたそうですが、なぜ肉あんかけ炒飯に決められたのでしょうか? 松本さん まず、これまで「大阪王将 とろとろ玉子の天津飯」などの米飯類の冷凍食品を出してから一年経って、新たな商品を開発することで市場を活性化したいという思いがあったんです。その中で「大阪王将 とろとろ玉子の天津飯」「大阪王将 中華丼」は特に好評だったため、それに続くラインナップとして肉あんかけ炒飯を選びました。丼物では様々な具材を入れることができないため、中華らしい肉ののった炒飯というアイデアが浮かびました。 編集オガワ 昨年に続いての米飯類ということですが、どういったところが良いのでしょうか? 松本さん やはり冷凍のままレンジで加熱するだけで食べられる、という便利さはポイントですね。この便利さを押さえた上で、味にこだわりました。 編集オガワ 今回の開発で、肉あんかけ炒飯以外にも候補はあったのでしょうか? 松本さん はい、実はお店で限定発売して大変人気があったので、レギュラーメニューになっている店舗もある「初恋オムライス」の冷凍化アイデアもありました。ただこれは昨今の玉子の価格高騰の影響が大きく断念せざるを得ませんでした。逆にコスト面の課題をクリアできる肉あんかけ炒飯の開発においては、最も高品質な商品ができると判断し、それに注力しました。 あんかけ炒飯のキモは「餡」?! 編集オガワ 肉あんかけ炒飯を開発するにあたり、一番頑張った点は何でしょうか? 松本さん 肉あんかけ炒飯の一番の課題は、ごはんの上にあんかけをのせることで、ごはんがベチャっとしてしまう点でした。しかし炒飯ならではの食感を出すことを考えると、ごはん側の対策は難しい状況でした。そこで、餡の粘度などを調整することで問題に対処しました。ごはんがサラサラしてしまうと餡がしみ込んでしまうため、とろっとした感じを目指したんです。 編集オガワ なるほど、餡の開発には並々ならぬ努力があるようですね。 松本さん はい、前段の食感の課題に加え、色の課題もありました。冷凍食品の餡は通常、にごりがちになります。しかしそれではあんかけ炒飯でイメージする美味しそうな見た目が再現できないため、透明度のある醤油の色を出すために検証を重ねました。このにごりはでんぷんなどを使用する際にでてしまう粒が原因でしたので、ちょうどにごりの出ないような原料を見つけることで、解決しました。 素材の良さを引き出し味に反映 編集オガワ 肉あんかけ炒飯を「5フリー」にするための工夫もされたそうですね。具体的にはどのような取り組みをされましたか? 松本さん にんにくや醤油などのベースを活用しつつ、鶏がらスープやオイスターソースなどを使ってコクを出しました。こうした素材のうまみを適切に良いバランスで引き出すことで本格的な味わいを実現できたと思います。実際にその最適なバランスにたどり着くまでには配合の検証を何度も行いました。 編集オガワ そうして出来上がった「大阪王将 肉あんかけ炒飯」の反応はいかがでたか? 松本さん 発売前の社内試食はもちろん、肉あんかけ炒飯は発売後も、好評をいただいています。特に、にんにくを使った食品が好きな方々には、すぐに受け入れていただけたようです。そのため、味へのこだわりやコンセプトを支持していただけたのだと、嬉しく思っています。 編集オガワ 改めて、「大阪王将 肉あんかけ炒飯」の魅力を教えていただけますか?どのようなシーンで楽しむことができるのでしょうか? 松本さん スプーン1本あれば電子レンジで温めるだけで何も用意せずに手軽に食べることができるため、忙しい日や疲れて料理をする時間がない時には最適です。洗い物の手間も気にせずに、1人でも美味しく食べていただける点が魅力だと思います。日常の中のちょっとした刺激になるにんにくの効いたあんかけ炒飯を召し上がっていただければ幸いです。 スタミナ炒飯への思いが開発につながった 編集オガワ 松本さんご自身についてお聞かせください。これまではどのような開発に携わっていたのでしょうか? 松本さん 以前は冷凍チャーハンや常温商品の開発に携わっていました。今回、肉あんかけ炒飯の開発においては初めて丼物を手がけました。私は「大阪王将 スタミナ炒飯」が好きで、ガツンとにんにくを使った料理に魅力を感じていたため、その要素を生かした商品開発チャンスだと思い今回の開発に挑みました。 編集オガワ 最後に、今後の展望についてお聞かせください。肉あんかけ炒飯以外にも何か新しい商品を開発する予定ですか? 松本さん 将来的には、より多くの人々に喜んでもらえるような新しい炒飯のバリエーションを考えています。具体的な商品開発のアイデアや方向性はまだ明確にはありませんが、お客様の声や市場のニーズを常に注視し、改善や新商品の開発に取り組んでいきたいと思っています。 また、肉あんかけ炒飯のさらなる改良や進化にも力を入れたいと思います。お客様からのフィードバックを受け取り、より満足度の高い商品を提供するために努力しています。 編集オガワ ありがとうございました! 餃子と一緒にご飯物の冷凍食品もお試しください! 今回は「大阪王将 肉あんかけ炒飯」の開発ストーリーを松本さんに伺いました。味にも見た目にもこだわった餡、ぜひ一度お試しくださいね!

  • 2023年6月12日

味噌ラーメンとは?考えてたどり着いた!2023年春夏新商品!3種のコク旨 味噌ラーメン開発ストーリー

最近、大阪王将の冷凍食品の中でもホットなカテゴリなひとつが麺カテゴリ。2023年春夏には大阪王将 3種のコク旨 味噌ラーメンと大阪王将 宮崎辛麺が登場しています。 そこで今回はこの2つの麺を開発した村田さんにお話を伺いました。今回は3種のコク旨 味噌ラーメンの開発ストーリーをお届けします。 味噌ラーメンとは?考えてたどり着いた!3種のコク旨 味噌ラーメン開発ストーリー もともとはリニューアルの予定だった味噌ラーメンが別物になった 編集オガワ 3種のコク旨 味噌ラーメンはどのような背景で開発が始まったのでしょうか? 村田さん 当初は以前に発売したスタミナ味噌ラーメンのリニューアルの位置付けでした。しかし開発を進めたところ変化の幅がおおきいので別のラーメンとして出すことになったという経緯です。 編集オガワ なるほど、どの辺りが大きな変化なのでしょうか? 村田さん 発想自体が異なっています。味を求めていく中で、従来のスタミナ味噌ラーメンは少し辛みなどの要素が「味噌ラーメン」から想起されるイメージとギャップがあるのではないかと思っていたんです。もっとわかりやすい味噌ラーメンは何か?を考えているのがまず大きな違いですね。 編集オガワ 味噌ラーメンらしさを考えたと。それで3種の味噌、ということなんでしょうか? 村田さん はい、3種類の味噌がポイントですね。まずは味噌の風味と味わいがしっかりすること、そしてスープのとろみ、更に麺に味噌の風合いが絡む用に作っています。 編集オガワ 麺も変わっているのですね。 村田さん はい。麺は太さを変え、中太のちぢれ麺にしています。この麺を採用することで味噌がしっかり絡むようになっています。今回新たに味噌ラーメンを考えるということで、大阪王将以外にも味噌ラーメンの名店も色々回り、味噌ラーメンのなんたるかを探っていました。その中で行き着いた、一つの形がこの仕様の麺ですね。 味噌ラーメンの完成形を突き詰めた 編集オガワ 開発の中で、特に苦労したポイントはありますか? 村田さん 今回の開発は味作りがとにかく大変でした。この味噌ラーメンの味噌は完全にオリジナルブレンドで、その最適な配合を見つけるまでに苦労しましたね。リサーチする中で「こんな味噌ラーメンがいいのではないか」という完成形はぼんやりとでしたがありましたので、そこに向けて作っていきました。 編集オガワ 試作を繰り返した果てにたどり着いた味なのですね。ちなみに言葉にすると、どのような味になったのでしょうか? 村田さん ベースの味を豆味噌で築き、信州味噌を使ってコクと味わい、赤味噌で香りを出しています。深みを出した特徴的なラーメンになりました。 編集オガワ 話を聞くだけでも濃厚感をひしひしと感じますね。社内の反応はいかがでしたか? 村田さん 社内提案の際に職人の声を聞いているのですが、高い評価をいただいています。ラーメンは好みが分かれるので、社内ブラインド調査で従来の味噌ラーメンなどと比較しアンケートをとったのですが、こちら圧倒的に上でした。 編集オガワ 職人の厳しいチェックを経て発売となったわけですね。ありがとうございました! こだわりのつまった味噌ラーメン、ご賞味あれ! いかがでしたか?!今回は2023年春夏新商品の麺カテゴリのうち、3種のコク旨 味噌ラーメンの開発ストーリーをご紹介しました。インタビューから溢れる村田さんの味へのこだわりを皆様にもお試しいただければ幸いです。 次回はもうひとつの麺カテゴリ新商品、大阪王将 宮崎辛麺の開発ストーリーをお届けします!

  • 2023年6月7日

2023年春夏リニューアル!大阪王将 小籠包 中華街の味を意識したリニューアルの秘密とは?

この2023年春夏、リニューアルされた冷凍小籠包。 もちっと薄皮から自慢のスープがじゅわ~っと溢れだす! 出典: https://www.eat-and.jp/foods/products/detail.php?id=27MMA6V とPRの中にもあるように、スープに注目というのを感じます。今回は開発者の久保田さんに、その開発の背景やこだわりについて伺いました。 中華街で食べるような本格的な小籠包の味わい狙った 編集オガワ まずはじめに、今回のリニューアルの目的は何だったのでしょうか? 久保田さん 小籠包は餃子のような食品と比較すると日常的ではない食べ物であり、おかずでもなくお菓子でもありません。そこで、中華街で食べるような本格的な小籠包の味を追求しました。具体的には、従来の商品よりもしょうがとねぎの量を増やし、野菜の風味を感じられるようにしました。また、お肉に加えて豚の旨味も感じられるように改良しました。さらに、とろっとしたスープになるような改良も加えています。 編集オガワ 全体的な改良が入っているようですね!どのような所に注力したのでしょうか? 久保田さん 具材の配合には苦労しました。豚の部位によって食感が異なるため、豚の旨味を引き出すために適切な調味料の使用だけでなく、配合割合に注力したんです。また、スープの改良も重要でした。豚の脂を具材に練り込み、とろっとしたスープに仕上げました。 トレーを変えると小籠包が美味しくなる?! 編集オガワ 他にもこだわったリニューアルポイントはありますか? 久保田さん 地味ですが、大きく変わっているのがトレーでです。もともとは広めのポケット型のトレーでしたが、レンジで加熱すると平べったくなってしまうという課題がありました。お店のような見た目にするため、底が丸くなるトレーを開発する必要がありました。メーカーさんと協力して、ミリ単位での調整を行いました。ただし、小籠包の形状が小さすぎると加熱工程で革が破れる可能性があったため、加熱しても形の崩れないちょうど良い形状にしています。結果として、新しいトレーのおかげで皮の食感が大きく変わり、加熱もより均等になりました。 編集オガワ トレーでそんな変化が起きるんですね! 小籠包といえば、他の食品メーカーさんも色々と美味しそうな小籠包を出しているのですが、大阪王将の小籠包はどんなところが違うのでしょうか? 久保田さん 私自身開発に携わったのは一昨年からで、それまでは生産部で製品の製造に携わっておりました。他の冷凍食品もそうですが、これまで蓄積された外食のノウハウと冷凍食品のノウハウを商品作りに生かしています。 大阪王将の他の食品もそうですが、外食の職人も一緒に独自の開発プロセスを経ています。このあたりが大阪王将の小籠包の違いですね。 編集オガワ 今後の展望や目標はありますか? 久保田さん まずはこのリニューアルされた小籠包を多くの方に召し上がっていただけたら嬉しいですね。お客様が求めている本格的な中華街の味わいを提供し、立役者となりたいと思っています。 編集オガワ ありがとうございました! 味付け以外の要素でも美味しくなっています! いかがでしたか?今回は2023年リニューアルの大阪王将 小籠包の開発者ストーリーをご紹介しました。金華ハムを使ったスープを最大限味わえるように施された味付け、配合、そしてトレー。そういった総合的な要素で以前より更に美味しくなった小籠包、ぜひお試しください!

  • 2023年5月18日

2023年春夏新商品!肉汁爆弾餃子って!? 今までなかった丸い餃子に挑戦

こんにちは。 今回も引き続き3月から発売した商品をご紹介!!今回ご紹介する餃子は、新商品の目玉商品であります、その名も「極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子」です。名前からしてクセありで、形も丸いという濃いキャラをご紹介します。 餃子なのに丸い形!? まずはこのビジュアル。餃子なのに丸い形でお饅頭みたい!?ですよね。インパクトのある餃子を作りたく、スーパーなどには売っていない丸い形をした餃子を作ることにしました。あまり見慣れない餃子の形ですが、ご当地店などのコアなところで有名な丸い餃子があるんです。また、最近ではちょこちょこと外食店でも丸い餃子を提供しているお店も増えてきて、実は地味にじわじわキテる餃子なんです! 味や丸くするための苦労についてはこちらから 長~い商品名のわけ 「商品名長くない?」 最終の社内提案でいわれた言葉です。でもそれが狙い。先程、実はじわじわキテいる丸餃子と言いましたが、餃子好きのコアなところの盛り上がりであって、家庭での浸透はまだしていないのが実情。食卓をマンネリさせたくない悩みはありながらも、失敗はしたくないという思いの方が主婦の方は強いと思います。見慣れないよくわからない物を買うのは不安だと思うので、その不安をなくしたいという思いがありました。だからこそ不安を解決して、新しいものを手に取ってもらえるように、長くても特徴のすべてを商品名に込めることにしました。この餃子の一番のポイントはもちろん餃子を噛んだ瞬間にじゅわ~と溢れる「肉汁」ですが、その肉汁を再現できるのは厚皮でもっちりとした皮がしっかり包んでくれているから。さらにもっちりしていて皮までおいしい!そんなおいしさのすべての特徴を伝えたく、あえて長い商品名になっています。 また、長い方がインパクトもあり、こだわり感が伝わるという狙いもあったからです。 パッケージのこだわりポイントを餃子のように熱々で解説 この極みシリーズのコンセプトは、「餃子が得意な中華屋が作った本気の餃子」です。じゃあ、本気の餃子って?餃子の本質って?おいしい餃子って?などをひたすら部内で話し合い、それは「肉汁感」「皮のおいしさ」「肉感」「頬張る大きさ」がポイントということに至りました。その点を表現するにはどうしたらいいかを考えて特に3つのことにこだわりました。 まずこだわったのは、お店で餃子を焼くために使用している焼成器で焼いている、餃子のシズル写真を使用したこと。私がパッケージを担当になってからは、初めての試みでした。それ以前もあまり採用していなかったと思いますが、この写真を使いたかった理由は、本気ポイントとして職人感を出したかったためです。実際に撮影をする時は正直、焼成器で撮ったらそれなりにいい感じになるかな~と甘い気持ちでいたのですが、、、苦戦しました。単純に写真を見るだけだといい感じなのですが、パッケージに当てはめてみると湯気を出しすぎてぼやッとしてしまったり、餃子のふくらみ方のタイミングが合っていなかったり、質感に大きな影響を与える影のコントラストがイマイチだったりと、すぐには思うようにいきませんでした。何度か撮り直しをしたり、自分のカメラでシミュレーションしたりしてやっとの思いで採用になりました。やっぱり”本気”を伝えるにはこちらも本気でやらないとということに改めて気づかされました…。(当たり前です←) その次に、パッケージの質感にもこだわりました。「本気の餃子」が伝わるように、お客さんが手に取った瞬間に「これは一味違いそうだな」と思ってもらいたいと思い、しっかりした厚みのある質感のこの材質に決めました。パッケージってデザインだけでなく、こういったところでも表現できるのがすごく楽しいな~と思います。 そして最後は、もしかしたら細かすぎて伝わらないこだわりの黒背景です(笑)この黒い背景は、ただの黒で表現しているのではなく「リッチブラック」という色を使用しています。リッチブラックは、黒インキだけを使用するのではなく、黒インキにシアン・マゼンダ・イエローの色を加えて、黒よりも濃い深みのある黒を表現することができます。こちらも私は初めて採用した色です。アンミカさんが言う「白って200色あんねん」ってこういうことなのかな~と、黒にも黒でいろいろあることを今回学びました。リッチブラックにすることでより締まりがよく見え、質感を表現するポイントの一つとしてこだわって選定しました。 こんな感じでパッケージを作っていて、とても楽しくこだわりいっぱいに作ることができました。お客さんにも伝わりますように! 作り方と神焼きになるポイント 神焼きとは、大阪王将の店舗では、餃子職人が、しっかりしたきつね色になる様にこんがりと均一に焼き上げます。これを“神焼き”と呼んでいます。私たちイートアンドフーズは、開発だけでなく、営業や生産部門もこの言葉をよく使い、気にして毎回チェックをしています。そんな神焼きをお家で再現できるポイントを盛り込みながら作り方を伝授します!     【作り方】 ■熱したフライパンに油を引き、凍ったままの餃子を並べる。 ■【神焼きポイント1】しっかりふたを閉めて、しっかりと蒸すべし!少し焼き目をつけて、水を入れ、ふたをして蒸す。 ■中火で約5分経ったら、ふたを取り水気を飛ばす。 ■【神焼きポイント2】追い油を最後に入れるべし!水気が飛んだら、油をフライパンのふちに沿って回しかけ、こんがり焼き目がつくまで焼き上げる。 焼き目の目安はこれくらい↑ 2つのポイントを押さえるだけで、きれいな神焼きの肉汁爆弾餃子が作れちゃいます! 最後に まるで中華街の焼き小籠包のように肉汁が溢れ出すので、やけど注意ですが、家庭での食事をマンネリ化させない新しい餃子です!私自身、厚い皮ってごわごわしそうで好きじゃないかもと思っていましたが、この餃子はそんな私でもすごく好きなもちもち食感のおいしい皮になっています。 是非こちらも店頭にてチェックお願いします!!

  • 2023年5月15日

とがった辛さとたまごがポイント!2023年春夏新商品 大阪王将 宮崎辛麺 開発ストーリー

前回、2023年春夏新商品としてお届けした大阪王将 3種のコク旨 味噌ラーメンの開発ストーリー。 今回はもうひとつの麺カテゴリ新商品 大阪王将 宮崎辛麺の開発ストーリーをお届けします。インタビューに答えてくださったのは今回の2つの新しい麺カテゴリ商品を開発した村田さんです。 とがった辛さとたまごがポイント!2023年春夏新商品 大阪王将 宮崎辛麺 開発ストーリー 編集オガワ 今回はこれまで出してきた冷凍ラーメンとは一風違った、大阪王将 宮崎辛麺についてお伺いしたいと思います。そもそも、なぜ宮崎辛麺を開発、となったのでしょうか? 村田さん もともとはお店でだしていた「国宝級お宝飯」企画の限定メニューに端を発します。お店でも様々でている限定メニューについて冷凍食品でも同じような動きがしたい、ということから始まりました。 敢えてバランスを変え、とがった辛さを実現した 編集オガワ お店のメニューがきっかけなのですね。実際に開発に入って、どのようなところに工夫があるのでしょう? 村田さん まず特徴的なのは辛さですね。こちらはお店のように思い切って辛くしてみたんです。実は最初は、無理なく美味しいと思えるようなものが良いと思って辛さのバランスも押さえて作っていたんです。でも社内の試食で「もっと突き抜ける辛さの方が良いのでは」と意見をいただきまして、「じゃあ辛すぎても知らないよ」と、思い切って辛くした、という経緯があります。 編集オガワ なるほど、最終的にはその思い切った辛さが受けた、ということでしょうか? 村田さん はい。辛くした方が社内で多くの評価をいただきました。結果的にとがって、辛いラーメンを食べたいお客様におすすめできるものとなったと思います。 編集オガワ こだわったのは辛さだけでしょうか? 村田さん 辛さのインパクトはありますが、その奥にある旨味をしっかり感じることができるように作っています。鶏肉のスープのうま味とにんにくのアクセント、そして具材のたまごの旨味、甘みで構成しています。 宮崎辛麺らしさは?を考えた結果、たまごへのこだわりが生まれた 編集オガワ たまごが入っている、というのはどういった経緯があったのでしょうか? 村田さん まず「宮崎辛麺といえばたまご」という料理のイメージを大事にしたかったというのがあります。ただ、実はたまごを冷凍ラーメンに添付するというのは非常にハードルが高く、世の中に市販されいている宮崎辛麺はたまごが無いものが多いこともあり、私も当初は自宅で入れていただくことを考えていました。 編集オガワ 最終的に発売されている宮崎辛麺にはたまごがついていますよね。どうやって実現したのでしょう? 村田さん 当初はトッピングとしてフリーズドライでつけることを考えました。しかしながら協力工場からそれはできない、と言われたんです。しかしたまごを付けたい思いがありましたので工場まで直談判しにいって一緒にテストまでしたんです。しかし結果、フリーズドライだと思ったような「かきたま」状態にはならないということが分かりました。 編集オガワ 大きな壁にぶつかったわけですね。どうやって乗り越えたのでしょうか? 村田さん どうやってたまごを付けることができるのか?を考える日々でした。フリーズドライは難しかったので、「そぼろ」でいこうとなりました。今度は「そぼろ」状態のたまごを麺に付けるという、量産の課題が生まれました。これも協力工場に何回もうかがって、一緒に作り上げました。最終的にはたまごの入った本格的な宮崎辛麺を世に出すことができたと思います。 編集オガワ 村田さんの意志と協力工場さんのご協力おかげで実現できた訳ですね。出来上がった宮崎辛麺の反応はいかがでしたか? 村田さん 最初に営業メンバーに配った際には「辛すぎる」と返ってきました(笑)。でもその後、バイヤーさんには「これくらい辛くないとね」と言っていただけて。思い切った辛さにして良かったと思います。 編集オガワ バイヤーさんからの良い反応をいただけたなら、何よりですね。村田さんは過去にも羽根つきスタミナ肉餃子など、様々な開発をしていますが、今後取り組んでいきたいことはありますか? 今後もとがった冷凍食品が出るかも?! 村田さん 今回は「国宝級お宝飯」企画の冷凍食品化第一弾だと思っています。他にもお店の限定メニューはありますので、そちらの冷凍食品化にも取り組みたいと考えています。 編集オガワ ありがとうございました! とがった辛さとこだわったたまご、本格的な宮崎辛麺 をご賞味あれ! いかがでしたか?今回は2023年春夏新商品、大阪王将 宮崎辛麺の開発ストーリーをご紹介しました。こだわった辛さとたまごの本格感つまった宮崎辛麺、ぜひお試しくださいね。

  • 2023年5月8日

かつおだしの「なにわ」感が魅力!?大阪王将 なにわのジューシー焼売 開発ストーリー

これまでいくつか紹介をしてきました2023年新商品。その中で、なにわのお好み餃子、謹製なにわ豚まんに続く「なにわ」シリーズ第三弾が「なにわのジューシー焼売」。今回はその開発者である長谷川さんに開発ストーリーを伺いました。 かつおだしの「なにわ」感が魅力!?大阪王将 なにわのジューシー焼売 開発ストーリー 編集オガワ 今回は昨年のなにわ豚まん、お好み餃子に続く大阪発のなにわシリーズの流れを組む食品ですね? 長谷川さん はい、関西は豚まんの他、焼売は関東に比べ広く利用されていることから焼売に着手したんです。 編集オガワ 今回は焼売ですが、どんなところが特徴でしょうか? 長谷川さん 何をもってなにわを語るかは考えていたのですが、関西はだし文化があることに目をつけ、かつおだしを効かせていることが特徴となっています。当社の5フリーで実施している、素材の味を引き出す、という考え方にも合致していると思います。 編集オガワ 最初から「なにわ」を考えた時にかつおだしだったのですか? 長谷川さん いえ、色々検討した結果です。当初はソースを入れたり大阪を感じる食材や味わいを探ったのですが、合うのはかつおだしでした。 実は家庭料理としての焼売ではだしを使う方法もあることをリサーチでは掴んでいましたので、そこからアイデアを広げた部分もあります。 中華なのにかつおだしってどうなの?! 編集オガワ でも焼売って中華料理ですよね。和風のかつおだしを入れると中華の本格感がなくなりませんか? 長谷川さん そこが職人としての腕の見せ所かもしれません。かつおだしの程度は程良い風味にしているんです。中華らしさがしっかりある焼売の、うまみの底上げとしてかつおが働くように仕上げています。和風になりすぎず、調和のとれた焼売になっていますよ。 編集オガワ これまで作ってきた「たれつき肉焼売」とは違うのでしょうか? 長谷川さん 良い所は受け継いでいますが、味の方向性などは異なります。なにわのジューシー焼売は、たれを付けなくてもしっかりパンチのある焼売になっているんです。 これまでの焼売はお肉やたけのこのゴロっとした食感がウリでしたが、このなにわのジューシー焼売は、お肉のジューシーさなどに軸があります。より食べやすく、食べ飽きない焼売になっていたす。コストも押さえ、お求めやすく作っていますので、そこも含めて大阪の焼売シーンを醸し出せたら良いな、と思っています。 編集オガワ なるほど。味についてはジューシーさなど違う方向性ということですが、先程5フリーとの兼ね合いも話されていましたね。うまみをかつおだしで構成することで、他の素材で構成するのとはどのような違いがあるのでしょうか? 長谷川さん 味の深みや余韻が違うと思いますね。 食べ物を口に入れた時に感じる先味、中味、後味を考えた時に、食べた後に程よく長く伸びる余韻が残るようになっています。 これは5フリーの考え方で、素材のうまみを引き出して取り入れようというらことから生まれた発想ですね。 編集オガワ 開発の中で壁にぶつかることはありましたか? 長谷川さん 「なにわ」らしさを考えるのに苦労しましたね。先程ご質問いただいたように、かつおだしを使うものの、それだけだと中華感がなくなるので、しっかりと中華の本格感を残しつつもだしも感じることができる、そのバランスを見つけるまでは何度も試作を繰り返しました。 編集オガワ 納得できる焼売ができて、周囲の反応はいかがでしたか? 長谷川さん 開発当初、できあがるまで最初は「かつおが立ちすぎ」などのコメントがありました。そうしたフィードバックをいただけたので良いバランスを追求することができたと思います。 最終的には営業メンバーやバイヤーさんに、この味でこの値段は良いね、と好評いただいています。キャッチーなパッケージにしていて、価格、味、名前など一体となって気軽にお求めいただけるような焼売にしています。そこも含めて「なにわ」らしさを出すようにしました。 編集オガワ 最後に、長谷川さんはこれからどんな開発にチャレンジしていきたいですか? 長谷川さん これまで餃子、水餃子、小籠包とひととおりの開発を経験してまいりました。逆に今後は、これまでに作っていない食品にもチャレンジしていきたいと思います。 編集オガワ ありがとうございました! 全面的に「なにわ」感溢れる焼売、召し上がれ! いかがでしたか?今回は2023年新商品「大阪王将 なにわのジューシー焼売」の開発ストーリーをお届けしました。かつおだし感じる焼売、店頭で見かけましたらぜひお試しください!

  • 2023年3月20日

お好み焼きの次は餃子をピザに?! 大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざ開発ストーリー

前回2023年春夏新商品から紹介した極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリー。 今回は同じく新しい餃子のひとつ、大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざです。私も試食をしているのですが餃子感はしっかりあるのにピザ!初体験の美味しさを楽しめる一品です!開発者の岡本さんに開発ストーリーを伺います。 お好み焼きの次は餃子をピザに?! 大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざ開発ストーリー 編集オガワ 今回はかなり変わった羽根つき餃子の開発ですが、どのようなきっかけで開発が始まったのでしょうか? 岡本さん 羽根つき餃子のアレンジをチームで色々と考えていたのですが、その中でピザをやろうという話があがり、MTG内で私が手を上げて始まりました。 編集オガワ まずチームの中でピザをやろう、といった話になるのが不思議ですね。 岡本さん 2022年秋冬商品で大阪王将 謹製羽根つきなにわのお好み餃子を出していることもあって、「羽根つき餃子を円形に並べたときのシルエット」と「円形の餃子を別の粉物に例える」といった発想があったのかもしれません。 編集オガワ なるほど!しかし餃子をピザの味に、というのはなかなか想像がつきません。そういえばこの餃子にはたれではなく、ピザソースが添付されていますね。 「ピザ味の餃子」ではない!「餃子×ピザ」を追求した味の開発 岡本さん そうですね。まさに最初は「どうやってピザの味にしよう?」というところから始まりました。ピザソースを使うと話は早いのですが、やめて原材料から作ることにしたんです。 編集オガワ なぜそのような発想になったのでしょう? 岡本さん 既製品のピザソースはとても美味しいのですが、逆にソースの味に負けてしまって餃子らしさが消えてしまうんです。そこでちょうど良い味をつくるために、そうした決断をしました。 編集オガワ それで、独自のソースができたのですね? 岡本さん はい、我々のこだわりである食品添加物の調味料、甘味料、香料、着色料、保存料を使用しない取組、5フリー仕様のソースを作りました。 編集オガワ 他にも味の開発で工夫したことはありますか? 岡本さん 初挑戦の要素がたくさん詰まった餃子なので色々な工夫を凝らしています。餃子をどうやって美味しくピザにするかにこだわり、味作りで言えばスパイスの量については何をどれくらい入れるか、を何度も試しました。入れすぎると臭くなるし、少なすぎるとピザ感が減るんですよね。 「見た目が餃子なのにピザを感じる」というのを表現するために具材の配合ではキャベツは減らし、代わりに玉ねぎを入れています。そして、にんにく、スパイスとしてオレガノをきかせて中身にもピザ要素を入れました。 編集オガワ 具材にも要素が入っているのですね。他にも工夫したことはありますか? 岡本さん 羽根つき餃子らしさ、に着目したときに、やはり「焼き立て」の要素があるなと思いました。この要素もピザとうまくかけ合わせたいな、と考えて「焼き立ての餃子にチーズを足す」ということを思いつきました。こうすると添付がソースに加えチーズも、となるため実は大変なんです。大阪王将の冷凍餃子のラインナップでは通常添付はたれ1つだけですし、2つにするというのは量産面でも大変。更に添付サイズのチーズを作れる業者さんがおらず自社で製造することになりました。新規の工程なのでここも苦労しましたね。 編集オガワ そこまでこだわった理由のようなものはあるのでしょうか? 岡本さん 今回のような餃子は調理して食べて「楽しい!」と感じてほしいというのが根底にあります。ですのでその楽しさを演出できる要素にはこだわりましたね。 編集オガワ 5フリーについてはいかがでしょう?先程ソースの話が出ていましたが、5フリーならではの味わい、というのはあるのでしょうか? 岡本さん そうですね、うま味を様々な素材で作り出しているので、その特徴がでるようにしています。今回は特ににんにくやスパイスで重厚的にしていますね。 餃子×ピザの形を求めていたら思わぬアイデアが生まれた 編集オガワ この大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざは初めて円形になった状態でパッケージされている餃子になっていますね。どうしてこのような形になったのでしょうか? 岡本さん 実はこの餃子も最初は、これまでの羽根つき餃子と同じような形でいこうと考えていました。ある程度試作を重ねた頃に、餃子をピザにして出す意味は?という話になりました。 その時にピザっぽさを出すために円盤トレーの発想が生まれたんです。調理時に並べた際に、円形にならなかったらピザっぽくないよね、と。この円盤トレーの発想で、「羽根つき餃子を焼く際に並べるのが大変」といったお悩みに対するひとつのお答えになるかもしれない、と思っています。 編集オガワ 個人的には羽根つき餃子を並べるのが下手なので、この仕様はありがたいですね! 実際に発売が始まっていますが、皆様の反応はいかがでしたか? 岡本さん 美味しいという感想が聞けたのは嬉しかったです。当初「無理があるんじゃない?!」みたいな話が出ていたのですが、営業やバイヤーさんなどからは好評をいただき「並べなくていいというのは良いね」という言葉も聞いています。 編集オガワ 今回特徴的な餃子を開発しましたが、岡本さんは今後どのような開発に取り組んでいきたいのですか? 岡本さん 今回のような新しいものにはどんどん挑戦していきたいですね。私自身一昨年入社して、この餃子が入社後2つ目の開発になります。もっと色々な経験が積みたいですね。 編集オガワ なるほど、2つ目の開発なのですね。まだ入社して長くはない、とのことですが大阪王将の開発チームは以前の経験と比較してい違うと感じたことなどありますか? 岡本さん こだわりが強いチームですね、試作が細かいところまで行き届いていると思います。試作中もチーム内で共有して、ざっくばらんにコメントし合っています。社長も含めて味へのこだわりがすごいので、中途半端なものは出さない、という覚悟で挑んでいます。 編集オガワ ありがとうございました! 餃子×ピザの独自のスタイル、お試しあれ いかがでしたか、今回は大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざの開発ストーリーをお届けしました。今回の新発売ラインナップの中でも一際異彩を放つこちらの餃子、その裏には「これは餃子なのか?それともピザなのか?」というちょっと変わった命題に立ち向かう開発者の工夫が詰まっているようですね。皆様もぜひ一度お試しください!

  • 2023年3月14日

2023年 FOODEXフローズンオブフューチャー グランプリ受賞!極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリー

先日リリースされた2023年春夏新商品。様々な食品が発表されましたが、今回は新しい2つの餃子極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリーに迫りたいと思います。開発者は山本さんです。 なお、この極みの大粒 肉餃子はFOODEXフローズンオブフューチャーでグランプリを受賞しております!審査では、「肉感が他の冷凍餃子を圧倒している」、「肉の味にコクを感じる」といった高評価をいただき、グランプリ受賞に至りました。   2023年春夏新商品!極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリー チームからプチ贅沢を提案したところから開発がスタート 編集オガワ 今回の餃子の開発はどうした着想から生まれたのですか? 山本さん 大袋タイプのラインナップ拡充の需要があるということです、開発から提案をしていったのがはじまりです。 市場にも日常使いのものだけでなく少し高級な餃子が増えてきていて、トレンドであるプチ贅沢を大阪王将がだすなら?という思いから提案しました。 編集オガワ なるほど、最初から同時に極みの大粒 肉餃子/極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の2種類を開発する考えだったのでしょうか? 山本さん はい。オーソドックスなものと、少し変化球的なものということで2種類で考えていました。 お肉へのこだわりがぎっしり詰まっている!極みの大粒 肉餃子の開発 編集オガワ まずは極みの大粒 肉餃子について、こちらはどのような餃子でしょうか? 山本さん 普通の餃子タイプの中で、本当に美味しいものとは?というものを書き出すところから始めました。肉感、ジューシー、にら、にんにくなどのやみつき感など、それらを突き詰めた上で本当に美味しい部分は何なのか、というものを追求した餃子になっています。 編集オガワ なるほど、確かに大事な要素な気はしますね。ですが、それって餃子といえば全部同様なんじゃないですか?この餃子ならではの特徴はどんなところにあるのでしょう? 山本さん 例えば肉感、という要素について。普通の餃子は鶏豚肉がメインなので今回は牛肉、しかもすね肉を入れて、食感とコクをだしています。これによってやみつき感を出しています。更に食感がほしいので、豚のもも肉の角切り(ダイスカット)が入っています。自社でカットして歯ごたえのアクセントを演出しています。 こうした肉のバランスだけでもかなり試作していて鳥豚牛の配合、お肉の割合など最適なバランスを探りました。牛が多すぎるとハンバーグみたいなるし、少ないとコクがない。餃子としての食べごたえと、食べ飽きない、をつきつめたんです。 編集オガワ 肉だけでもそれだけこだわったのですね。少し分かりました、餃子に必要な各要素のレーダーチャートでいえば、その全体の要素が極大化されるようなところを狙っているのですね。 イメージ 山本さん そのようなイメージです。今回はこれまでにない挑戦をやってきています。配合割合だけでなく、餃子に加工するまでの工程でも、例えば練り込んでいる時間にしてもミキシングを長くするなど、工夫を凝らしています。 編集オガワ どういった効果があるのでしょうか? 山本さん よく練ることでお肉の結着がよくなり、ジューシー感を更に出すことができます。目指す食感、ジューシー感をイメージしてそこにたどり着くまでの100回くらいの試行錯誤を行っています。 皮の厚みも、旨味をだせるように他の餃子よりも厚い専用の皮を使っています。厚みと、もっちりとした感じを出すように水の量、温度調整などを頑張りました。 編集オガワ 餃子ができあがって、反応はありましたか? 山本さん 社内だけでなくバイヤーさんからも、かなり好評をいただいています。羽根つき餃子の約1.7倍サイズのリッチな餃子なので、美味しいし大きな袋の目立つ形も良いねと言われていて、味だけでなく総合的に良い反応をいただけたことは嬉しいですね。 成形で実現したジューシー爆弾?!極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子開発ストーリー 社内公募のアイデアから開発スタート 編集オガワ 極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子は見た目が一風変わった餃子ですが、こちらはどんなきっかけから開発が始まったのでしょうか? 山本さん もともとは全社横断の公募の仕組み「ライフデザインプロジェクト」から生まれたものです。生産や、営業事務の社員など、誰でもアイデア出せるプロジェクトなのですが、この餃子は生産管理の方のアイデアなんです。工場の話ではあるのですが、秋冬にスープや鍋の用途で好評のぷるもち水餃子なのですが、春先は秋冬ほどの生産がないので、このラインを活かそうという考えから始まりました。 編集オガワ なるほど、そんな発想から生まれたのですね。この特徴的な見た目はどういうところから着想を得たのでしょうか? 山本さん 実際に餃子の中にはこのような形のものがあるのですが、今回は現在の市販冷凍品にはない、丸い餃子をイメージしました。 編集オガワ こだわりには苦労がつきものだと思いますが、何か大変だったことはありますか? 山本さん 可愛らしくも食欲の出るような形にこだわって試作品はできたのですが、工場での生産に乗せるのは苦労しましたね。水餃子を作る機械でやろうと思ったのですがいい形にならず、最終的には他社では大福や豚まんなどを作る際に使う包餡機で作っています。 編集オガワ わざわざ機械を取り寄せるほどだったんですね。形だけでなく、味にはどのようなこだわりがあったのでしょうか? 山本さん 味をつくるのもかなり大変でした。厚みのある皮なのですが、水餃子ほど固くてもだめで、肉汁がじわっとするほどよい厚さ、固さを追求しています。でも柔らかい皮だと肉汁が溢れてしまう、厚くしすぎるとジューシー感が出ないので最適なバランスを見つけるための試作を繰り返しました。 編集オガワ 餃子の餡についてもこだわりがありますか? 山本さん そうですね。食べた時に香味野菜の香りと旨みあふれる肉汁が感じられるように工夫を凝らしています。そして餃子として成立するように皮、餡の割合を考えて、作ってみるというトライ・アンド・エラーを繰り返しています。最終的には名前の通り肉汁が爆弾のようにあふれる、というところまで持っていくことができました。 編集オガワ こだわりきった餃子なわけですね。新しいチャレンジには失敗がつきものだと思いますが、そういったことはありましたか? 山本さん たくさんあります。笑 ラインテストの失敗では、餃子の皮がもっちりしていてるのでコンベアに貼りついて、加熱のボイル工程に行かない、ということがありました。また、成形のための機械をもってきたのは良いが、それをそれをセッティングすること自体も大変で何度も失敗しました。最終的にはラインと機械の設定もしっかりできたのですが、現場の皆さんも協力いただいたおかげで、形になっていったと思います。 編集オガワ できあがった後、皆様からの反応はいかがでしたか? 山本さん かなり面白いという評価が出ていました。味はもちろん、こだわった形状や名前も含めて総合的にお褒めいただき、苦労の甲斐があったな、と感じています。極みの大粒 肉餃子とセットで評価いただけているのも嬉しいですね。 ウキウキ気分で食べたい餃子になりました 編集オガワ 今回の2つの目玉となる新餃子、どんなシーンで食べていただきたいですか? 山本さん 今日はいつもの餃子と違う、というウキウキとした気分に、皆で食べていただきたいですね。自宅でのプチ贅沢をお楽しみいただきたいです。 編集オガワ ありがとうございました。今後山本さんが取り組んでみたい開発はありますか? 山本さん 今までの延長線上にある開発だけでは大阪王将の存在価値は発揮できないのではないか、と考えております。お客様の不満を取り除く、あるいはこれまでにないような満足感を得ていただけるようなチャレンジをしていきたいと思います。 今回、新しく開発を取り仕切るポジションにもなりましたので、そうしたチャレンジをチームでやっていきたいと考えています。 こだわり抜いた2つの餃子、召し上がれ 極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリーをお届けいたしました。店頭でお見かけの際にはぜひお試しください。冷凍餃子の新境地のようなご馳走感のある餃子になっています!  

  • 2022年12月22日

日本最大最速級の餃子製造工場、操業スタート!

イートアンドフーズには冷凍食品を製造している工場が複数あります。 関東にはなんとこの度、三つ目となる冷凍食品製造工場が完成!! 11月についに動き始めました。 ということで、いったいどんな工場なのか!?ちょこっとお見せしちゃいます♪   第三工場はどんな工場? 新工場ではありますが、実は関東第二工場に隣接するように建てており、 第二工場と行き来ができるようになっています。 第三工場の特徴は、「AI」や「IoT」を駆使した“日本最大最速級”の工場であること。 当社の主力商品である「大阪王将 羽根つき餃子」の製造ラインを増やし、 コロナ禍を経てよりいっそう需要拡大が見込まれる冷凍食品をたくさん作るために生まれました。 新技術を駆使して生産性の向上を図り、品質と安全性も高めています。   羽根つき餃子で考えると、第三工場で作れるのはなんと!月に約595トン!! あのアフリカによくいるゾウさん、約5トンです。 アフリカゾウ、約120頭分・・・むしろよく分からなくなりますね。すいません。   工場の中を少しだけお見せしちゃいます! たくさん作れる理由は、速いから。なにが速いって? 人間の代わりに機械が増え、何もかもが速いんです! スピードアップした工場の中を、少しお見せします♪ 例えばこちらはカットした野菜や、出来上がった具を全自動で運ぶAGVちゃん。 横文字だとかっこいいですが、トコトコ確実に運んでくれる真面目な子です。   そして安全性を保つにはチェックが大事。 今までは何人もの人の目で、商品を一つ一つ丁寧にチェックしてきました。 今回、もっとスピードを上げるために投入されたのが無数のカメラ! 何台も並んだ機械から、ものすごいスピードで出てくる餃子たちを1つ1つしっかりチェック。 個数不足などを検知し、異常があるものは取り除きます。   空港の保安検査場のように、包装後も中身に異常がないかチェックをするX線探知機など、 他にも様々な最新機器を導入し、安全・安心な美味しい商品づくりを加速させています!   安心・安全で美味しい羽根つき餃子をお楽しみください! また2022年6月には、関東工場・関西工場ともに、食品安全システム規格「FSSC22000」を取得。 厳しい管理を実施し、安全強化の取り組みも進化しています。   みなさんもぜひ、進化し続ける工場でおいしく作る「大阪王将 羽根つき餃子」を食べてみてください!

  • 2022年8月31日

大阪王将冷凍餃子のおいしさに迫る!美味しい餃子を支える人達のお話

老若男女誰もが愛してやまない餃子。中華食堂、スーパー、はたまたネット販売など、いつでもどこでも様々な場面で買って、おいしく食べることが出来ます。本日は、そんな中でも大阪王将 冷凍餃子の「おいしい」を支えていただいている契約農家さんを取材して来ました。工場で製造する餃子に最適な大きなキャベツ、白菜をこだわって育てている農家さんです。   365日いつでもおいしい餃子を作るために!農家さんのご紹介 餃子の中にはいろんな食材が使われています。たとえば、キャベツ、白菜、ニンニク、ショウガなどなど。そんな中でも、野菜のシャキシャキ感をだすキャベツと、ぷるもち水餃子に使われ、野菜の自然な甘味をだすために使われている白菜を生産いただく、茨城県の生産者様の諏訪ファーム様諏訪社長を訪問いたしました。   実際の収穫現場にて – 白菜編 キム 実際にこちらはどのくらい白菜を育てているのでしょうか。 諏訪社長 ここだけで20アール(テニスコート10面分)あって、おおよそ20tくらいの白菜がとれます。今収穫しているのは、明日、大阪王将さんの工場に納品する分になります。 キム こんなに立派な白菜を作っていただいて本当にありがとうございます。今、朝の8時ですが何時ごろから収穫されているんですか。 諏訪社長 朝4時頃から収穫しています。涼しい時間から収穫してすぐに倉庫保管することで、白菜自身の温度が上がらずに、より良い白菜を提供できると考えてます。 【白菜を収穫中の諏訪社長】 キム こんなにも品質にこだわっているんですね。これはおいしい餃子になるわけです。 諏訪社長 工場へは鉄コンテナ(通称鉄コン)で提供しています。この鉄コン1基で白菜が約550㎏入っています。明日の納品が8tなので、16基納品します。 次の収穫に向けて – キャベツ編 実際に7月に納品予定のキャベツを見せていただきました。 【5月時点のキャベツ畑の様子】 諏訪社長 ここは、7月に供給するためのキャベツを生産しているところです。まだ、キャベツも小さく、これからすくすくと大きくなっていきます。 キム どれくらいの数量を育てているのですか。 諏訪社長 ここからは約35tとれる見込みです。野菜作りは事前に契約を結び、いつ、どこから、いくらで、いくつ納品いただくのかが決まっております。キャベツは7月に20t納品いただく予定ですが、天災(雹が降ることも!!)、病気などで収穫量が減った時も安定供給できるようにしています。 キム 安定供給のために、数量まで調整して頂いているのですね。   キム 畑を見ると同じ畑でも成長具合が違いますが、これはどうしてなのでしょうか。 諏訪社長 これは、出荷時期に合わせてキャベツの品種を選択し、出荷日の予測をつけながら、数日間の間隔をあけて育てています。5月、6月、7月収穫するキャベツはすべて品種がちがっているのですよ。 キム 本当に、大阪王将 冷凍餃子に安心・安全でおいしいキャベツ、白菜を供給するためにつくっているのですね! 美味しい餃子にするための農家の努力、情熱はすごい! おいしい餃子を作るために、このような産地の皆様に支えられていることを、インタビューすることが出来ました。私も調達担当として、今後も産地の皆様と協力していき、美味しい餃子を作っていきたいと思います! ご協力いただきましてありがとうございました。  

  • 2022年8月29日

2022年 目玉新商品「大阪王将 謹製羽根つき なにわのお好み餃子」開発ストーリー

以前、こちらの記事でもご紹介させていただいた2022年 秋冬の新商品 「大阪王将 謹製羽根つき なにわのお好み餃子」。かなり変わった一品になっておりますが、今回はその開発者 三條さんにインタビューをしてみました。 2022年 目玉新商品「大阪王将 謹製羽根つき なにわのお好み餃子」開発ストーリー 開発の原点は社長の一声から 編集オガワ 今回、かなり変わった着想の餃子だと思うのですが、なぜ開発をはじめたのですか? 三條さん SNSでチーズ餃子にソースをかけている写真が投稿されていたのがきっかけです。それを見た仲田社長が「お好み焼きみたいやな」と話していて、作ってみようかー、と。 編集オガワ そんなきっかけなのですね!というか、社長もSNSを見ているんですね?笑 三條さん 勿論です!うちの食品がどうやって食べていただいてるか、関心は高いですよ。アイデア会議も盛り上がって、そこからの開発は早かったです。 編集オガワ この餃子はソースとあおさ、鰹節が付いていますが、餃子自体は他の羽根つき餃子とは違うんですか?たれがソース達に変わっただけだったり? 三條さん 全然違いますよ! お好み焼きへのリスペクトが餃子に詰めこんだ 三條さん 餃子自体もお好み焼きに寄せていて、キャベツをたくさん使い、更に具材にかつお粉末なども使っています。ソースを使わなくても香る餃子になっていて、生産現場では餡をつくっているだけでも香りがしてきていますよ。笑 編集オガワ お腹がすきそうな現場ですね。 他にも普通の餃子と違うところはありますか? 三條さん 皮だけでなく具材としても小麦粉を入れて、お好み焼きに寄せています。餃子のパンチが出過ぎてしまうので、にんにく、しょうがなどは敢えて外してあります。 編集オガワ それじゃあ本当にほぼお好み焼きでは…?! あくまで餃子であることのアイデンティティとは? 三條さん そこが特に工夫したところなんです! あくまでも餃子なので、完全なお好み焼きではなくて、餃子であることをしっかり出す必要があると考えました。 そこで羽根の素を工夫し、ソースがかかってもしんなりしないようにパリッとした食感になるように配合しているんです。 編集オガワ 羽根のパリパリ感で餃子らしさを表現することにしたんですね! ソースや、添付が盛り沢山でも、5フリーのお好み餃子 編集オガワ ここまで伺ってきて、餃子の具材だけでなくソースなども色々なものを使っていそうなのですが、こちらの餃子も5フリーなのでしょうか? 三條さん はい、「素材の力を味に活かす」という我々の方針に沿って開発をしているので、こちらの餃子もちゃんと5フリーですよ。 生産現場との連携でお好み餃子の完成形へ 編集オガワ 食品開発のお話を聞いていると味などを決めていく段階と、製造工程に落とし込んでいく次の段階の2段階のハードルがあると感じているのですが、こちらの製造工程への落とし込みはどうでしたか? 三條さん そうですね、これまでは「餃子のたれ 2つ」とか「岩塩」でしたが、今回は「ソース」「あおさ」「鰹節」という3つの添付を付ける、ということで製造工程をどう組むかは現場との連携で築いていきました。なかなか厄介なので生産からはやめてよー、とも言われました。笑 でも、お好み焼きこれがないと、と思って根気よくお願いしました。 編集オガワ 結構な苦労があったのですね、お好み焼きらしさと餃子らしさの両立、難しい課題を成立させたと思うのですが、実際に出来上がってみて、各所の反応はいかがでしたか? 三條さん 営業さんのプレゼンに同行してバイヤーさんの意見を聞く機会があったのですが、「おー!」という驚きの反応がもらえたと共に、「見た目が面白いね」と言っていただけました。 編集オガワ 狙い通り、ですね?笑 三條さん そうですね。3つの添付にこだわって良かったと思いました。 楽しんで食べてほしい、という思い 編集オガワ 今回のお好み餃子、どのようなシーンで召し上がっていただきたいですか? 三條さん やはり見た目が楽しい、驚きがある、という餃子ですので、おうちでパーティーなんかで家族や友達と楽しみながら食べていただきたいですね。 編集オガワ 三條さんは先日の「羽根つき タン塩餃子」の開発もあり、変わり種の餃子の開発をよくされているイメージなのですが、次に取り組みたい開発などはありますか? 三條さん 機能性食品とか健康系の食材が増えてきていているので、個人的にはちょっと健康系の餃子にもチャレンジしたいと思っていますね。 編集オガワ ありがとうございました。 大阪王将らしい遊び心ある餃子、召し上がれ いかがでしたか?今回は「大阪王将 謹製羽根つき なにわのお好み餃子」の開発者ストーリーを伺ってまいりました。見た目のインパクトだけでなく、お好み焼きへのこだわり、餃子へのこだわりが詰まったしっかりした食品になっています。満足度間違いなしですので、ぜひ一度お試しください!