- 2024年1月8日
大阪王将を運営するイートアンドの働き方改善に対する取組!女性活躍推進センターのメンバーにインタビュー
イートアンドグループでは、今期より「女性活躍推進センター」という女性の働き方に関する改善チームが組織され活躍しています。そこで今回はそのメンバーの活動に焦点を当て「女性活躍推進」の一環として行っている取り組みをご紹介させていただきます。 女性活躍推進センターの皆さん 文野さん イートアンドで産休、育休を経て、人事総務部へ異動。子育てをしながら、社員面談などグループ全体の社員をケアする業務を担う。 長谷川さん イートアンドHD人事総務部。子育てと仕事の両立、他社及びグループ会社での経験を活かし、人事総務部へ異動し研修業務を担う。 長島さん イートアンドHD人事総務部。新卒でイーアンド入社後、グループ会社で外食を経験後、人事部へ異動し採用業務を担う。 大阪王将等の外食や冷凍食品メーカーとしても「おなかいっぱいの幸せ」を提供し続けるイートアンドグループの働き方改善に対する取組!女性活躍推進センターのメンバーにインタビュー 社員提案からチームが誕生した ―まず、女性活躍推進センターはどのように誕生したのでしょうか? 長島さん: このチームは2022年の「トップガンプロジェクト」の一環で経営陣に提案したところから始まりました。当初から課題として感じていたことに対する提案ではありましたが、同2022年に社外取締役に就任された林恭子取締役がこの提案にご賛同くださった事でプロジェクトを加速することができました。 ※トップガンプロジェクト: 経営に関する知識を習得しつつ、経営陣に対して提案を行うイートアンドの社内プロジェクト チームの編成とファーストステップ ―チームのメンバーはどのように選ばれたのでしょうか? 長谷川さん: チームはグループ会社を横断して活動することを重要視し、複数の部署、会社からメンバーをスカウトしました。集まったメンバーで率直な想いや意見をブレスト、その後、私たちだけの意見よりは女性全体の意見を吸い上げたいと思い、女性全社員にアンケートを実施し生の声をヒアリングすることで現状を“自覚”するところから始めました。 ―ヒアリングをしたところから、分かったことはありますか? 文野さん: イートアンドは2020年に分社化をしたのですが、これは大きな変化だったのだと思います。組織は各事業部ごとに分社化されましたが、ヒアリング結果を通して各社・各部署の現在の人間関係などはだいたい良いという結果がでているものの「長く働きたい」ということに不安を抱える人が多いという傾向があることが分かりました。 長谷川さん: 女性は生活ステージの変化が多いこともあって、心配なところがあるかもしれないですよね。長く働けるイメージが持てるようにしたい、という思いがあり私達はそれを推進していきたい、と考えています。 活動をとおしてヘルス休暇が新たに導入 ―実際にそうした中でどのような取り組みが行われていますか? 文野さん: 働きやすさを追求し、社内でのコミュニケーションを促進するための各施策や、誕生日休暇やコミュニケーション費用の復活、社割などの制度導入を検討しています。また、ヘルス休暇という休暇制度はすでに導入され、実施が進んでいます。 ―すでに実施されている施策もあるのですね!ヘルス休暇、というのはどのような制度でしょうか? 長島さん: これは生理休暇制度を名称変更したものです。女性ならではの悩みを解消することを考えてのものでした。しかし実際の申請のしやすさを考えるとネーミングを変えたほうがハードルが下がる、という事と健康上に必要な休暇は女性に限られないのではないか?という思いからヘルス休暇として導入を実現させました。 ―なるほど。すでに実施されている、とのことですが実績はあるのでしょうか? 長島さん: 実際にヘルス休暇制度を始めてから休暇をとってくれた例が何件もあります。また男性でも、入社から日が経っておらず有給休暇がまだ無いけれども体調が悪い、といった方に取得頂いており効果を感じています。 働き方を変える提案に対する経営陣の反応は? ―すでに実施されている案に加え多くの提案をされているようですが、経営陣から反応はありましたか? 長島さん: 仲田社長(代表取締役社長COO)は「皆にもっと会社を好きになってもらいたい、個々の個性を尊重することが大切だ。」とコメントをいただきました。 また文野会長(代表取締役会長CEO)は「100人いれば100通りの働き方ができるようにして、多様性を尊重する環境を作りたい。そんな働き方の提案をして欲しい。また、女性が活躍したい!!と思える風土にしていくこと、またそのように考える女性たちを育んでいって欲しい、だからこそこの推進室のメンバーにどんどん進めて行って欲しい。」とコメントをいただきました。 当社の経営トップ2人も、社員が個性を活かして活躍するための風土が必要だ、ということを非常に重要だと感じているので、提案についても積極的に耳を傾けて下さいますし力を貸して下さいます。 今後の展望 ―今後、改善チームはどのような方向に向かって進化していく予定ですか? 文野さん: 私は夫が単身赴任で、ワンオペでほぼ子育てしながら働いています。時短勤務中に子どもが熱を出して退勤する時など負い目、引け目を感じることがありました。ただ私は職場から優しく対応いただけているおかげで、引け目はありますが退勤できなかったりその後に仕事に不都合が出たり、ということはありませんでした。そういった職場からの優しさをどの職場でも、皆ができるようにしてくのが使命だと思います。自分の経験でモデルケースを作っていくことで安心に働ける環境を作っていくことが目標です。会社全体の文化や風土を変えて、従業員一人ひとりの個性を尊重し、よりイキイキと自信をもって働ける会社を目指したいですね。 長谷川さん: 女性が経験を積み、管理職になりたいと思えたとき、無理をしないで働ける環境を整えたいです。結婚や出産があっても、安心して働ける環境を提供し、個々の希望を実現できるよう努力していきたいと思います。 今後の活躍にも期待! いかがでしたか?今回はイートアンドの「女性活躍推進センター」メンバーの取り組みをご紹介してまいりました。「女性の活躍を推進する」組織の提案ですが、実は会社全体の施策も提案しているこの組織。今後もますます多くの社員が活躍できる環境がこの組織の提案で実現していくことが期待されますね!