羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け
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  • 2024年6月20日

「節約」志向のいまこそ、冷凍パワーを使いこなそう!

6月に入って30℃以上の夏日も幾日か、「あぁ、また、あの猛暑の夏が迫っている、、、」と、ちょっと憂鬱ですねぇ。電気・ガスの補助金がなくなる6月。定額減税というありがたいお金をもらえるけれど、食品をはじめあらゆるものの価格はまだまだ上がりそう。財布のひもは締めざるをえず、「節約」の話題が盛り上がります。 今回は、冷凍食品とホームフリージングは、家計に優しい! がテーマです。   ■外食より「お弁当」「家飲み」で節約 コロナ禍中スーパーに誕生した「おつまみ」コーナー   食料自給率40%以下(カロリーベース)。つまり生活する上で必要な食料の60%以上を海外から買っているわが国ですので、昨今続く円安基調は大打撃。さらに、エネルギーコストも物流コストも人件費も上昇して、食品メーカーは自助努力だけではコストアップ分を吸収できません。 食品全般の例にもれず、冷凍食品も価格改定が数度にわたって行われています。価格が上げれば消費者は敏感で、少し買い物点数を減らしたりします。つまり、節約。 前年度の各社業績発表を聞くと、価格改定をしたことで冷凍食品売上は前年を上回っていますが、販売数量では減少している企業が多くあり、消費行動がすぐ生産者の業績に反映されています。ただ、冷凍食品のジャンルは非常に多岐にわたるので、「これは必需」「ぜったいコスパ良し」と受け止められているものは、価格改定後も販売数量の落ち込みが少なかったようです。 たとえば、メーカーによっては売上大幅アップという「お弁当」ジャンル。某メーカーによると、一昨年後半あたりからずっと需要が伸びているとのこと。お昼ご飯を食べる外食店も価格改定をしていますので、リモートワークが明けて通勤するようになったら、お弁当持参で節約する方々急増、ということですね。 外食チェーンの味も家庭で楽しめる(イオンリテール「@FROZEN」の専門店の味コーナー)   関連して外食行動にも変化が起きています。コロナ禍が明けて会食の習慣は戻ってきても、居酒屋業態の復調は遅れているとか。お酒の好きな方々は、コロナ禍中に気楽な「家飲み」を体験していて、そこに外食メニューの価格改定が重なって「外」志向が薄れているように感じます。 家飲み=乾き物のつまみ、というイメージは、冷凍食品の「おつまみ」ジャンルの商品開発が進んだことで覆りました。コスパ良く、簡単な調理で、家飲みを豊かにする役割を冷凍食品が担うようになってきました。 家族の外食も、コロナ禍中に経験したお取り寄せが定着して、“外食レベル”の冷凍食品に対する認知度が高まりました。フレンチコースも自宅で簡単にできるとなると、家族のお祝いごとにあたって、外食にしようか、それともお取り寄せ冷凍食品で外食以上にゴージャスにするか、と悩むシーンも出てきそうです。   ■冷凍食品こそ、コスパよし、さらにタイパよし さて、節約志向の昨今でも、冷凍食品の需要はさほど落ちていない、と言われています。「コスパ(費用対効果)」良し、「タイパ(時間対効果)」良しとのメリットを感じさせて、冷凍食品の人気は衰えないのです。 今春、日本冷凍食品協会がとりまとめて発表した「“冷凍食品の利用状況”実態調査」(2024年2月実施)によると、冷凍食品は他の加工食品と比較して「コスパ」良し、「タイパ」良し、と認識されています。 タイパ1位を冷凍食品とする人の方が多い、という結果に驚きました。 〔資料:日本冷凍食品協会 令和6年“冷凍食品の利用状況”実態調査より〕   さて、素材から調理するより冷凍食品の方がコスパ良し、という話は、かねてより業界内ではいわれていて、それをどう伝えていくかという悩みがありました。例えば『炒飯調理 手作りvs冷凍食品』という企画が記憶にあります。今から20年近く前、福島県で冷凍食品のPR活動をしていた団体が行ったものですが、コスパの判定の中で、調理にかける時間についても言及していました。 その頃は、家庭での調理において、手間暇(調理時間)をコスト化するという発想は乏しかったと思います。ところが、今や「タイパ」という言葉で表現され、そのタイパに優れた食品として冷凍食品が評価されていることに感慨を覚えます。   ■ごみの少なさというメリットも評価 上記の調査では、「出るごみの少なさ」についても聞いていますが、さまざまな「中食」の中で、冷凍食品がダントツ1位でした。 〔資料:日本冷凍食品協会 令和6年“冷凍食品の利用状況”実態調査より〕   主に容器・包装に関しての評価だとは思いますが、実際、冷凍食品の包装は環境問題への貢献を考えて、メーカー各社がプラスチック使用量を削減する傾向にあります。 容器・包装以外にも、冷凍食品は賞味期限が長く、食品ロス(ごみ)を出さないという点でのメリットがあります。ロスが出ないとうことは、使ったお金がむだにならない、という「節約」につながります。   ■ホームフリージングの「冷凍」も節約に貢献 賞味期限が長く、食品ロスを出さないというメリットは、ホームフリージングでも発揮されます。ぜひ、ホームフリージングの基本を知って、冷凍食品と共にうまく食生活に取り入れてほしいと思います。 ウェブサイト「エフエフプレス(https://frozenfoodpress.com)」に、冷凍王子こと、冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんが、「冷凍の基本」を解説してくれていますので、引用しながらご紹介します。 ★冷凍の基本① 鮮度の良い状態で冷凍する! 良い状態のものを冷凍したら、良い状態で保存、悪いものを冷凍したら悪い状態のまま保存されます。当たり前のことが出来ていない人が多いと西川さんは指摘しています。 食材を買って、1~2日で使い切れないものは早めに冷凍しましょう。 ごはんやパンを冷凍する方も多いと思いますが、ごはんは炊いたその日に、パンも買ってきて翌朝に食べるものを除いて、残りは冷凍した方がしっとりしたおいしさをキープできます。 私のおすすめは、にんにく、しょうが。両者とも、うっかりするとカサカサにしてしまい、捨ててしまいがちなものですが、調理しやすいようにカットして、1回分ずつラップで包み、さらにジップ付袋に入れて冷凍するとパーフェクトです。生姜の場合、強力なおろし金をお持ちの方は、まるごと冷凍しておいて、凍っている状態ですりおろしても良いですよ。 ↑写真は、つい先日も使おうと思いながらカサカサにしてしまったにんにく。もったいないので使おうと思いますが、やっぱり買ったその日に残りを全部冷凍しておけばよかったと反省。   ★冷凍の基本② できるだけ空気と遮断する 冷凍したいものを、「できるだけ空気と遮断する」ことも重要なポイント。 冷凍庫の中は空気中の水分も凍るため、湿度が低い状態です。つまり、乾燥しやすい状態。そこに裸の食材を入れると食材から水分がどんどんと奪われてしまいます。 食材をラップで丁寧に包み込んだり、フリーザー用のジップ付保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてパックします。   ★冷凍の基本③ 薄く平らに冷凍する 「薄く平らに冷凍する」ことが最後の基本ポイントです。 写真はスライスしたキュウリを塩もみして、酢漬けにしたものです。できるだけ薄く平らにすると、表面積が増えて冷気が効率よく食材を冷やしてくれます。 私の場合は、さらに、庫内の一番下(ステンレスのついた場所がベスト)に入れて、カチカチに凍った保冷剤を上に載せます。はさんで冷凍、という感じですね。他の食品に温度変化の悪影響を与えにくい、というメリットもあります。 薄く冷凍しておくと、手で折ることができて、使いたい分だけ使えます。解凍も早くて便利です。また、平らだと収納しやすいですね。 そしてホームフリージングした食品は、日持ち数週間と心得て、おいしいうちに、早めに使い切ってください。   野菜のシナシナ、カサカサは悲しく、捨てる時は残念で、貴重な食料資源をむだにしたという罪悪感を覚えます。そしてお金がもったいない。 ぜひ、時間を止めてくれる「冷凍」の活用を心がけていきましょう。

  • 2024年1月8日

大阪王将を運営するイートアンドの働き方改善に対する取組!女性活躍推進センターのメンバーにインタビュー

イートアンドグループでは、今期より「女性活躍推進センター」という女性の働き方に関する改善チームが組織され活躍しています。そこで今回はそのメンバーの活動に焦点を当て「女性活躍推進」の一環として行っている取り組みをご紹介させていただきます。 女性活躍推進センターの皆さん 文野さん イートアンドで産休、育休を経て、人事総務部へ異動。子育てをしながら、社員面談などグループ全体の社員をケアする業務を担う。 長谷川さん イートアンドHD人事総務部。子育てと仕事の両立、他社及びグループ会社での経験を活かし、人事総務部へ異動し研修業務を担う。 長島さん イートアンドHD人事総務部。新卒でイーアンド入社後、グループ会社で外食を経験後、人事部へ異動し採用業務を担う。 大阪王将等の外食や冷凍食品メーカーとしても「おなかいっぱいの幸せ」を提供し続けるイートアンドグループの働き方改善に対する取組!女性活躍推進センターのメンバーにインタビュー 社員提案からチームが誕生した ―まず、女性活躍推進センターはどのように誕生したのでしょうか? 長島さん: このチームは2022年の「トップガンプロジェクト」の一環で経営陣に提案したところから始まりました。当初から課題として感じていたことに対する提案ではありましたが、同2022年に社外取締役に就任された林恭子取締役がこの提案にご賛同くださった事でプロジェクトを加速することができました。 ※トップガンプロジェクト: 経営に関する知識を習得しつつ、経営陣に対して提案を行うイートアンドの社内プロジェクト チームの編成とファーストステップ ―チームのメンバーはどのように選ばれたのでしょうか? 長谷川さん: チームはグループ会社を横断して活動することを重要視し、複数の部署、会社からメンバーをスカウトしました。集まったメンバーで率直な想いや意見をブレスト、その後、私たちだけの意見よりは女性全体の意見を吸い上げたいと思い、女性全社員にアンケートを実施し生の声をヒアリングすることで現状を“自覚”するところから始めました。 ―ヒアリングをしたところから、分かったことはありますか? 文野さん: イートアンドは2020年に分社化をしたのですが、これは大きな変化だったのだと思います。組織は各事業部ごとに分社化されましたが、ヒアリング結果を通して各社・各部署の現在の人間関係などはだいたい良いという結果がでているものの「長く働きたい」ということに不安を抱える人が多いという傾向があることが分かりました。 長谷川さん: 女性は生活ステージの変化が多いこともあって、心配なところがあるかもしれないですよね。長く働けるイメージが持てるようにしたい、という思いがあり私達はそれを推進していきたい、と考えています。 活動をとおしてヘルス休暇が新たに導入 ―実際にそうした中でどのような取り組みが行われていますか? 文野さん: 働きやすさを追求し、社内でのコミュニケーションを促進するための各施策や、誕生日休暇やコミュニケーション費用の復活、社割などの制度導入を検討しています。また、ヘルス休暇という休暇制度はすでに導入され、実施が進んでいます。 ―すでに実施されている施策もあるのですね!ヘルス休暇、というのはどのような制度でしょうか? 長島さん: これは生理休暇制度を名称変更したものです。女性ならではの悩みを解消することを考えてのものでした。しかし実際の申請のしやすさを考えるとネーミングを変えたほうがハードルが下がる、という事と健康上に必要な休暇は女性に限られないのではないか?という思いからヘルス休暇として導入を実現させました。 ―なるほど。すでに実施されている、とのことですが実績はあるのでしょうか? 長島さん: 実際にヘルス休暇制度を始めてから休暇をとってくれた例が何件もあります。また男性でも、入社から日が経っておらず有給休暇がまだ無いけれども体調が悪い、といった方に取得頂いており効果を感じています。 働き方を変える提案に対する経営陣の反応は? ―すでに実施されている案に加え多くの提案をされているようですが、経営陣から反応はありましたか? 長島さん: 仲田社長(代表取締役社長COO)は「皆にもっと会社を好きになってもらいたい、個々の個性を尊重することが大切だ。」とコメントをいただきました。 また文野会長(代表取締役会長CEO)は「100人いれば100通りの働き方ができるようにして、多様性を尊重する環境を作りたい。そんな働き方の提案をして欲しい。また、女性が活躍したい!!と思える風土にしていくこと、またそのように考える女性たちを育んでいって欲しい、だからこそこの推進室のメンバーにどんどん進めて行って欲しい。」とコメントをいただきました。 当社の経営トップ2人も、社員が個性を活かして活躍するための風土が必要だ、ということを非常に重要だと感じているので、提案についても積極的に耳を傾けて下さいますし力を貸して下さいます。 今後の展望 ―今後、改善チームはどのような方向に向かって進化していく予定ですか? 文野さん: 私は夫が単身赴任で、ワンオペでほぼ子育てしながら働いています。時短勤務中に子どもが熱を出して退勤する時など負い目、引け目を感じることがありました。ただ私は職場から優しく対応いただけているおかげで、引け目はありますが退勤できなかったりその後に仕事に不都合が出たり、ということはありませんでした。そういった職場からの優しさをどの職場でも、皆ができるようにしてくのが使命だと思います。自分の経験でモデルケースを作っていくことで安心に働ける環境を作っていくことが目標です。会社全体の文化や風土を変えて、従業員一人ひとりの個性を尊重し、よりイキイキと自信をもって働ける会社を目指したいですね。 長谷川さん: 女性が経験を積み、管理職になりたいと思えたとき、無理をしないで働ける環境を整えたいです。結婚や出産があっても、安心して働ける環境を提供し、個々の希望を実現できるよう努力していきたいと思います。 今後の活躍にも期待! いかがでしたか?今回はイートアンドの「女性活躍推進センター」メンバーの取り組みをご紹介してまいりました。「女性の活躍を推進する」組織の提案ですが、実は会社全体の施策も提案しているこの組織。今後もますます多くの社員が活躍できる環境がこの組織の提案で実現していくことが期待されますね!

  • 2023年8月7日

自然冷媒って何?大阪王将の冷凍食品作りにおけるサスティナブルな取組「主要冷凍冷蔵設備を自然冷媒へ切替」をインタビュー

7月11日、当社のプレスリリースでこのような発信をしております。 その内容は羽根つき餃子のような、大阪王将の冷凍食品を冷凍する「主要冷凍冷蔵設備を自然冷媒へ切替」というもの。なんでそのようなことを?自然冷媒って何?ということで、こちらの話について、イートアンドフーズ株式会社でエンジニアリングを担当している藤井さんにお話を聞いてみました! そもそも自然冷媒とは?冷媒切替で何が変わるのか聞いてみた 編集オガワ まず、7月に主要冷凍冷蔵設備を自然冷媒へ切替えたことについてお話いただけますか? 藤井さん これまで、エンジニアリング部署では工務や保全の業務として設備導入や改善を行っていましたが、今回はフロン系冷媒から地球温暖化係数の低い二酸化炭素を使った自然冷媒への切り替えを行いました。 編集オガワ 自然冷媒への切替えの背景や理由について教えていただけますか? 藤井さん 冷媒の歴史としてオゾン層の破壊してしまう冷媒のフロンを減らしオゾン層を保護しましょう(モントリオール議定書)という国際的な削減活動の中で、オゾン層を破壊しない冷媒(代替フロン)が登場し現在に至ります。 ただこの代替フロンはオゾン層を破壊しなくても地球温暖化の原因となる物質の1つでその後の地球温暖化を防止しましょう(京都議定書・パリ議定書)という活動の中で代替フロンも削減していく事が国や企業に求められていくなかで自然冷媒は冷媒自体の環境負荷がとても小さくかつ省エネにもつながる設備なので自然冷媒を弊社の環境取組みの一環として主要生産設備の凍結させる設備として導入する事になりました。 *参考: 独立行政法人環境再生保全機構 CFC(クロロフルオロカーボン)https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/yougo/kw25.html 編集オガワ 自然冷媒への切り替えにはどのような工事が必要でしたか? 藤井さん 冷却設備をまるごと取り替える大規模な工事が必要でした。たとえば、焼売のラインだけでも工事期間は約3ヶ月でしたが、試運転や周辺の調整を含めると半年近くかかりました。 編集オガワ 長くラインを止める、となると失敗するわけにはいきませんね。どんなところが大変でしたか? 藤井さん コストや技術面での課題はありましたね。自社だけでは対応が難しい部分もあり、他の企業や工場とも連携しながら進めました。また、機械の切り替えだけでなく、実際の現場ラインの調整や試運転なども多くの努力が必要でした。この切替は環境省「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」補助金の採択対象にもなっているので、その要件に合うようにプロジェクトを進めるのも難易度がありましたね。 編集オガワ 自社だけではできない、ということで取引先様などの協力あってこその成功だった訳ですね。 サスティナブルな餃子作りに向けて 編集オガワ 今回は増産やコストダウンのためではなく、環境負荷を考えての改修だったわけですが、何かプロジェクトとしての違いはありましたか? 藤井さん 自然冷媒を導入することで、環境負荷の削減度合いを考えることができた点が非常に良い経験でした。また、地球環境に負荷をかけずに製品を作ることがサステナビリティに繋がるという意識も高まりました。 編集オガワ 社内で環境負荷を大事に考える流れがあるのですね? 藤井さん そうですね。地球環境に負荷をかけずに餃子を作り続けることが大事だと考えていて、例えば生産にかかる二酸化炭素排出量を元に、同じ二酸化炭素排出量でどれだけの個数我々の主力商品である餃子をつくることができるか、という指標を入れています。2015年頃と比べると、約2倍の個数を作ることができる計算です。 編集オガワ 餃子換算は社内として分かりやすい指標ですね!こうしたサステナビリティへの取組は今後どうなっていく予定でしょうか? 藤井さん 当社ではサステナビリティ基本方針で「地球環境」「地域社会」「人とのつながり」を大切にすること、と定めていますし、今後は地域と連携するなどの活動にも興味があります。様々な企業活動でサステナビリティへの取り組みを進めていきたいと考えています。 編集オガワ 藤井さん、貴重なお話をありがとうございました! サスティナブルを考えた餃子、召し上がれ 今回は大阪王将の冷凍食品工場における冷媒について、エンジニアインタビューを行ってまいりました。美味しい餃子、冷凍食品を作り届けたいと思っている大阪王将ですが、作り続け、届け続けるためには環境のことを考えることも必要なのですね。そのためには今回のようにエンジニアの皆さんも力を発揮していることを、こうした記事でご紹介できれば幸いです。そんな思いのつまった大阪王将の冷凍餃子、ぜひ召し上がってください。

  • 2022年3月29日

注目はごはんのおかず!?大阪王将 たれつき肉焼売 開発秘話

2022年春夏新商品のリリースを受けて焼売の開発ストーリーを語っていただいた前回の記事。 今回はその続編として、2022年春夏のリニューアルや5フリーについてお話を伺いたいと思います。 大幅改善!?大阪王将 たれつき肉焼売のリニューアルポイントとは 編集オガワ 早速ですが、今回のリニューアルポイントを教えて下さい。 田島さん ひとつは焼売そのもののリニューアルです。具材のたまねぎ、たけのこ、しいたけのサイズを大きくして、食感を楽しめるようにしました。食べたときの満足感が更に増えていますよ。 編集オガワ 元々一粒あたりのサイズが大きめで満足感あると思ってたのですが、更に食感が良くなったということですね! 田島さん そうです。二つ目のポイントはたれです。こちらは前面改良して、以前より甘さを感じるバランスにしています。 編集オガワ ほう。なぜそのようなバランスになったのでしょう? 田島さん 焼売をご家庭のさまざまな場面でご利用いただきたいという思いから、たれをつけてごはんによく合う味わいとなるようにしました。 編集オガワ おつまみやお弁当だけでなく、この焼売を主役に一食が成り立つようなシーンを狙っているわけですね!他にもリニューアルが入っているポイントはありますか? 田島さん 甘めのたれにつけてもしっかりと焼売自体の存在感が出せるように、焼売の肉のジューシー感がアップしていて、たれを付けたときにベストマッチするようになっています。 焼売も香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料不使用!5フリーについて 編集オガワ こちらの焼売はリニューアル以前から5フリーだったと思うのですが、5フリー対応にするというのは難易度高いのでしょうか? *5フリーについてはこちら 田島さん そうですね、単純に5フリーにするだけなら添加物を除くだけなので難易度は高くないのですが、お客様に美味しく召し上がっていただけるような味、あと社内で職人クオリティと認められる味になっていないといけないので、この点が難しいところですね。 編集オガワ なるほど、職人クオリティの味は保たなければいけないのですね!その場合は、どのようなことを工夫しましたか? 田島さん 具材の配合をとにかく工夫しましたね。肉の味が強すぎると、油が出すぎてしまうし、しょうがを入れすぎても辛くなる。素材のうまみを存分に出したいけど、出しすぎるとくどくなるという悩みもあります。「家庭で食べるからこそ、素材の本来の美味しさを楽しんでいただきたい」という5フリーに込められた思いを実現するために、ちょうど良いバランスとなるよう配合・加工をひたすらトライ&エラーで進めました。 編集オガワ 試作の繰り返しで磨き上げていったのですねー。この焼売ですが、どうやって食べるのがおすすめですか? 田島さん 勿論、色々なシーンで使用いただけるように丹精こめて作っていますよ。ただ今回のリニューアルで、以前よりもさらにごはんと合う味になったと思っています。今回焼売そのものだけでなく、たれにも大きな改善が入っていまして、醤油単体と食べるのとは違う味わいに作っています。このたれとの相乗効果でおかずのメインを貼れるイメージですね。 新商品開発経験とサステナビリティ?開発者としての目標を聞いてみる 編集オガワ 田島さんは焼売の前にはどのような食品を開発していたのですか? 田島さん 羽根つき餃子の別のフレーバー、ということで「大阪王将 羽根つきチーズぎょうざ」や「大阪王将 羽根つきカレーぎょうざ」の開発を行ってきました。 編集オガワ 結構攻めている食品の開発をしてきたんですね! 田島さん そうですね。焼売も当社としては初めての挑戦でしたし、なぜか攻めたような企画は私が担当することがあります。笑 編集オガワ 色々と開発を続けてきて、これからどんな開発をしていきたい、というものはありますか? 田島さん 外食のお店もやっている大阪王将ですが、こちらのメニュー開発メンバーもすごくて、お店のクオリティも進化しているんですね。ですので、私達冷凍食品などの開発としても、それに負けないような美味しさをと、家庭用ならではの便利さを追求していきたいですね。 編集オガワ なるほどー確かに外食も面白いメニューが沢山でてきてますもんね。ワクワクするというか。家庭用では便利さの追求、というのも大事なわけですね。 田島さん 私は最近立ち上がったサステナビリティ分科会にも入っていて、会社で掲げている環境(Environment)のフードロス削減、CО2削減といった分野に開発の力で貢献できれば良いなと考えています。 編集オガワ そういえば、その件については社内研修で会長・社長にしていたプレゼンでも触れていましたね。 田島さん はい。会社としてサステナビリティに取組んでいく、という中で開発としての提案や「会社としてこれが必要では?」といった内容を提案させていただきました。この提案の影響もあってか、委員会メンバーに入れてもらえたのかな、と思っています。 編集オガワ 開発で貢献、というのは大事ですね。ありがとうございました! 進化する冷凍食品で、楽しい肉焼売ライフを! いかがでしたか?今回は焼売のリニューアルポイントから、開発者が考えている将来についても伺いました。 職人クオリティで美味しいのに添加物が5フリーで便利、しかもサステナビリティに貢献している、なんて欲張りな冷凍食品な気がしますが、そんな食品が次々と世に出ていくのは楽しみですね。 この度リニューアルの大阪王将 たれつき肉焼売、ご飯にもビールにも合う使いやすい食品ですのでぜひ一度お求めください。

  • 2022年2月28日

食品流通業界の進化にも注目!スーパーマーケットトレードショー2022

2022年2月16日(水)17日(木)18日(金)幕張メッセで開催の第56回スーパーマーケット・トレードショー2022(通称SMTS2022)に参加してまいりました。 スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会 参考:  http://www.smts.jp/jp/summary/about.html と公式からの発表もあるように、食品流通業界においては注目の展示会です! 準備への入念さと苦労に感嘆の展示会 試食もあって楽しみ!な展示会ではあるのですが、しっかりと入念な感染対策がなされていました。入場時の検温はもちろん、エリアごとの入場人数も管理されていて、これは展示をする側も、展示を見る側にも安心の取組です。 注目の主催者企画ではテーマに分かれた展示がなされていました。その一つとして興味深いのが「食のトレンドゾーン」。多様化する食への価値観を捉え「美と健康×食」「サステナビリティ×食」のエリアが設けられていました。   新しさ感じる、食のトレンドゾーンの展示 昆虫食としてコオロギの可能性を追求。コンフェクショナリー・コオロギ コンフェクショナリー・コオロギは、昆虫食としてコオロギ食品を展示。コオロギの環境負荷の展示もあり、コオロギがなぜ優秀なのか、ということが説明されていました。抵抗感ある人向けのおせんべいなど粉末状にした工夫もあって、よくできているなあと感心です。 参考: https://www.concricket.com/why 注目の代替肉。大豆ミートZEROMEAT 大塚食品株式会社は肉不使用の大豆ミートZEROMEATブランドで出展。ハムとハンバーグの試食があったのですが、どちらも非常に美味!新しい食のテクノロジーを感じますね。 参考: https://zeromeat.jp/ 美味しく健康に。マツキヨココカラ&カンパニーのロカボへの取組 健康を焦点にしたマツキヨココカラ&カンパニーでは、ロカボをテーマに低糖質スイーツをご紹介。血糖値を図るサービスで、食後の血糖値を測っていただきました。数値とセットで考えると、ロカボ食品のありがたさが伝わりますね! 参考: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000089283.html ビジネス展示会としての醍醐味感じる! 設備・資材 の展示 食品そのものはスーパーマーケットでも見ることはできますが、さすが食品流通業界のビジネス展示会だなと感じるのがスーパーマーケットの店舗設備や、食品メーカー向けの機械などの展示。 最近急増している冷凍食品自販機の紹介では、サンデン・リテールシステム株式会社のマルチストック式冷凍自動販売機「ど冷えもん」が注目を集めていました。名前がキャッチーで素敵ですね。 参考: https://www.sanden-rs.com/product/detail.php?pid=221 設置されている「ど冷えもん」を検索できる「ど冷えもんGO」というアプリもリリース予定だそうで、楽しみです。 大阪王将は餃子と中華で売り場のご提案! 大阪王将は用途が多様な「ぷるもち水餃子」をスープ/味噌汁と共にご試食いただきました。餃子は勿論、「とりから」のようなおかずや「たれつき肉焼売」、「小籠包」といった点心、食材に調味料を使うだけで「青椒肉絲」や「かに玉」といった料理ができる常温商品、そして今期新発売のラーメンなど、餃子を中心とした中華カテゴリの売り場を展示しました。 2022年の食品流通業界の進化にも注目! 普段は一同に集まることはないであろう、様々な食品メーカーや、流通、機材メーカーが集まるこの展示会。業界の発展には期待するとともに、我々も貢献していきたいと改めて思った次第です! (各社の美味しい食品・飲料をたくさん試食でき、大変満足でした。)

  • 2021年12月28日

餃子でサンゴ礁保全に貢献!もずく餃子への取り組みをご紹介

現在、スーパーマーケットだけでなく、生協でも購入いただくことができる大阪王将の餃子。今回は中国地区の5生協で買うことの出来る一風変わった餃子、「大阪王将 沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ」と、その取組のご紹介です。 取り組み自体はこちらをご覧いただくのが早いかもしれませんが、こちらの恩納村産もずく入り餃子を購入いただくと、購入パック数に応じて恩納村のサンゴ礁保全活動を行うための「もずく基金」に寄付がされる、というものです。 もずく基金については、こちらから。 今回はこの活動に取り組んでいる広域営業部の佐藤さんにお話を伺いました。 いったいなぜ?もずく餃子が産まれるまでの歴史 編集オガワ そもそも、何をきっかけにこのような活動が始まったのですか? 佐藤さん きっかけは恩納村のうんなまつりです。このお祭りにもずく基金に関わる生協の方々と、弊社の社長も参加されていて、その中でサンゴ礁の保全に関わる活動に何か貢献できないか、というお話が出たことを契機にスタートしています。 開発のきっかけとなった2019年うんなまつりの様子。大阪王将も参加しました。 編集オガワ いつ頃から始めているのですか? 佐藤さん 2019年7月のお祭りがきっかけで、その後餃子ができたのが2020年4月で、その際にプレスリリースをしています。 編集オガワ もずくが入った餃子、というのは変わっていますね、どうやって作ったのでしょうか。(まずくないのかしら…) 佐藤さん まず、恩納村のもずくを使うというところから始めたのですが、この餃子はそのもずくから餃子に合うものを選別、異物をしっかり除去して、最適な形に下準備をして餃子に入れています。 編集オガワ なんだか大変そうですね、なぜそのような工程が必要だったのでしょうか? 佐藤さん ベースの餃子はにんにくが効いているのですが、このパンチが強すぎてもずくの良さが活かせない、ということがあったんです。 佐藤さん せっかくもずくを使う、しかも恩納村という特定の地域のもずくを使った餃子を作るという機会でしたので、しっかりともずくと調和した、もずくを活かした餃子を作りたいと思ったんです。最終的には具材の15%という、結構な割合のもずくが入っていて、一口食べるとあっさりした海の風味を感じた味がする餃子になりました。何粒も食べられる意外性のある仕上りになっていますよ。 編集オガワ あっさり仕上げて、もずくを増やして活かすというのは面白い開発ですね!(思ったよりも美味しそう!) 編集オガワ もずく餃子が実現するまでの苦労もありましたか? 佐藤さん 餃子や取組を最終的に決めるまでには、弊社だけでなくこの取組を共同して行う生協さんたちとも足並みを揃える必要がります。2019年7月以降各地を回って、皆さんと納得いく形まで議論をして決めました。 編集オガワ 発売が2020年4月、ということですが、その後はどのような動きだったのでしょうか? 苦労の末うまれた、沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ 佐藤さん 実は感染拡大の影響で、2020年の恩納村うんなまつりは開催ができず、この取組で連携している生協さんたちと行っていた総会も行うことができませんでした。このため、我々が発売から行ってきた取組について、お伝えをすることができなかったのです。ですが2020年11月に、ようやく訪問の目処がたち、調印を行い、今年も12月に実績に応じた基金への拠出を行わせていただきました。 編集オガワ なるほど!佐藤さんはこの活動についてどのように考えていますか? 佐藤さん 美味しい食品を産み出すことが得意な弊社が、環境保全に貢献するような活動に食品開発を通して貢献できることは嬉しいことですし、やり甲斐のひとつですね。それだけでなく、生協の組合さんがもずくに関する商品を購入することがサンゴ礁の保全に貢献している、ということも素敵なことだと考えています。 編集オガワ 素晴らしいですね、ありがとうございました! 餃子で持続可能な社会に貢献できるって、良いかも 今回は沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざを通した活動を紹介させていただきました。大阪王将は美味しい食品をお届けしたいことは勿論、他にも食を通じて活動をしていたりします。そんな活動も、また機会があればご紹介していきたいですね。 沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ、現在は下記エリアの生協さんで購入可能です。国産鶏肉を使用した、もずくに合うしょうがとお酢の入ったあっさりした餃子になっています。 西日本:生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合 生活協同組合コープしが、京都生活協同組合 沖 縄: 生活協同組合コープおきなわ