この2023年春夏、リニューアルされた冷凍小籠包。
もちっと薄皮から自慢のスープがじゅわ~っと溢れだす!
出典: https://www.eat-and.jp/foods/products/detail.php?id=27MMA6V
とPRの中にもあるように、スープに注目というのを感じます。今回は開発者の久保田さんに、その開発の背景やこだわりについて伺いました。
中華街で食べるような本格的な小籠包の味わい狙った
まずはじめに、今回のリニューアルの目的は何だったのでしょうか?
小籠包は餃子のような食品と比較すると日常的ではない食べ物であり、おかずでもなくお菓子でもありません。そこで、中華街で食べるような本格的な小籠包の味を追求しました。具体的には、従来の商品よりもしょうがとねぎの量を増やし、野菜の風味を感じられるようにしました。また、お肉に加えて豚の旨味も感じられるように改良しました。さらに、とろっとしたスープになるような改良も加えています。
全体的な改良が入っているようですね!どのような所に注力したのでしょうか?
具材の配合には苦労しました。豚の部位によって食感が異なるため、豚の旨味を引き出すために適切な調味料の使用だけでなく、配合割合に注力したんです。また、スープの改良も重要でした。豚の脂を具材に練り込み、とろっとしたスープに仕上げました。
トレーを変えると小籠包が美味しくなる?!
他にもこだわったリニューアルポイントはありますか?
地味ですが、大きく変わっているのがトレーでです。もともとは広めのポケット型のトレーでしたが、レンジで加熱すると平べったくなってしまうという課題がありました。お店のような見た目にするため、底が丸くなるトレーを開発する必要がありました。メーカーさんと協力して、ミリ単位での調整を行いました。ただし、小籠包の形状が小さすぎると加熱工程で革が破れる可能性があったため、加熱しても形の崩れないちょうど良い形状にしています。結果として、新しいトレーのおかげで皮の食感が大きく変わり、加熱もより均等になりました。
トレーでそんな変化が起きるんですね!
小籠包といえば、他の食品メーカーさんも色々と美味しそうな小籠包を出しているのですが、大阪王将の小籠包はどんなところが違うのでしょうか?
私自身開発に携わったのは一昨年からで、 それまでは生産部で製品の製造に携わっておりました。 他の冷凍食品もそうですが、 これまで蓄積された外食のノウハウと冷凍食品のノウハウを商品作 りに生かしています。
大阪王将の他の食品もそうですが、外食の職人も一緒に独自の開発プロセスを経ています。このあたりが大阪王将の小籠包の違いですね。
大阪王将の他の食品もそうですが、外食の職人も一緒に独自の開発プロセスを経ています。このあたりが大阪王将の小籠包の違いですね。
今後の展望や目標はありますか?
まずはこのリニューアルされた小籠包を多くの方に召し上がっていただけたら嬉しいですね。お客様が求めている本格的な中華街の味わいを提供し、立役者となりたいと思っています。
ありがとうございました!
味付け以外の要素でも美味しくなっています!
いかがでしたか?今回は2023年リニューアルの大阪王将 小籠包の開発者ストーリーをご紹介しました。金華ハムを使ったスープを最大限味わえるように施された味付け、配合、そしてトレー。そういった総合的な要素で以前より更に美味しくなった小籠包、ぜひお試しください!