羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け

お好み焼きの次は餃子をピザに?! 大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざ開発ストーリー

前回2023年春夏新商品から紹介した極みの大粒 肉餃子と極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の開発ストーリー。

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今回は同じく新しい餃子のひとつ、大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざです。私も試食をしているのですが餃子感はしっかりあるのにピザ!初体験の美味しさを楽しめる一品です!開発者の岡本さんに開発ストーリーを伺います。

大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざ

お好み焼きの次は餃子をピザに?! 大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざ開発ストーリー

編集オガワ
今回はかなり変わった羽根つき餃子の開発ですが、どのようなきっかけで開発が始まったのでしょうか?
岡本さん
羽根つき餃子のアレンジをチームで色々と考えていたのですが、その中でピザをやろうという話があがり、MTG内で私が手を上げて始まりました。
編集オガワ
まずチームの中でピザをやろう、といった話になるのが不思議ですね。
岡本さん
2022年秋冬商品で大阪王将 謹製羽根つきなにわのお好み餃子を出していることもあって、「羽根つき餃子を円形に並べたときのシルエット」と「円形の餃子を別の粉物に例える」といった発想があったのかもしれません。
編集オガワ
なるほど!しかし餃子をピザの味に、というのはなかなか想像がつきません。そういえばこの餃子にはたれではなく、ピザソースが添付されていますね。

「ピザ味の餃子」ではない!「餃子×ピザ」を追求した味の開発

岡本さん
そうですね。まさに最初は「どうやってピザの味にしよう?」というところから始まりました。ピザソースを使うと話は早いのですが、やめて原材料から作ることにしたんです。
編集オガワ
なぜそのような発想になったのでしょう?
岡本さん
既製品のピザソースはとても美味しいのですが、逆にソースの味に負けてしまって餃子らしさが消えてしまうんです。そこでちょうど良い味をつくるために、そうした決断をしました。
編集オガワ
それで、独自のソースができたのですね?
岡本さん
はい、我々のこだわりである食品添加物の調味料、甘味料、香料、着色料、保存料を使用しない取組、5フリー仕様のソースを作りました。
編集オガワ
他にも味の開発で工夫したことはありますか?
岡本さん

初挑戦の要素がたくさん詰まった餃子なので色々な工夫を凝らしています。餃子をどうやって美味しくピザにするかにこだわり、味作りで言えばスパイスの量については何をどれくらい入れるか、を何度も試しました。入れすぎると臭くなるし、少なすぎるとピザ感が減るんですよね。

「見た目が餃子なのにピザを感じる」というのを表現するために具材の配合ではキャベツは減らし、代わりに玉ねぎを入れています。そして、にんにく、スパイスとしてオレガノをきかせて中身にもピザ要素を入れました。

編集オガワ
具材にも要素が入っているのですね。他にも工夫したことはありますか?
岡本さん
羽根つき餃子らしさ、に着目したときに、やはり「焼き立て」の要素があるなと思いました。この要素もピザとうまくかけ合わせたいな、と考えて「焼き立ての餃子にチーズを足す」ということを思いつきました。こうすると添付がソースに加えチーズも、となるため実は大変なんです。大阪王将の冷凍餃子のラインナップでは通常添付はたれ1つだけですし、2つにするというのは量産面でも大変。更に添付サイズのチーズを作れる業者さんがおらず自社で製造することになりました。新規の工程なのでここも苦労しましたね。
編集オガワ
そこまでこだわった理由のようなものはあるのでしょうか?
岡本さん
今回のような餃子は調理して食べて「楽しい!」と感じてほしいというのが根底にあります。ですのでその楽しさを演出できる要素にはこだわりましたね。
編集オガワ
5フリーについてはいかがでしょう?先程ソースの話が出ていましたが、5フリーならではの味わい、というのはあるのでしょうか?
岡本さん
そうですね、うま味を様々な素材で作り出しているので、その特徴がでるようにしています。今回は特ににんにくやスパイスで重厚的にしていますね。

餃子×ピザの形を求めていたら思わぬアイデアが生まれた

編集オガワ
この大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざは初めて円形になった状態でパッケージされている餃子になっていますね。どうしてこのような形になったのでしょうか?
岡本さん

実はこの餃子も最初は、これまでの羽根つき餃子と同じような形でいこうと考えていました。ある程度試作を重ねた頃に、餃子をピザにして出す意味は?という話になりました。

その時にピザっぽさを出すために円盤トレーの発想が生まれたんです。調理時に並べた際に、円形にならなかったらピザっぽくないよね、と。この円盤トレーの発想で、「羽根つき餃子を焼く際に並べるのが大変」といったお悩みに対するひとつのお答えになるかもしれない、と思っています。

編集オガワ
個人的には羽根つき餃子を並べるのが下手なので、この仕様はありがたいですね!
実際に発売が始まっていますが、皆様の反応はいかがでしたか?
岡本さん
美味しいという感想が聞けたのは嬉しかったです。当初「無理があるんじゃない?!」みたいな話が出ていたのですが、営業やバイヤーさんなどからは好評をいただき「並べなくていいというのは良いね」という言葉も聞いています。
編集オガワ
今回特徴的な餃子を開発しましたが、岡本さんは今後どのような開発に取り組んでいきたいのですか?
岡本さん
今回のような新しいものにはどんどん挑戦していきたいですね。私自身一昨年入社して、この餃子が入社後2つ目の開発になります。もっと色々な経験が積みたいですね。
編集オガワ
なるほど、2つ目の開発なのですね。まだ入社して長くはない、とのことですが大阪王将の開発チームは以前の経験と比較してい違うと感じたことなどありますか?
岡本さん
こだわりが強いチームですね、試作が細かいところまで行き届いていると思います。試作中もチーム内で共有して、ざっくばらんにコメントし合っています。社長も含めて味へのこだわりがすごいので、中途半端なものは出さない、という覚悟で挑んでいます。
編集オガワ
ありがとうございました!

餃子×ピザの独自のスタイル、お試しあれ

いかがでしたか、今回は大阪王将 羽根つきイタリアーノぎょうざの開発ストーリーをお届けしました。今回の新発売ラインナップの中でも一際異彩を放つこちらの餃子、その裏には「これは餃子なのか?それともピザなのか?」というちょっと変わった命題に立ち向かう開発者の工夫が詰まっているようですね。皆様もぜひ一度お試しください!