羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け

FROZEN of FUTURE ~未来に向けて日本の冷凍食品が羽ばたく

アジア最大の食品・飲料展、FOODEX JAPAN(3月11日~14日、東京ビッグサイト)が、冷凍食品にスポット当てた企画、FOODEX FROZENを設けて今年で5年。ますます充実し、見応えのあるエリアになりました。

日本国内のバイヤーのみならず、世界のバイヤー、食品業界人が注目し、展示をつぶさに見て、試食をして、日本の冷凍食品のおいしさに驚き、商談するエリアとして定着してきたようです。

取材の最中に、某社ブースで、「当社の原料を使わないか?」と名刺交換を求めていた海外出展関係者も目撃。おいしく、便利で、売れそうな日本の冷凍食品に対して、感動、可能性を感じている様子でした。

企画のタイトルは「フローズンオブフューチャー」。冷凍食品の未来は明るい、と業界人が集い、確認できた展示会でした。

 

6部門のグランプリ発表 スープカレーの驚き、あんかけ焼そばの気合い

FROZEN展示エリアに設けられたステージでは、初日、「フローズンオブフューチャー」表彰式が行われました。2025年春発売の新商品・リニューアル品を対象に、エントリー商品の中から、6部門のグランプリ、準グランプリ、第3位を選出するアワードです。その審査は、バイヤー、一般消費者代表を含む約100名で3日間にわたり行われたとのこと。

表彰式にあたり挨拶に立った、FOODEX企画委員長を務める、イオンリテールの七尾宣靖常務執行役員食品本部長曰く、「フローズンは今後も最も大きく伸びる可能性の高いカテゴリー」です。

部門別グランプリを紹介します。

★惣菜部門

★スナック部門

★名店・外食・プレミアムご当地品部門

★アイスクリーム・デザート部門

★ヘルス&ウェルネス部門

★サステナブル部門

 

いかがでしょうか?なんでこの部門?という声もこっそり会場で聞こえましたが、なるほど、5回目ともなると、各社エントリーする部門選択に知恵を絞ってきたのではないでしょうか。

グランプリ商品の中では、容器の新開発まで取り組んで商品化に至ったニップンの「いまどきごはん 彩りスープカレー&ターメリックライス」が選出されたことに、我が意を得たり、とにっこりした次第。

また、ロングセラーのリニューアル品としてエントリーした、マルハニチロ「新中華街 五目あんかけ焼そば」が、名店の味でグランプリを受賞しました。これも納得。同品は、私がずっと大好きな商品で、事務所で食べるごちそうランチですので、嬉しいグランプリ受賞です。表彰されたマルハニチロは、社内広報も壇上に上がり大歓喜。「グランプリとったぞー!」と気合いの入った雄叫びもありました。

 

さまざまな視点から開発できる冷凍食品のすばらしさ

七尾委員長は講評で、「グランプリを選びはしましたが、すべてが良い商品でした」と言いました。そうなんですよね。冷凍食品は、とても守備範囲が広く、さまざまな視点から、いろいろな方々のニーズに合致する商品を作ることができますので、グランプリ等の順位にかかわらず、ターゲット層それぞれの好みに合わせた商品開発ができるのです。

そして、その完成度がかなり高く、「すべてがおいしい」(七尾委員長)ということになっているのが、今の冷凍食品なのです。メーカーの開発魂、調理加工技術の進化の賜物です。

もはや、フューチャーというより、かつて夢見た世界がいま、現実のものとなっていると感じるのです。

 

海外からの来場者が『大阪王将』GYOZAに注目

前回の本稿でもご紹介しましたが、イートアンドフーズの出展ブースでは、北米向けの「大阪王将 Crispy Winged GYOZA」パッケージも展示され、海外来場者の目にとまっていました。

いま、米国のスーパーではGYOZAの人気が上昇中です。バラエティ化も進んでいると聞いています。同社が予定している今年の米国における販売開始が、ますます楽しみになってきました。