羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け

男子、冷凍食品と共に厨房に入るべし

男子厨房に入らず、なんて誰が言い出したのかはさておき、今回は、男子こそ冷凍食品を使って料理をしてほしい、そうすれば日本の家庭は、もっと明るくハッピーになる、という話です。

今夏、某女性週刊誌の企画で、50歳『調理定年』についてどう思いますか?とのインタビューを受けました。女性は50代以降になると「料理が好き」と答える人が減少するそうです(博報堂生活総合研究所調査)。料理が好き“だった”女性、比較的料理が得意な女性でも料理が嫌いになる。これにからめて、評論家樋口恵子先生(東京家政大学名誉教授)による、女性の『調理定年』推奨を紹介する企画でした。家族のための手料理を自分の『仕事』と考えてきた女性は、高齢になったときに重圧を感じがち。仕事と同じように、休暇や定年をという主張です。

冷凍食品を使うことは、手抜きではなく「手間抜き」と主張している私の返答は、「洗濯機は全自動、掃除は掃除ロボットという時代。会社の仕事もメールやオンライン会議が多くなって、すぐに成果が挙げられるのに、家庭料理だけは手作り至上っておかしい。便利で美味しい惣菜も、冷凍食品もたくさんある。素材からの手作り料理を強いるのは、『洗濯板で洗濯物を洗え』と言っているに等しいのでは」でした。

『調理定年』は、女性週刊誌の中心読者である中高年の女性に嬉しい言葉でしょう。子どものために手作り料理を頑張ってきたけれど、子育てが終わり、夫と2人だけになってしまい、さらにリタイアした夫の食事に1日3回追われるなんて、もうたくさん!という悲鳴すら聞こえてくるようです。

女性だけが頑張り家庭を支える時代が過ぎて、、、

家庭で料理をするのは女性、男性は上げ膳据え膳で片付けもしない、という不文律は、古くから日本の常識でした。昭和を経て、平成、令和となっても大きな変化はありません。一方で、女性活躍推進とか男女共同参画などの言葉が先行して、社会でも家庭内でも働き続けている女性は増える一方。無償労働時間(家事、ケア、ボランティアなど)の男女別調査では、日本の女性は男性の5.5倍と、諸外国に比べ際立って格差が大きいのです(OECD調査数値をベースに内閣府男女共同参画局が算出 参照: https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/keikaku_kanshi/siryo/pdf/ka14-1.pdf)。

平成時代の話になりますが、食品企業で役員をしている女性がパネラーになって、聴衆の若い女性たちにキャリアアップのポイントを語るセミナーで、仕事と家庭の両立、という話題になりました。『両立』!? 最近になってようやく男性社員の育休が話題に上ってくるようになりましたが、『仕事と家庭を両立させる』って、当時の男性には全くあてはまらない言葉でした。

パネラーの一人は、「たとえば玉ねぎはまとめて1週間分皮をむいておきます。夕食作りで玉ねぎの皮をむくのは意外に時間がかかってしまって、、、」といった話をしました。いやいや、ソコじゃないんじゃありません?と心の中でつぶやいていた私。案の定、その企業では、その方に続く常勤の女性役員は未だに出てきません。

最近は世の中の風向きも変わってきました。育休から復帰したばかりの女性と久しぶりに立ち話していた時、「忙しくって、もう冷凍食品ばっかり。それでいいですよね。でも週末には疲れ切っています。え、旦那ですか?『とても無理』と宣言して、旦那には作り置き料理をやってもらってます」とのこと。

20代あたりから、徐々に変化が表われているようです。

 

冷凍食品は男子料理に向いている

そんな折、冷凍食品宅配の老舗、SL Creations(旧シュガーレディ本社)が、男子料理向けの冷凍食品ミールキットの開発をすると発表しました。監修するのは、男子料理研究家の福本陽子先生です。1月発売の第一弾は、パスタをパエリア風に調理する「魚介の旨みたっぷりフィデウア」。3月発売予定は「特製 黒トリュフハンバーグ」です。すべて下処理済みで、生ごみは出ず、包丁を使わずキッチン鋏でOK。スマホで先生の調理デモを見ながら作業にかかれば、調理経験ゼロの人でも20分後には素晴らしく美味しい、家族が喜ぶワンランク上のメインメニューが出来上がります。

SLCreationsの男性向けミールキット

めんどうな下処理は苦手だけど、かっこよくフライパンを振ってみたい男性、妻が作れないような本格料理を振る舞いたい男性に、冷凍食品を使った調理はマッチするとのこと。

確かに、玉ねぎのみじん切りだけで泣いて逃げ出しそうな方々には、冷凍玉ねぎがぴったり。さらにソテー済みならなお使い勝手がよさそうですね。冷凍食品をうまく組み合わせて使う料理は、男性ばかりでなく女性も、1人暮らしの若者も、高齢者も、料理をしてみたいお子様にも向いています。

簡単に、誰でも美味しいものができるなら、しかも後片付けが簡単なら、家族の誰がやっても楽しくできて、みんなが笑顔になれます。『手間抜き』により、短い時間で結果が出せる冷凍食品の利用が進むということは、日本の家庭が変わり、世の中が変わっていくことにつながるのです。

「男子、冷凍食品と共に厨房に入るべし」。もちろん、冷凍食品の羽根つき餃子なら、最もスピーディで超簡単、料理の成功体験が得られます。