製造メンバーがご紹介!美味しい羽根つき餃子が工場でできるまで~後編~

前編では、キャベツやお肉が餃子の具になり、小麦粉が餃子の皮になるところをご紹介しました。読んでいただけましたか?♪

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工場では日々羽根つき餃子、たれつき肉焼売、ぷるもち水餃子、小籠包など様々な冷凍食品を製造しています。代表して、羽根つき餃子がどのように作られ、店頭に並ぶのかご紹介します!

成型

まず成型機と呼ばれる機械で具を皮で包みます。出来上がりは職人が一つ一つ握ったような形になりますが、一台の機械で1分に約150粒成型することができます。その機械が東西合わせて20台以上あると考えると…一日に製造できる量がものすごいことがわかりますね!!これだけの機械が昼夜問わず、休まず働きます。機械の横では人が目で見て餃子に汚れがないか、数が少なくないかなど検品しています。

蒸し加熱、急速冷凍

餃子は成型されたのちずっとコンベアに乗りながら移動し続けます。まずは蒸機と呼ばれる巨大な機械で蒸され、羽根の素が充填されたあと間髪入れずフリーザーと呼ばれる機械に入り急速冷凍されます。この【急速】というのが品質を保つカギになります。美味しさが逃げないうちに、-30℃以下で一気に冷やし閉じ込めます!また、この蒸し工程で餃子が加熱されますので、この工程はとても良い香りがします、そしてお腹が減ります。笑 私は「鰹仕立ての焼き餃子」の蒸し上がりの香りがお気に入りです!ただこれは海外向け専用の商品でみなさんに食べていただけないのが残念です…

 

※「蒸し」の工程についてはこちらをご参考

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検査

フリーザーを出た後、餃子は金属探知機をくぐります。ここで金属の反応があるものは製品にはなれません。金属探知機自体も、一時間に一回検査をし、異常がないことを確認しています。金属探知機を通った後包装機に入り、あの店頭で見慣れた姿になって出てきます。しかしこれで終わりではありません!最後にX線検出機をくぐって箱詰めされ、やっと出荷です。X線検出機も金属探知機と同じく一時間に一度の検査を欠かせません。

包装、箱詰め

フリーザーを出た餃子に2つの「秘伝のタレ」を乗せ、包装機で包装します。スーパーで見るあの姿になると今度は出荷をするため20パックずつ段ボールに詰めます。昔は流れてきた餃子を人が頑張って手で詰めていましたが(なかなか速い!)、最近は吸盤で吸い上げて箱に下ろし、詰めてくれる機械が登場しました。毎日活躍してくれています。

倉庫

箱詰めまで終わると出荷を待つため一度倉庫へ保管されます。倉庫は段ボールなどの資材を保管しておく常温庫、これから製造に使われるキャベツや白菜などの原料を保管する冷蔵庫、そして出荷を待つ製品を保管する製品冷凍庫があります。冷蔵庫には例えば日に5t入荷される白菜や20t入荷されるキャベツが、製品冷凍庫には各種冷凍商品約80万パックが整然と並べられています。

売り場へ

以上のように、各原料から人の手、機械の手が加わって羽根つき餃子は完成します。工場内で毎日丹精込めて製造していますので、スーパーなど売り場に並んでいるのを見ると誇らしい気持ちになります。大阪王将の餃子はたくさん種類がありますので、より多くのみなさんに楽しんで食べていただけると嬉しいです!