これまでいくつか紹介をしてきました2023年新商品。その中で、なにわのお好み餃子、謹製なにわ豚まんに続く「なにわ」シリーズ第三弾が「なにわのジューシー焼売」。今回はその開発者である長谷川さんに開発ストーリーを伺いました。
かつおだしの「なにわ」感が魅力!?大阪王将 なにわのジューシー焼売 開発ストーリー
今回は昨年のなにわ豚まん、お好み餃子に続く大阪発のなにわシリーズの流れを組む食品ですね?
はい、関西は豚まんの他、焼売は関東に比べ広く利用されていることから焼売に着手したんです。
今回は焼売ですが、どんなところが特徴でしょうか?
何をもってなにわを語るかは考えていたのですが、関西はだし文化があることに目をつけ、かつおだしを効かせていることが特徴となっています。当社の5フリーで実施している、素材の味を引き出す、という考え方にも合致していると思います。
最初から「なにわ」を考えた時にかつおだしだったのですか?
いえ、色々検討した結果です。当初はソースを入れたり大阪を感じる食材や味わいを探ったのですが、合うのはかつおだしでした。
実は家庭料理としての焼売ではだしを使う方法もあることをリサーチでは掴んでいましたので、そこからアイデアを広げた部分もあります。
中華なのにかつおだしってどうなの?!
でも焼売って中華料理ですよね。和風のかつおだしを入れると中華の本格感がなくなりませんか?
そこが職人としての腕の見せ所かもしれません。かつおだしの程度は程良い風味にしているんです。中華らしさがしっかりある焼売の、うまみの底上げとしてかつおが働くように仕上げています。和風になりすぎず、調和のとれた焼売になっていますよ。
これまで作ってきた「たれつき肉焼売」とは違うのでしょうか?
良い所は受け継いでいますが、味の方向性などは異なります。なにわのジューシー焼売は、たれを付けなくてもしっかりパンチのある焼売になっているんです。
これまでの焼売はお肉やたけのこのゴロっとした食感がウリでしたが、このなにわのジューシー焼売は、お肉のジューシーさなどに軸があります。より食べやすく、食べ飽きない焼売になっていたす。コストも押さえ、お求めやすく作っていますので、そこも含めて大阪の焼売シーンを醸し出せたら良いな、と思っています。
なるほど。味についてはジューシーさなど違う方向性ということですが、先程5フリーとの兼ね合いも話されていましたね。うまみをかつおだしで構成することで、他の素材で構成するのとはどのような違いがあるのでしょうか?
味の深みや余韻が違うと思いますね。
食べ物を口に入れた時に感じる先味、中味、後味を考えた時に、食べた後に程よく長く伸びる余韻が残るようになっています。
これは5フリーの考え方で、素材のうまみを引き出して取り入れようというらことから生まれた発想ですね。
開発の中で壁にぶつかることはありましたか?
「なにわ」らしさを考えるのに苦労しましたね。先程ご質問いただいたように、かつおだしを使うものの、それだけだと中華感がなくなるので、しっかりと中華の本格感を残しつつもだしも感じることができる、そのバランスを見つけるまでは何度も試作を繰り返しました。
納得できる焼売ができて、周囲の反応はいかがでしたか?
開発当初、できあがるまで最初は「かつおが立ちすぎ」などのコメントがありました。そうしたフィードバックをいただけたので良いバランスを追求することができたと思います。
最終的には営業メンバーやバイヤーさんに、この味でこの値段は良いね、と好評いただいています。キャッチーなパッケージにしていて、価格、味、名前など一体となって気軽にお求めいただけるような焼売にしています。そこも含めて「なにわ」らしさを出すようにしました。
最終的には営業メンバーやバイヤーさんに、この味でこの値段は良いね、と好評いただいています。キャッチーなパッケージにしていて、価格、味、名前など一体となって気軽にお求めいただけるような焼売にしています。そこも含めて「なにわ」らしさを出すようにしました。
最後に、長谷川さんはこれからどんな開発にチャレンジしていきたいですか?
これまで餃子、水餃子、小籠包とひととおりの開発を経験してまいりました。逆に今後は、これまでに作っていない食品にもチャレンジしていきたいと思います。
ありがとうございました!
全面的に「なにわ」感溢れる焼売、召し上がれ!
いかがでしたか?今回は2023年新商品「大阪王将 なにわのジューシー焼売」の開発ストーリーをお届けしました。かつおだし感じる焼売、店頭で見かけましたらぜひお試しください!