羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け

大阪王将のネクスト冷凍食品「たれつき肉焼売」開発秘話

先日当社からもリリースのあった2022年春夏新商品。今回大幅にリニューアルした「たれつき肉焼売」について、まずは冷凍焼売が生まれるまでの話を開発者にインタビューを行いました。

ゼロからの挑戦。冷凍焼売開発へのスタート

編集オガワ
田島さんはいつから焼売の開発に携わっているのですか?
田島さん
焼売についてはリニューアル前の、はじめての自社製「たれつき焼売」を世に出すところからですね。餃子だけでなく大阪王将の他の中華食品も召し上がっていただけるよう幅を広げたい、という思いから開発が始まりました。
編集オガワ
なるほど、初めての挑戦、となるとやはり苦労しましたか?
田島さん
そうですね、冷凍食品として焼売自体を作ったことがなかったので、まずは美味しい焼売を考えるところが大変でした。

冷凍焼売実現への道。美味しい焼売とは?

田島さん
餡と皮、それぞれを分けてまず考え、その後合わせて美味しくなるような状態に持って行きました。先に餡の開発に着手したのですが、この時点でも苦労しましたね。これまでの経験を活かそうと餃子をベースに作ってみたのですが、当たり前ですけど餃子を丸めたような味の焼売ができてしまったりして。
編集オガワ
餃子を丸めたような味…笑
田島さん
そうです。それから「焼売の美味しさって何?」という目線で、協力会社の皆様にアドバイスをいただいたり、また自分で作ったり、と試行錯誤を重ねましたね。

餃子と焼売の皮、何が違う?

編集オガワ
ゼロから考えることがお大事だったわけですね。皮の開発はどうだったのでしょうか?そもそも、餃子と焼売の皮って違うんですか?
田島さん
全く違いますよ!

まず、皮の薄さ、性質が違うんです。皮の主張が大きいと、具の美味しさが感じられなくなってしまうので、餃子の皮だと厚すぎるんですね。皮の薄さと共に、電子レンジで調理した時に、固くなり過ぎないような配合を考える必要があります。

また、餃子と焼売ではそもそも成型までの工程が違うんですね。味に加え、こうした検討も必要で何回も作り直しました。

「美味しい」を作るにあたって、開発者がもつ試作の悩みとは

編集オガワ
素朴な疑問なのですが、何回も作り直している中で味がわからなくなったりすることは無いのでしょうか?
田島さん

ありますよー。自分なりにおいしくなったなと思っても、実際にそうでない場合も大いにありますので、商品開発部内で試食をしてもらったり、工場で働いているパートさんの意見もよく聞いています。

最初は「餃子の丸いの」とか「焼売かな?これ」のような厳しい意見もあったのですが、試作を重ねるうちに次第に好評になりました。

そのうちサンプルの試食は依頼する前から争奪戦になっていたりして。最終的に外食のベテラン職人にも美味しいと言ってもらえたときには、嬉しかったですね。

編集オガワ
こうした努力が冷凍の「たれつき肉焼売」実現につながったわけですね!

新しい味を作るまでの道程は険しい

いかがでしたか?今回は大阪王将で初めて焼売を作るのに挑戦するまでのお話を伺いました。この後、今回のリニューアルポイントなどについてもインタビューできましたので、そのお話はまた後日、お知らせしたいと思います。

当たり前かもしれませんが、餃子と焼売は全然違う、ということが今回の私の学びですね。笑