羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け
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イートアンドの仕事

  • 2025年9月22日

外食チェーンが食品メーカーとして上場して冷凍餃子シェア日本一へ。イートアンドフーズ代表取締役社長 仲田社長インタビュー vol.2

前回お届けした大阪王将の冷凍食品を製造、販売する株式会社イートアンドフーズ代表取締役社長の仲田社長インタビュー。今回はその後編です。 最近では「大阪王将=外食店」のイメージとともに「大阪王将=羽根つき餃子」を想像される方も多いかもしれません。では大阪王将はどのように冷凍食品事業を立ち上げ、成長を遂げてきたのか。冷凍食品専用ラインを導入するという大きな決断から、食品メーカーとしての上場、さらには“冷凍餃子 日本一”を達成するまでの舞台裏について、仲田社長にじっくり伺いました。 「冷凍食品専用ライン」の決断 編集オガワ 2009年、関西工場に冷凍食品専用ラインを導入されたと聞きました。あの決断にはどんな背景があったのでしょうか? 仲田社長 専用ライン導入は本当に大きな決断でした。当時、我々の冷凍食品事業はまだ規模も小さく、社内の多くの役員が「リスクが大きすぎる」と否定的でした。でも、自社で生産できなければ、品質も価格もコントロールできない。将来、量販店と対等に渡り合うには、自社ラインがどうしても必要だと考えていました。 投資金額は当時としては破格の約6億円。今ではそこまで大きな金額とは言えませんが、当時の我々にとってはまさに一世一代の決断でした。 最終的に背中を押してくれたのは、当時の社長、現会長の文野さんです。「失敗するかもしれない。でもやらなければ道は開けない」と、情熱をもって皆に語り、その熱意で役員会での承認を得ました。あの決断がなければ、今の我々の冷食事業はなかったと思います。   編集オガワ それだけの決断をすると、当時営業部門の仲田社長もプレッシャーですね。 仲田社長 そうなんです、専用ラインを入れてからは営業にも火がつきました。自社商品としての誇りが芽生え、「もっと売ろう」「もっと届けよう」というエネルギーが社内に満ちていってね。やっぱり自分の会社でラインを入れて、仲間が一生懸命作った商品があるとなると、より多くのお客様に届けたい、この美味しい餃子を食べてほしい、という自信が出てくるんです。 実際に1ライン目はすぐにフル稼働になり、2ライン目も早期に導入。そこから一気に事業が加速しました。 「我々は冷食メーカーです」と上場を目指して 編集オガワ 2011年には上場も果たされました。その際の苦労を教えて下さい。 仲田社長 こだわったのは証券コードです。「外食企業」ではなく「食品メーカー」としての上場にこだわりました。証券会社や取引所からは「店舗数もあるし、外食企業として上場したほうが分かりやすいのでは?」と何度も言われました。 編集オガワ 確かに上場当時で考えれば冷凍食品メーカーというより、お店の「大阪王将」を運営しているイメージの方が強いような気がします。 仲田社長 そう。でも、我々はあくまで食品製造業として勝負していきたいという思いがありました。当時すでに冷凍食品の生産も始めていましたし、全国のスーパーや生協さんとの取引も進んでいた。関東工場の建設も控えていたので、「うちはもう外食だけの会社じゃない。外食と冷食の両輪経営の会社です。」と明確に伝えていました。 結果的に、食品メーカーとして証券コード2800番台を取得して上場できたことは、社内の士気にも大きく関わりました。「我々は食のライフプランニング企業なんだ」という自覚と誇りが、次の成長ステージへの原動力になったと思っています。 食品メーカーとして成長してこれた秘訣は? 編集オガワ 現在、家庭用冷凍食品業界でも一定のポジションを築きつつあると思います。ここまで成長できた理由をどう捉えていらっしゃいますか? 仲田社長 まず第一に商品が良いこと。こだわりの詰まった、美味しい商品を開発することができ、それを生産することができる自社工場があること、こうした生産体制があることが前提です。 そのうえで、営業メンバーの心強さも大きな成長ドライバーですね。 うちは業界の中でも突出して若く、全体の平均年齢が30代前半です。これだけ若手が活躍しているメーカーは他にないと思います。実際、新卒の定着率も非常に高くて、ここ数年で入社した若手の多くが今も現場の第一線で活躍しています。 その背景には、自由闊達な企業文化や、挑戦を応援する風土があると思っています。もちろん、最初からうまくいったわけではありません。若手を育てるには時間も手間もかかります。でも、あきらめずに向き合ってきた結果、今では若手が商品開発や営業の最前線に立っている。その姿を見ると、「この会社はいい会社だな」と、私自身、しみじみ感じますね。 ▲主力の大阪王将 羽根つき餃子も常に改良を続けている。2025年秋冬リニューアルではたれがリニューアル。 「美味しい」を届けるという使命が「冷凍餃子のシェア日本一」につながった 編集オガワ 外食の大阪王将をルーツに持つ会社ですが、冷凍食品においても「美味しさ」に強いこだわりを持たれていると感じます。 仲田社長 そうですね。我々の冷凍食品は、あくまで「お店の味を家庭で再現する」ことが出発点です。だからこそ、味への妥協は一切ありません。取引先からも「イートアンドの商品は、他と違う」「美味しいから安心して仕入れられる」と言っていただくことが多い。この評価は本当にありがたいですし、自信にもつながっています。我々が外食事業で培ってきた味づくりのノウハウが、冷凍食品にも活かされている。 編集オガワ 最近では、冷凍餃子でシェア日本一を獲得しました。これを大きく宣伝していないのには理由がありますか? 仲田社長 確かに日本一は事実なので将来は書くかもしれないですね。ただこれは美味しい商品をお客様の食卓に届ける、ということに向き合い続けてきた結果だと思います。ですので、あくまでも「日本一」ということをウリにするのではなく、お客様にとってのメリットを追求していくことを大事にしていきたいと考えています。 「明るく、元気に。寝たら忘れる」。が日々の活力に 編集オガワ ここまで仲田社長の若手時代から、上場し現在に至るまでのお話を伺ってきました。最後に、これから社会に出る若い世代にも役立ちそうな、仲田社長が大事にしている言葉などがあれば教えて下さい。 仲田社長 難しいことはないですよ(笑)。僕が大切にしているのは「明るく、元気に。寝たら忘れる」です。人間って、考え方次第でどんどんネガティブにもポジティブにもなれる。でも、ネガティブな思考にハマってしまうと、そこから抜け出すのが本当に大変なんです。 だからこそ、「明るく元気にいること」が大事。そして何か嫌なことがあっても、寝てしまえば忘れられる。部下が何か失敗をして落ち込んでいる時なんかは「よく寝て、忘れてしまい」と声をかけたりします。起きた失敗を悔やんでいても事態は改善しないですからね。だったら寝て忘れて、起きたら明るく元気に仕事をして挽回していけば良いと。 「寝たら忘れられる」これは人間に与えられたすごい力だと思うんです。リセットする力を信じて、また新しい一日を前向きに始めてほしいですね。 編集オガワ ありがとうございます。失敗しても「寝て忘れる」、これは誰でも実行できそうですね! 挑戦を続けることが成果に。こだわり詰まった今後の食品展開にもご期待ください! 冷凍食品専用ラインの導入という挑戦からはじまり、食品メーカーとしての上場、そして現在の業界ポジションへ。仲田社長の言葉からは、未来を見据えた決断力と、現場やお客様を大切にする視点、そして若手を信じて育てる熱意がひしひしと伝わってきました。 今後のイートアンドフーズのこだわり詰まった大阪王将の商品づくりにご期待ください!  

  • 2025年9月8日

お客様目線で進化し実現した5フリーの冷凍食品づくりの起源とは。イートアンドフーズ代表取締役社長 仲田社長インタビュー vol.1

大阪王将の冷凍食品を製造、販売している株式会社イートアンドフーズ。長年愛されているお店の味をそのまま家庭で楽しめる冷凍餃子をはじめ、数々のヒット商品を生み出し続けているその背景には、どんな人たちの想いや挑戦があるのでしょうか。 今回は、そんな株式会社イートアンドフーズ、そして親会社の株式会社イートアンドホールディングスでも代表取締役社長を務める仲田浩康社長にインタビュー。 食品メーカーの社長はどんな若手時代を過ごしたのか、といった歴史に迫ります。 今はイートアンドの社長でも、入社のきっかけは「普通に求人誌から応募」 編集オガワ まずはストレートな質問になってしまいますが、仲田社長がイートアンドに入社されたきっかけから伺えますか? 仲田社長 実は、もともと別の食品系メーカーに転職する予定だったんです。もう内定も出ていて、意思表示も済ませていました。ところが、ある日ふと見た求人誌に「大阪王将 営業職募集」の文字があって、興味を惹かれたんです。 編集オガワ ―仲田社長のことだからヘッドハンティングとか創業時にバイトで働いていたとか、特別な入社の仕方をしていたのかと思っていました。普通に転職して、そこからキャリアアップしたんですね…。 仲田社長 そう、普通に求人情報からですよ。大阪王将って外食店なのに、営業職を募集してるってどういうこと?と。素朴な疑問が湧いてね。近所に大阪王将の店舗があったので、ちょっと覗いてみようと足を運びました。そこで面接官をしていた当時の常務にお会いしたんですが、その面接がまたユニークで。夢を語ってくれるんですよ。他の企業の面接って一方的に質問されるばかりなのに、そこでは「上場を目指している」とか「将来こうしたい」といった話を聞かせてくれた。 当時の大阪王将はまだ規模も小さくて、食品事業の売上もほんの数億円程度だったのにそんな大きな夢の話をしてくれたことが妙に心に残って、面白い会社だなと。正直、現実味はなかったですけど、「もしかしたら面白いことが起きるかもしれない」と思ったのが、入社のきっかけでしたね。   「売る商品も販路もなかった」東京営業のスタート 編集オガワ ご入社後は一般社員として営業活動に就いたのですか? 仲田社長 ええ、いわゆる一兵卒として、東京での営業を始めました。ただ、当時は売る商品もなく、販路もありませんでした。今でこそ考えられませんが、最初はOEMで餃子を作ってくれる工場を探すところからのスタートでした。 営業と言っても、卸業のようなものでした。原料を供給したり、他社製品の仲介をしたりと、いわば商社的な立ち位置。でも、我々としては自社ブランドを広げていきたいという思いが強くあって、そこから自社商品の営業にシフトしていったわけです。 編集オガワ 当時は大阪にしか外食の大阪王将のお店はなかった、という時代ですよね?そんな時代に東京での営業…大変だったのでは? 仲田社長 そうですね。東京では大阪王将の知名度がほとんどなかったので、新聞を読み漁って、どんな会社がどんな商品を扱っているのかを調べ、電話をかけ、本当に一軒一軒アポを取って、「大阪王将って何?」というところから説明しないといけませんでした。クーラーボックスにサンプルを詰めて調理器具をかついで行って、その場で焼いたものを食べてもらって、という営業スタイルでした。― 編集オガワ 話を聞くだけで大変さが想像されます…。 仲田社長 法人相手だから金曜日まで出張して、金曜の夜に東京から大阪に帰る新幹線に乗るでしょ。でも金曜日の夜って満員なんですよ。席がないのでクーラーボックスに座って帰ってきたりしてね。とにかく、知名度も販路もゼロからのスタートでしたね。 前職の経験が今にも活きている。スーパーにおけるお客様視点 編集オガワ 当時の仕事の中で、営業で特に意識されたことはありますか? 仲田社長 一番意識していたのは“売価感覚”ですね。僕はイートアンドに来る前はスーパーで働いていてね。自分の売り場だけでなく、お客様の買い物感覚というものをそこでよく勉強しました。当時のスーパーでは一品200円前後の価格帯が基本。それを10品買って2,000円ちょっとになるのが、一般家庭の一度の買い物におけるバスケット感覚、常識なんです。 だから僕らはそうした棚効率を意識して、ちゃんと売場に合った価格で勝負しようと考えた。お客様の生活に合った値ごろ感が設定されていなければ、どんなに美味しい食品でもリピートにもつながりませんからね。 「5フリー」10年越しの共感と意外な進化 編集オガワ お客様視点を重視、という観点でいえば、大阪王将ブランド冷凍食品ラインナップの特徴のひとつに「5フリー」(食品添加物としての調味料・着色料・香料・甘味料・発色剤に頼らない商品づくり)がありますよね。これも早い段階から取り組まれていたと聞きました。 仲田社長 導入したのはもう10年ほど前になりますね。当時は、差別化の一環として、我々のような規模の会社が勝ち残っていくのではなく生き残っていくために、何か他社と違う価値を提供しなければと考えたところから、「5つの不使用(食品添加物としての調味料・着色料・香料・甘味料・発色剤不使用)」という考え方を商品に取り入れたんです。 編集オガワ 合成着色料不使用、などはよく見かける気もしますが5種類というのは珍しいように思います。 ▲パッケージにも表示されている「5フリー」 仲田社長 そう、まったく一般的ではなかった。正直、開発したところで買っていただけるかどうかも分かりませんでした。でも、将来を見据えてやってみようと。すると、意外にも若い世代──特に小さなお子さんを持つ家庭には価値を感じていただけたお客様がいたんです。最近では、「5フリーだから選んでいます」という声をいただくことも増えてきました。少しずつですが、しっかりと根付いてきている実感があります。 編集オガワ 開発のインタビューなどをしていると、「5フリーのポリシーがあるので、素材の味を活かすために調味料そのものも独自開発した」といった話も伺ったことがあります。 仲田社長 そうですね。「不使用に対するニーズ」というところから始まった「5フリー」なのですが、それが今ではそのニーズのためだけではなく、当社らしい味作りのこだわりに反映されるようになってきました。独自開発の調味料も種類が増え、餃子だけでなく様々な食品で活かされるようにもなってきています。 地道な営業がブランド作りの始まりだった。次回明かされる冷凍食品の秘密 今回は株式会社イートアンドフーズ、そして親会社の株式会社イートアンドホールディングスでも代表取締役社長を務める仲田浩康社長へのインタビューをお届けしてまいりました。今でこそ上場会社として食品をお届けしている会社ではありますが、知名度も販路もなかった時代には東京で誰にも知られていないブランドを、クーラーボックス片手に東京で一軒一軒営業を重ねて広めていくという地道な努力、そしてお客様目線に立っての商品開発の意外な進化を知ることができました。 次回は、そんなイートアンドフーズの冷凍食品事業成長の秘密に迫ります。

  • 2025年4月7日

事業方針に運動会に、もちろん食も!「EAT&フェス 2025」開催レポート

3/21 株式会社イートアンドフーズを含むすべてのイートアンドグループ会社で集まるイベント「EAT&フェス 2025」が開催されました。全社イベントはこれまでもありましたが「フェス」と銘打っての開催は今回初。この記事ではその内容をご紹介します! 参加者はグループ全社! イートアンドグループには全部で6社の株式会社があります。 本社機能を有する株式会社イートアンドホールディングス 大阪王将の外食事業を展開する株式会社大阪王将 冷凍食品をはじめとする食品事業を展開する株式会社イートアンドフーズ ベーカリーカフェ「R baker」をはじめとしたベーカリー事業を展開する株式会社アールベイカー 「一品香」や「太陽のトマト麺」「よってこや」を展開する株式会社一品香 海外展開を行う株式会社イートアンドインターナショナル 通販事業を展開する株式会社ナインブロック これらすべての会社が集うイベントなのです。 受付から漂う食べ物を扱う会社ならではの配布物 会場到着すると受付をし、配布物を受け取ります。 配布されたものはフェスの資料やオリジナルTシャツ、ドリンクなど一般的なものに加え軽食とR bakerのパンが!なんとこれは2024年3月、山梨で創業したR baker社の山梨CKで社長 廣谷さんが手作りしてくださったパンとのこと。お昼に食べても良いし、お土産にもできるようにしっかり包装されていたのはさすがです。 さらに特徴的な配布物だったのがサンクスカード。上司や職場の仲間からの日頃の感謝をカードの言葉でいただきました。カードの形でいただくと、日々の業務も報われた気分になりますね。 全社の年度方針発表からフェス開始 「EAT&フェス 2025」が実行委員の司会で開会しました!司会のメインを務めるお二人はエンゲージメント戦略部で活躍するお二人。フェスにかける熱量が伝わります! 第一部は年度方針発表。グループ各社の社長が今期の方針を発表します。じゃんけんで発表順が決まるというフェアなルールで、プレゼンが実施されました。こういう時間が他社のイメージを知る瞬間だったりしますね。 種々の業態がズラリ!美味しく楽しいお昼タイム 方針発表が終わり休憩時間、昼食です。ここでイートアンドグループならではの個性が爆発です。 大阪王将はお店でも出しているジューシーなから揚げ、イートアンドインターナショナルは北海道の超人気店、SAPPORO餃子製造所の焼き餃子、イートアンドフーズはぷるもち水餃子と新商品の無限ループカレーを組み合わせたカレーぶっかけ水餃子、一品香はお店でも出している肉焼売を提供。 次々と調理、提供されていくご馳走たち。調理する皆さんはここでは職人の表情でてきぱきと調理、提供。こうした姿は頼もしいですね。どれも大変美味しかったです! 午後は運動会! 腹ごしらえが終わると第二部、運動会が開始です!運動不足になりがちな社会人でも参加しやすいように工夫をこらした競技にチームで参加しました。 「借り人競争」は会社に関わるお題にあった人を連れてくる借り物競争イメージの競技。ここでは「食品営業の接待で使ったお店の接客が良かった」と会社をまたいだ繋がりがあったり、「異動前の職場ですごくお世話になったから」ということで部門を超えた絆があったりと、運動しながらも企業文化を感じる瞬間がありました。 最終競技はチャンバラ。皆で力を出し切った後は大将戦として各社の社長で熱い戦いが繰り広げられました。 フェスの締めくくりは、イートアンドホールディングス代表取締役会長CEOの文野さんの言葉。皆さんの労をねぎらうと共に、これからより良い会社を作っていこう、という言葉をいただきました。 面白いフェスがある会社です! 今回は3月21日に行われた「EAT&フェス 2025」の模様をご紹介してまいりました。グループとして成長しながらも運動会をやったり、その中でも食にこだわったりしている面白い会社であることをお伝えできれば幸いです。

  • 2025年1月3日

工場の社員食堂が大幅リニューアル♪

大阪王将の自社工場は現在、関西工場・関東第1~第3工場があり、そのうち関東第2工場には食堂を設けています。 工場勤務時代、一人暮らしをしていた私にとっては毎日違うメニューで、 野菜も取れてしかもデザートまで付いており、とてもありがたかったです。 今回、そんな食堂がリニューアルしたとの噂を聞きつけたので設計者の方・また実際の食堂利用者の方にインタビューしてみました! 本職・店舗のデザイン設計 ゆきを まず、デザイン・設計チームが普段どのような仕事をされているのか伺ってもいいですか? 設計担当 大阪王将・RBaker・太陽のトマト麺といったあらゆる業態の新店舗・改装に携わっています。 最近も特徴的な店舗が2か所OPENしました。 ゆきを 業態それぞれに味があって面白そうですね! 特徴的とはどんな店舗ですか? 設計担当 2店舗とも大阪王将なんですが、1つ目は大阪の枚方市駅店です。 実は枚方市は大阪王将のお膝元とも言える地で、2年の時を経て念願の再OPENした店舗になります! 2つ目は神奈川の鷺沼店です。 こちらは王将55周年を機に新しいタイプの大阪王将を創りたい、という計画から始まった店舗になります。 雰囲気をガラっと変えているので、ぜひ訪れてみていただきたいです。 ゆきを 一見中華らしくない、オシャレな店舗になっていますね~。 では、関東第二工場の新食堂についてお伺いします。 どういった経緯でリニューアルに至ったんですか? リニューアルの狙い 設計担当 これは会長の文野たっての希望だったのですが、 工場で働く従業員と、あとは見学に来てくださったお客様へのホスピタリティ向上が目的です。 ゆきを 確かに、リニューアル前と比べると明るく、広々とした空間になったと感じました! デザインも統一感がありましたが、何をコンセプトにされたんですか? みんなが落ち着ける空間を 設計担当 食堂兼休憩室となっているので、「心地よく落ち着いた空間」というのを意識しました。 関東工場は実習生、特にベトナム出身の方が多いので、ベトナムなどのリゾートっぽさも取り入れてみています。 ゆきを 食堂に入って、この額縁に一番に目がいきました(笑) 日本での生活が長い皆さんも、どこかで遠い祖国を懐かしんでリラックスしてもらえると良いですね。 設計担当 そうですね。 あとは観葉植物を配置したり、自販機や電子レンジなどのもともとあった機能を 見た目よく、また使いやすいようにブラッシュアップさせています。 利用者の声 では次に、このサイトの編集者でもあるかまちゃんにインタビューです。 ゆきを こちらの食堂はどれくらいの頻度で利用するんですか? かまちゃん 週に2回ほどだと思います。 私は普段関東第一工場で勤務しているので、 大雨なら工場間を移動せずにフローズンラボ、自分の好きなメニューが提供されていれば食堂など 気分で使い分けています。 ゆきを なるほど、第一工場に最近できたフローズンラボも上手に活用しているんですね! メニューのバリエーションなどはどうですか? かまちゃん 毎日変わりますし、1日の内でもAランチ、Bランチ、麺の3種類から選ぶことができます。 ベトナム料理やインドネシア料理など、実習生の出身国に合わせたメニューが出ることも多いですね。 ゆきを それは日本人からしても他国の料理が楽しめていいですね(笑) 新しくなった食堂で美味しいお昼を食べて、午後の仕事も頑張ってください! 以上、新食堂についてのインタビューでした! 是非、工場見学等で大阪王将の工場に来られた際にはお立ち寄りください♪

  • 2024年11月21日

関東第一工場 新設ラボ

関東第一工場に内設されているラボ。 現場で餃子や水餃子を成型する機械と同じものが設置されており、日々開発部がここでヒット商品の創出に励んでいます。 この度大幅にリニューアルされたとのことだったので、開発3年目の新井さんに使い心地を聞いてみました! リニューアルの目的 ゆきを 今回ラボがリニューアルされたとお聞きしました。 新井さん そうなんです!待望のリニューアルです。 以前は少し手狭だったので、本当に嬉しいです。 ゆきを なぜリニューアルに踏み切ったのでしょうか? 新井さん 今までよりもさらに試作数を増やしたい、というのが大きな狙いです。 実は関西工場、関東工場に続き新しい自社工場を稼働させる計画があり、 その工場増設に向けてもたくさん試作をして、新商品をどんどん創っていきたいと思っているんです。   ゆきを 忙しくなりそうですね!! 新しくなったラボはどうですか? 新井さん PAさんからも広くて動きやすい・見通しが良くなったと大好評です。 これで、試作数も今まで以上にこなせそうです。 リニューアルって大変 ゆきを リニューアルって簡単に言いますが、実際大変なんでしょうか。 新井さん 機械搬入は毎回大がかりですよ! 業者の方々と協力しながら、機械の配置を決めました。 搬入が終わり、いざ餃子を成型する機械を動かそうとしたところ動かない… 機械を動かすのに必要な空気が送られていないことが発覚しました。 このようなリニューアルをするとトラブルはつきものです(笑) ゆきを 大きい機械が空を飛んでいますね…。 現場と同じ機械は必要なんでしょうか?ラボ用の小さい機械の方が、使い勝手がよさそうな気がします。 新井さん 開発するうえで、試作レベルから現場レベルに落とし込む作業にいつも苦労します。 現場と同じ機械がで試作することで、皮の配合や成型時の厚みなどの条件を現場に近づけて再現性を上げるようにしています。 全ての工程を現場と同じ機械で試作できるわけではありませんが、 似たものを使用し同じ条件に近づけるよう工夫をしております。 今後の意気込み ゆきを 最後に、ラボが新しくなっての今後の意気込みを聞かせてください! 新井さん 実は今回で3回目のリニューアルになります。ラボを改装するということは会社からの期待も大きいということ。 これからもお客様のニーズをとらえた良い商品づくりをしていきます。 以上、新井さんへのインタビューでした。 半年ごとに新商品が出る大阪王将ですが、次はどんなものが出るかワクワクしますね…! 新商品はまたこの&tableで紹介していくことになると思うので、楽しみにお待ちください!

  • 2024年10月17日

FROZEN FOODS LAB 開店!

この夏、大阪王将の関東第一工場に福利厚生として、約50種類の冷凍食品を用意したフローズンレストラン 「FROZEN FOODS LAB」が開店しました! ある冷凍食品イベントを参考にした、ワクワクする全く新しい取り組みですので、 レストランの立ち上げを行った商品企画開発部の村田さんにお話を伺いました。 立ち上げに際して参考にしたイベント、チン!するレストランの記事はこちら↓ なぜフローズンレストランを?企画のきっかけ ゆきを そもそもこのレストランを開設した目的は何でしょうか? 冷凍食品のみを用意したレストランというのはなにか狙いがあるのでしょうか。 村田さん 一番は食品メーカーの福利厚生として、従業員の皆さんのための食事の場を設けたいという思いからですね。 お値段にも気持ちを込めて提供しています。 また、冷凍食品を開発するメーカーとして、それだけで完結するレストランを作りたいと考えたこともラインナップを冷凍食品のみにした理由の一つです。 あとは試作中のサンプルも無償で置かせてもらい、感想などを聞いて更なる開発に活かしていきたいという思いもあります。 ゆきを なるほど。 冷凍食品のみで、こんなに素敵なレストランが作れるんだぞ!というメーカーの誇りが伝わります。 このレストランは何をコンセプトに設計されているんですか? パッと見、木のぬくもりが感じられる暖かなレストランだなと感じました。 村田さん そうですね。 従業員の皆さんがリラックスできるように、居心地の良い空間を作るということを意識しました。 また、関東工場は現在文野会長指揮のもと、さらにサステナブルな工場に、というコンセプトで 全体的にオシャレにアップグレードされているので、その雰囲気ともマッチするようなデザインになっています。 様々な商品が揃う!豊富なラインナップ ゆきを ラインナップも多岐にわたるんですね。 ワンプレートもの・麺・点心・米飯・軽食に加えて開発中のサンプルなど…。 調理器具も電子レンジ・鍋・フライパンが完備されていると聞きました。 この冷凍食品たちはどういう基準で選んだんでしょうか。 村田さん 中華にこだわらず、全ジャンルを楽しんでもらえるよう、色々揃える意識をしました。 カテゴリーに関しても、ガッツリ食べられるご飯ものからちょっとつまめる唐揚げ・中華ポテトまで何でもあります! また、従業員は実習生の占める割合が高く、食文化の観点から豚肉不使用の商品も取り揃えました。 ゆきを 誰もが楽しめる空間になっているようですね! また、レンジもたくさん種類があるとか。 村田さん はい。これは開発に活かしたいという目的も大きいのですが、 レンジの種類によって商品の温まり方にムラが出たりもするので、色んなメーカーや価格帯のものを集めて置いています。 実は高級なものほどボタンの数が多く使いこなせないという理由で、シンプルな中価格帯のレンジが一番使われています(笑)   ゆきを 私も温め機能さえ使用できれば十分です。(笑) これだけ取り揃えられた商品ですが、入れ替えなどは検討されているんでしょうか? 村田さん 売れ行きなどを見て、半年に一度ほど入れ替えていきたいと思っています! 【FROZEN FOODS LAB】の楽しみ方 ゆきを FROZEN FOODS LABの楽しみ方を教えてください。 村田さん スーパーで購入する場合などと変わらず、とてもシンプルです。 ①商品を選ぶ ②買う ③調理して食べる ④レシートに記載のQRコードからアンケートを記入 アンケートではどの商品を選んだか、選んだ理由、食べてみた感想や改善点などを各言語で答えられます。 開発に活かしたいため、ぜひアンケートにご協力いただきたいですね。 ゆきを アンケートの内容は、今後の開発にどう活かされるのでしょうか。 村田さん 現在はまだ情報の蓄積中ですが、今後どのような市場でどういう新商品が受け入れられるのか 大衆の意見が聞けるのはとても楽しみだと思っています。 ゆきを まだオープンして間もないとは思いますが、使ってみて従業員の皆さんからの声など届いていますか? 村田さん とても高評価で嬉しい限りです! お手頃価格となっているので、普段買わないような商品も試しやすいという声や、 24時間使用が可能なので夜勤帯の方からも好評をいただいています。   ゆきを 24時間使えるんですね!夜勤中に小腹がすいた時、簡単にレンジしてつまめるのはとてもいいです…。 1番人気商品など聞いてもいいですか? 村田さん 今のところ断トツでマルハニチロさんのWILD Dishという商品ですね。 その後各種トレー品が続き、当社商品の中華ポテトも人気です。 ガッツリご飯からお手軽おやつまで揃えた甲斐がありました。 ↑2番人気の中華ポテトです♪ デザイン性あり、配慮ありのレストラン! 実際に行ってみると、オシャレな空間となっていたのはもちろん、 多国籍の従業員を抱える工場らしく、使用するのにとても分かりやすい構造になっていたのが印象的でした。 日本語に不自由でも、誰でもスムーズに利用ができるように 説明文は少なく、シンプルなイラストで表現されていました。 その甲斐あってか、外国人実習生たちにとっても憩いの場となっているようです。   多くの人に愛されるレストランになる予感です♪

  • 2024年6月13日

実習生・特定技能生の受け入れを担当する生産管理の仕事内容とは!

工場で働く部署へのインタビュー第三弾として、今回は生産管理のお二人に話を聞いてみようと思います! (インドネシア出身・ベトナム出身のお二人です) 過去のインタビュー記事はこちら↓ 製造している全商品の在庫を把握し、製造計画を練り、工場内イベントの主催もするなど業務内容が多岐にわたる生産管理。 どんな話が聞けるでしょうか… 仕事内容 ゆきを お二人が普段どのような仕事をしているか、教えてもらえますか。 ニニンさん・ リンさん 生産管理全体で言うとたくさんの仕事がありますが、私たちは主に海外から日本に来て活躍する実習生・特定技能生の受け入れと教育をしています。 ゆきを 【受け入れと教育】とは具体的にどういうことをしているんでしょうか。 ニニンさん・ リンさん 実習生が工場に就業したら、まずガス・水道を含めたアパートの手配や、在留カードなど必要書類の手続き・管理をします。 来たばかりで日本語に慣れていない人も多いので、母国語で注意事項を伝えたり、日本語の練習を一緒にしたりします。これは工場に初めて出勤した日に行うオリエンテーションの様子です。 ゆきを みんな真剣に聞いてくれているようですね。 異国で何もわからない状況の中、母国語でのサポートがあると不安もいくらか和らぎそうです。 実習生に特に伝えたいこと ゆきを 実習生に生産現場のことを教育する中で、特に気を付けて伝えていることなどありますか? ニニンさん・ リンさん 現場も含め、工場内には安心安全を守るための様々なルールがありますが、そのルールの真意をしっかり伝えることを心掛けています。特に餃子や水餃子を成型する機械は大きく力も強いので、扱い方を間違えると怪我をする危険があります。実習生がより理解を深めて作業にあたり、安全に仕事ができるよう、工場内に多数ある掲示物の翻訳もしています。 ゆきを 確かに、ルールを伝えても、そのルールが何のためにあるのかを理解しなければなかなか守るのは難しいですよね。 希望を持って日本に働きに来てくれていますし、安全な環境で活躍してほしいですね。 イートアンドフーズで働く実習生の様子 ゆきを 実習生はどの国から来る人が多いんですか? ニニンさん・ リンさん ベトナムから来る方が一番多く、あとはインドネシア、フィリピン、ミャンマーなどで総勢200人弱います。まだまだ増える予定です。 ゆきを みんな日本に来て、元気に働いているんでしょうか。 ニニンさん・ リンさん この会社を気に入って長く働く人も多く、1番長い人で6年います。でも来たばかりのころはやはり慣れないので、言葉の壁を感じたり、仕事がしんどいと相談されることが多いです。面談を実施したうえで、彼らの上司にあたる役職者との間に入り、問題解決を図ったり、現場での配置転換をお願いしたりします。 ゆきを 慣れない日本語ばかりの仕事の中で、母国語で相談できる親身になってくれる人がいるというのは心強いでしょうね。ニニンさん・リンさんのお話を聞いて、実習生の皆さんが当社で長期間、元気に働ける理由がわかりました! 最後に どうしても言葉の壁があり、働きづらくなることも容易に想像できる技能実習生たち。 実習生採用担当の人事の方も、わからないことがあったらすぐに相談すること、ルールを守ること(アジア各国よりも日本のルールは厳しいようです)の2点を口すっぱく指導しているとおっしゃっていました。 ちなみにリンさんのこれからの目標は、普段の生活も含めて実習生がさらに過ごしやすい環境を作っていくことだそうです。母のようですね…。 私は生産現場で、笑顔で挨拶してくれたり周りとコミュニケーションを取りながらキビキビと働いている実習生をよく見ますが、その背景には彼らを精神的に支える生産管理の方々の努力がありました! これからも技能実習生を、ひいては大阪王将を支えていってもらえることを期待しています♪

  • 2023年9月28日

仕込み工程とは?皮や具を作る人たちの1日を覗いてみた

工場では、毎日餃子をはじめとした冷凍食品が作られています。 餃子の製造は大きく、原料から具や皮を作る仕込み工程と、それらを合わせて製品を作る成型工程に分けられます。 今回は仕込み工程で働く社員(仕込み3人衆)に密着して、インタビューしていこうと思います! 1日の流れ ゆきを 皆さんは仕込み工程で働く社員さんですね。入社4年目と1年目だと伺いました。 今日はよろしくお願いします。まず、1日の流れに沿って、どんな仕事をしているか教えてもらえますか。 仕込み3人衆 出勤してメールチェックして現場に降り、夜勤からの引継ぎをしてその日の作業の流れをパートさんに説明します。パートさんが円滑に休憩に入れるように作業に入りながら、その他掃除や修理が必要な箇所に対応しています。 交代の社員が来たら引継ぎをして、その日製造した製品を検食して帰ります。 ゆきを 毎日その流れなんですか? 仕込み3人衆 商品によって皮や具が違うので、一概に同じではないです。 具にスープを固めた煮凝りが入る商品なら煮凝りの製造が、エビが入る商品ならエビの下処理がそれぞれ必要になってきます。具材を入れる順番や練り時間も商品に合わせて多様です。 また、過不足があってはいけないので製造する数量を毎日調整しています。 ゆきを 確かに数量が足りなければ、製造が止まってしまいますもんね! 注意点 アレルゲンに対する注意 ゆきを 数量の調整の他に、気を付けている点などありますか? 仕込み3人衆 アレルゲンには最大限の注意を払っています。例えば卵やえびなどは「特定原材料」に分類されるので、仕込み工程でほかの商品に混ざらないよう、作業者のエプロンの色を変えて作業をし、作業終了後に原料を混ぜるミキサーもエプロンも、念入りに洗浄しています。 ゆきを アレルゲンが混ざってしまうことの危険性は、朝礼などパートさんを集めてよく話されてますよね。 アレルゲン関連含め、現場の掲示物は簡潔でわかりやすいのが印象的です。 多国籍コミュニケーション 仕込み3人衆 そうなんです。現場には社員だけではなく、パートさんや海外の実習生などもいるので、そういった人たちにこれらのルールを浸透させるなどの教育も大事な仕事です。 ゆきを 確かに、日本語が母国語でない人達にルールを説明するのは大変そうですね。現場のルールを厳しく教えるだけではなく、普段からたくさんコミュニケーションを取ることが必要になりそうです。 商品出荷前の最終チェック ゆきを いつもキッチンで餃子や麺を試食していますが、何のためにしているんですか。 仕込み3人衆 検食です。その日作った製品を上長にも食べてもらい、出荷前の最終チェックをしています。工場で製造する冷凍食品の皮や具だけではなく、外食店舗に配送する皮や具も作っていますので、それらは店舗で提供するように自分たちで巻いて(手で作って)確認しています。巻いている途中で、小さな異変に気付くこともあります。 ゆきを 例えばどんなことに気づくんですか。 仕込み3人衆 気温によって具の感触が変わることがあります。気温の高い夏は柔らかくなりやすいです。 検食で具が柔らかいことに気付くと、練り時間の調整などで品質が変わらないようにしています。 ゆきを 毎日製造して、食べて確認しているからこその気づきですね。 仕事への意気込み ゆきを 最後に、仕事をするうえで心がけている点や意気込みなど聞かせてください。 仕込み3人衆 外食店舗の餃子と冷凍餃子、水餃子、焼売、小籠包…そのそれぞれにもたくさんの種類があり、具材や練り方が違います。 パートさんや海外の実習生が間違うことなく作業できるよう、コミュニケーションはたくさん取るようにしています。キャベツやにんにく、えび、チーズなど、工場には数え切れないほどの原料や調味料がありますが、何がどこにあるか、僕たちが1番詳しいです!何でも聞いてください。 ゆきを 頼もしいですね!笑 具や皮があってこその餃子なので、これからもしっかり仕込み、お願いします! 最後に 今回は仕込みを担当している若手社員3人に話を聞くことができました。 みんな責任をもって、日々製品の変化に敏感に対応して仕事をしていました。 彼らが作った皮と具が、皆様に届く安心安全な餃子の元となっています! 次回インタビューは、皮と具から餃子を作り、冷凍するまでを担う社員たちに密着します♪

  • 2023年9月14日

工務に密着~工場を支える陰の立役者~

&tableで度々登場する開発者インタビュー。 大阪王将の強みの一つといえば、自社工場を5つ構えていることが挙げられます。 確かに新商品を企画し創るのは開発部ですが、自慢の工場ではほかにも様々な役割の部署が活躍しています。 そんな各部署インタビューの第一弾として、今回は工務グループの方達にお話を聞いてみました! 工務グループとは? ゆきを 今日は工務の仕事について色々とお伺いしたいと思います。 工務グループは1人から始まり、どんどん人数が充実してきているとお聞きしました。 工務さん 当社の工場は関西工場(1996年竣工)から始まり、今では関東第三工場まで増設しました。 それに伴って工務の人数も増えています。 増えた人数で効率的に現場の対応をするため、出勤時間をずらし、 現場と同じ24時間体制で業務にあたっています。 ゆきを それは頼もしいですね。 私も現場で働いていたころ、工場内に工務の方がいらっしゃるかどうかで大きく心持ちが違ったことを覚えています。(私は生産部として3年働いたのち、昨年から開発部へ異動となりました。) 役割① 現場のトラブル対応 ゆきを 現場での対応をされているとおっしゃってましたが、具体的にはどんなことをされているんですか? 工務さん 最近、工場の増設に伴って新規の設備や機械が続々と投入されています。 電気系統や高度な技術が必要なトラブルなど、生産部からヘルプが飛ぶことがありますので、 その場合に駆けつけています。 ゆきを さすが、機械のプロですね。実は、開発部のラボで機械トラブルが起きたときも、工務の方々に助けていただくことがあります。 いつも鮮やかに修理していただき、助かっております。確かに電気が通る配線関係などは怪我のリスクもありますもんね。 工務さん そうですね…。専門の技術が必要な場合もあるので、毎日触っている機械が、「いつもと違う!」と感じたら、ためらわず呼んでいただければと思います。 役割② 長期的に見た、工場の発展のための設備改善 ゆきを 現場の対応の他には、どのようなことをなさっているんですか? Name 長期的に見た、工場の発展のために色々と設備改善を行っています。 ゆきを 日々発生するトラブルの対応とは違い、機械そのものの性能を進化させるなど大きな設備改善ということですね? 最近の改善例など教えていただけないでしょうか。 工務さん 例えば、焼売を製造する機械で製品の下にトレーをセットする動きがスムーズに行くように新たな設備をプラスしたことがあります。 現場はトレーの動きが悪いことにより焼売の成型不良が多発して困っていたので、この設備改善によって製造数を安定的に増やすことができたと喜んでもらえました。 ゆきを 言われてみれば、現場を覗くたびに何かしら新しい設備が追加されているような気がします。 すべて現場の声に応えてのものなんですね。 日々の業務にあたっての意気込み ゆきを 最後に、日々の業務にあたっての意気込みなどあれば、是非お願いします。 工務さん 現場が使いやすく、現場に喜んでもらえるように、というのが一番の想いですね。私たちが機械や設備の改善を行うことで、生産性や歩留まりが上がった(仕事がしやすくなった)という声をもらえることがモチベーションに繋がります。 目立つ部署ではないですが、日々縁の下の力持ちとして、設備メンテナンス・トラブル対応頑張って参ります! ゆきを 工場が大きなトラブルなく稼働し、より良い製品をたくさん製造するために、工務のみなさんは必要不可欠な存在です。お客様がご自宅でお召し上がりいただく餃子の安全を、陰ながら守ってくれているんですね。 これからも、よろしくお願いします! 最後に 開発部が創った商品を、生産部が作る。 この『つくる』の根本を支えるのが、工務の仕事なんですね。 今後、工場見学が再開した際には、現場で奔走する工務の方たちを見つけることができるかもしれませんよ…。 今日も信頼できる工務メンバーの仕事で安心安全に作った餃子を皆様にお届けしています!