春になると、ふわりと磯の香りをまとった「あおさのり」が店頭に並び始めます。あおさの旬は2月〜4月ごろ。冬の間に旨味を蓄え、春先にかけて一気に収穫されるこの季節、香りも味も格別です。水で戻すだけでふわっと広がる磯の香りは、まさに春のごちそう。
居酒屋の定番おつまみに「あおさ豆腐」や「青のり豆腐」といったメニューがあるように、あおさは出汁との相性も抜群です。今回はそんなあおさを使って、豆腐の代わりに「冷凍水餃子」を合わせた「あおさ水餃子」のあんかけレシピをご紹介します。おつまみにもぴったりな、春らしい一品です。
冷凍水餃子のあおさあんかけ
材料(2人分)
- 冷凍水餃子 6個
- あおさ(乾燥) 5g
- だし: 300ml(顆粒だしでもOK)
- 酒 大さじ1
- しょうゆ 小さじ1
- 塩 ひとつまみ
- 水溶き片栗粉 適量(片栗粉小さじ2+水小さじ2)
レシピ
- 鍋にだしを沸かし、冷凍水餃子を4分30秒 茹でる
- 酒、しょうゆ、塩を入れ、あおさを加えて中火で加熱する
- 煮立ったら火を弱め、水溶き片栗粉を加えて再度加熱してとろみをつける
料理のポイント
冷凍水餃子を茹でてからあおさを入れる
あおさは香りが命。長く加熱すると風味が飛んでしまうため、水餃子を茹でてから加えるようにしましょう。
水溶き片栗粉を入れた後、一度沸かす
水溶き片栗粉を入れたあとは、一度しっかり沸騰させてとろみを安定させましょう。沸かさずに火を止めてしまうと、時間が経つうちにとろみが消えてしまうことがあります。
あおさの香り×水餃子で、しっかり系おつまみに
居酒屋の「あおさ豆腐」は、出汁とあおさの香りを活かしたやさしい味わいが特徴ですが、今回のレシピでは豆腐を冷凍水餃子に替えることで、もちもちした皮と肉の旨味が加わり、お酒が進むしっかり系のおつまみに変身します。
もちろん、豆腐があればあおさ豆腐として楽しむのも良いですが、豆腐を買い忘れた日やもう少しボリューム感がほしいときには、冷凍水餃子が頼れる存在に。冷凍食品を活用することで、食材のハードルをぐっと下げながらも、旬の素材を美味しく楽しめるのがうれしいですね。
春のあおさをたっぷり味わう、簡単で贅沢な水餃子アレンジ。ぜひ今夜のおつまみにいかがでしょうか?
ご紹介した冷凍水餃子は一般的なもので作れますが、おすすめしたいのは「大阪王将 ぷるもち水餃子」。あおさのりのあんかけがもちもちとした皮に絡み、染み込んで一口ごとに旨味が広がりますよ。豆腐の代わりに使うことで歯ごたえとともに、のりの風味も邪魔しすぎない優れモノです!