続々と店頭に並び始めている大阪王将の2023年度秋冬新商品ラインナップ。今回はこれまで大阪王将から出てきた水餃子の中でも超異色の餃子「大阪王将 暴走背脂ニンニクぶた餃」について開発者岡本さんのインタビューをお届けします。なんでこんな水餃子を?!というところに迫りたいと思います。
目次
進むフレーバーの多様化、水餃子市場の充実
今回の開発を考えたきっかけは何でしょうか?
現在、水餃子は主に女性のお客様に召し上がっていただいています。そこで今回は男性目線でも楽しんでいただける水餃子はないかな?ということで新しいフレイバー開発に着手しました。ラーメンの業界で流行のある「二郎系」をイメージして、黄色の要素を加えてみています。
背脂と豚脂の背後にある背徳感が特徴
実際に、どのようなところが味の特徴なのでしょうか?
油脂を豊富に使うことで、かなりとがった味わいを実現しました。背脂、ラードなど、豚脂をふんだんに加えることで、背徳感のある水餃子として仕上げました。
かなりこってりとしているような印象ですね。
はい、豚感をたっぷり、というのは当初からイメージしていたものです。しかしながら実は「尖らせる」という点では、試食の際に職人から「足りない」と指摘されていました。それに応えるべく改良を重ねています。この点での職人的な視点は、一般の感覚とは異なるところですね。
味の尖りを実現するのは思い切った引き算?!
素材の味を大切にしながら、味の構成を工夫したとのことですが、具体的にどのように調整しましたか?
今回の水餃子については味の構成において、にんにくと油で十分に尖った味わいを表現できると考えました。他の要素を極力減らすことで、尖った味わいを引き立てました。お酒などの要素は使用せず、ごま油でコクを出しています。
他の要素を減らす、というのがポイントになりそうですね。減らして引き立てることで「暴走背脂ニンニク」を実現しているわけですね。
勇気をもった味への決断が試食の反応にも
新しい水餃子の試食時、どのような反応がありましたか?
試食では好評をいただき、多くの人が「やみつきになるねー」と言ってくれました。一方で、「くどすぎる」という意見もありました。これは私たちが狙った結果で、尖った味わいを強調した水餃子として成功したことを示しているかと思います。万人受けを狙っているわけではないので、「好きな人はクセになる」といった意味では狙い通りですね。勇気を持って挑んだ味付けにしています。
おすすめの食べ方とは?
この水餃子のおすすめの食べ方は何でしょうか?
おすすめの食べ方は、ラーメンの具として活用することですね。背脂がラーメンのスープに溶け込んで、味変的な使い方ができる水餃子になりました。もちろん、そのまま食べていただいても楽しんでいただけますよ!
今後の展望
岡本さんは過去「羽根つきイタリアーノぎょうざ」
など変わったラインナップを開発してきていますね。今後の開発予定はありますか?
今は点心などを経験してみたいと考えていますね。この水餃子だけでなく、過去にも尖った系の開発を経験してきました。今後もこんな楽しい気分になる食品を創り出していきたいと考えています。
暴走する背脂ニンニクぶたを体験してみてください!
この記事では、大阪王将の水餃子における新たなフレイバー開発に焦点を当て、大阪王将 暴走背脂ニンニクぶた餃の開発ストーリーをお届けしてまいりました。唯一無二のぷるもち食感の大阪王将の水餃子の魅力の中から、