羽根つき餃子、ぷるもち水餃子の大阪王将│5フリーで食卓へお届け
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冷凍食品ライフハック

  • 2024年12月18日

冷凍食品を使うことは「手間抜き」 そして、お財布にやさしい

「値上げに悲鳴をあげる生活者」 先日、消費トレンド勉強会に参加して、この言葉を聞いた時に、衝撃が走りました。日本はエンゲル係数(消費支出の食費比率)が高い国に、という新聞報道も驚きです。そりゃそうですね。給料が上がらず物価が上がれば、生活は苦しくなります。 生活防衛の消費行動が目立つ中で、冷凍食品も買う数を減らす傾向が見られるようですが、逆に大容量品を購入して小分けに使い、コスパの良さを実感する方も多くなっています。その一例が「冷凍サバ」。   「冷凍サバ」がSNS投稿で大人気に 先月、「冷凍サバが人気らしいんです。レシピサイトがにぎやか」といった情報が入り、なになに、、、と検索してみると、冷凍サバレシピがあれこれ大量に見つかり、コスパがいい!と調理リポートをアップする方もたくさん。ブームなのでしょうか。 水産関係の記者仲間に聞いてみましたが、「えーー?」と冷ややかな反応。もう少し話題を追ってみると、「業務スーパーで買った。1切100円以下♡」とSNSに書き込んでいる写真のパッケージは、あら、業務用メーカーのあの商品、この商品。【写真の極洋製品は一例です】 冷凍サバ料理リポーターは、あれこれいろいろなことを推測で書いたり動画付きで言ったりしているのですが、おいしくて当たり前です。食堂で、お弁当で、いつも食べていらっしゃる、あのサバです。 多くはノルウェー近辺で水揚げされるサバで、水産企業・商社の目利きが厳選している原料です。「骨とりしたものもあって嬉しい」といった声も見つけて、“そうです、あなたのために工場で手間暇かけて骨をとっている人がいるんですよ”と心の声が叫びました。 スーパーの鮮魚売場に冷凍ケース、精肉売場にも同様にといった事例が増えていますが、人気商品があるかというとどうもパッとしない、そんなに売れていないと聞いていました。しかし、物価高が続いているこのご時勢、「コスパ」という切り口でヒットする商品が誕生するのではないかという期待感が高まってきました。 話題は少しそれますが魚つながりで、魚肉ハム・ソーセージがいま、とても売れているそうです。ニッスイからの提案、『速筋タンパク』アピールの影響もあると思いますが、魚肉ハム・ソーセージは、コスパの良いたんぱく源として認知が広がっています。また、若い世代にとっては、昭和レトロ感覚の新食材(?!)とか。時代は巡り来るものですね。 魚消費は肉に負け続けてきましたが、冷凍魚介はコスパ良し、プロも使っているという認知が広がっていくと、V字回復も夢ではないのかもしれません。 私は常日頃、冷凍食品を使うことは手抜きではなく「手間抜き」だと主張していますが、さらに、お財布にも優しいのだというPRもしなくてはいけないなと思っています。   コスパ良し・タイパ良しでワンプレートの人気衰えず おかずのセット、主食と主菜・副菜がセットされたお弁当タイプ商品など、「ワンプレート」冷凍食品の人気は続いていて、先日の「フローズンアワード2024」(日本アクセス主催)キャンペーンでも、冷凍食品新部門に『ワンプレート』が設けられました。そして、イートアンドフーズの「大阪王将 ぶっかけ肉にら玉あんかけ炒飯」が部門1位に輝きました。 2位は日本アクセス「Delcy 豚生姜焼弁当」、3位には、キャンペーンの特別企画ドラマに登場した架空の冷凍食品メーカー、ビックリ食品の「シェフのロコモコプレート」がランクイン(実際の発表は、ニッスイ「ふっくらごはんと豚肉生姜焼き」でした)。 価格改定をする前は300円台後半、改定後でもワンコイン(500円)くらいというワンプレートは、コスパ良し、タイパ(タイムパフォーマンス)良しで人気が衰えません。ひと時代前は、自分自身の調理時間にコスト意識を持たない方が多かったのですが、時代が求めるのは「タイパ」なんですね。食材を選んで買う、ご飯を炊く、おかずを作るという家事の時間を考えると、また、買いすぎた生鮮品は、使い切れなかったらムダになりそうと予測すれば、ざっくり考えても1食500円で収まらないと判断するのが今どきの消費者意識です。 冷凍食品のワンプレートは、買い置きしておいて、数分の電子レンジ加熱で1食完成します。しかも満足感のあるおいしさ、食品ロスの罪悪感もなし、となると、続く人気も納得です。   サブスク宅配ワンプレートもお得感あり 「日経MJ」紙の人気企画、ヒット商品番付に、「冷食サブスク」(東の前頭)が入りました。インターネットで注文できて、宅配してもらえる冷凍食品。パン、スムージー・スープなどもありますが、多くは、ワンプレート品です。 先日、最も成功している企業といわれる、糖質コントロール・塩分コントロールおかずセット宅配、「nosh(ナッシュ)」のプレゼンテーションを受ける機会があったのですが、常時メニューを100種類近く揃えていて、倉庫とピッキングセンターを自前で整備しているという話に驚きました。1食当たりの価格は契約数によって違いますが、多くの方が500円前後、プラス送料で利用しているとのこと。保冷して自宅に届く、というポイントも「タイパ」のようです。   お弁当冷食需要復活、そしてオフィスでも冷食 ここ数年続いている物価上昇に伴って、お弁当用冷凍食品の人気が上昇しています。今では、「お弁当」と言わず、「小分けおかず」といった表現もしていますが、ランチを外食すると1000円レベルという都心では特に、お弁当持参で節約する方が増える傾向のようです。 お弁当1つ作るコスト意識は、残りものなら100円感覚、がんばって作って200~300円くらいでしょうか。ところが、そんなコスト意識の方々の心に刺さっていると思われる、自分で作るより『置き冷凍食品』というムーブメントもあります。 SL Creationsが運営する『OfficePremium Frozen(OPF)』の急成長ぶりに注目しています。企業が契約して月額39,600円(税込)を支払うと、オフィスの片隅に冷凍庫と電子レンジ、使い捨てのエコ対応皿などが設置され、従業員が自由に食べたいものを出して、レンチン調理をして食べられます。その価格は、200円と100円。例えば200円でパスタやチャンポン、100円でハンバーガーやお惣菜が食べられます。企業が福利厚生費として月額使用料を支払うことにより、従業員が激安ランチを食べられるのです。良い仕組みですね。冷凍食品だからこそできるサービスです。 対応地域は1都、1道、2府、39県(つまり石川、高知、香川、徳島以外)と広がっていて、商品を補充してくれるのは、地元にいるSLCの販売員。オフィスまでの配送料が発生しないという点が、受けているようです。 調理技術格差解消の食品、冷凍食品 本欄では、6月に冷凍食品に対する意識の変化をご紹介し、ホームフリージング活用のコスパ享受をオススメしましたが、どうやらこの年末、冷凍食品を活用すること自体が、コスパ、タイパという時代に突入したようです。 「時短」で「おいしい」というのは、冷凍食品の得意技なのです。 家庭の中で男性も女性も忙しい、となれば、料理=女性という時代もそろそろ終わりを告げるでしょう。男性で調理スキルはいまひとつ、という方は多いかと思いますが、冷凍食品なら「調理技術格差」が解消できます。 料理はおっくうな家事ではなく、ゆっくり時間が取れるときに楽しむレジャーになってくるかもしれません。

  • 2024年10月2日

「冷凍食品の日」2024のテーマは“アレンジ”

10月18日は「冷凍食品の日」。そして10月は「冷凍食品月間」。 レイトウのトウ(10)、冷凍食品の保存管理温度であるマイナス18℃以下(業界の自主的取扱い基準)にちなんで日本冷凍食品協会が制定した記念日です。 10月は冷凍食品関連のさまざまなプロモーションがありますので、ぜひ、お見逃しなく。   業界最大キャンペーン「フローズンアワード」で盛り上がろう まずは、10月1日から冷凍食品業界最大規模の消費者キャンペーンである「フローズンアワード 冷凍食品・アイスクリーム総選挙」がスタート(11月30日まで、日本アクセス主催)。 https://promotion.nippon-access.co.jp/frozen/frozenaward/2024/   皆さまの投票で決定する「冷凍食品・アイスクリーム総選挙」。今年はどこのどの商品がナンバーワンに選ばれるのか、とても業界内がワクワク、ザワザワする期間に入ります。いわば、業界の喜怒哀楽が渦巻くドラマチックシーズンの到来。 誰でも参加できるweb投票を行う皆さまにとっては、毎日50名様に当たるプレゼント(1000ポイント分電子ギフト)を獲得できるかどうかと盛り上がる、楽しいシーズンでもあります。   ドラマといえば、今年のフローズンアワード関連企画では、「フロアワ・ザ・movie」が。10月1日から毎晩配信されます。冷凍食品とアイスクリームの話題満載の連続ドラマ(47夜連続、YouTube「フロアワTV」などで配信)。本格的な俳優陣に加えて、アワードにエントリーしたメーカーの社員も多数、エキストラで登場するという楽しい内容です。実は、冷凍食品ジャーナリスト山本純子も、セリフひと言で出演します(たぶん)。 ドラマを観て、クロスワードを解いて応募するキャンペーンもあるので見逃せませんね。   10月18日「冷凍食品の日」、冷食協イベントは屋外でアレンジメニュー 日本冷凍食品協会では毎年、10月18日の「冷凍食品の日」記念イベントを開催していますが、今年は、例年のホテル内でのイベントではなく、屋外、アーバンドックららぽーと豊洲(東京都江東区豊洲2丁目)で開催します。 子育て世代や若い方々のお買い物スポットで、冷凍食品を使ったアレンジメニューの試食をしていただこう、というのがメインの企画です。 昨年までのイベントでも試食会はありましたが、出席者は主にシニア世代で、事前募集の抽選で、ホテルのシェフが考えた冷凍食品を使用したメニューが提供されていました。つまり、どちらかというと本格的な宴会メニュー。今年はがらりと変えて、家庭で手軽に活用できるアレンジでメニューを紹介します。 作り方を聞いたら、まねをしたくなるような簡単でおいしいアレンジや、家計を助けてくれるような安上がりでボリューミー、おいしいアレンジなどが話題になれば、冷凍食品の利用もより進み、より楽しくなることでしょう。   「簡単」で「おいしい」、さらに『活用』で楽しくなる さて、冷食協の消費者調査(平成6年“冷凍食品の利用状況”実態調査)によると、「1年前より冷凍食品の利用頻度が増えた」とする人は男女とも2割以上と多く、その増えた理由を聞くと【表1】、「調理が簡単で便利だから」とする人が多く、次いで「おいしいと思う商品が増えたから」となっています。「簡単」で「おいしい」ことは、タイムパフォーマンス重視の方々が増えている昨今、かなり高い評価だと思います。   【表1】冷凍食品を利用する頻度が増えた理由(複数回答)     また、同調査では、「1年前に比べ、利用頻度が増えた冷凍食品」を聞いていますが、その結果は【表2】の通りです。 男女とも「ギョウザ」が増えたとする人が一番多く、次いで女性のみでは「冷凍野菜」、男性は、「ピラフ・炒飯」「パスタ・スパゲティ」がほぼ同数でした。「ギョウザ」強いですね。表示通りにすれば、フライパンで誰でも簡単に羽根つきのギョウザができることを強みに、需要層が広がっています。 利用頻度が増えている「ギョウザ」「冷凍野菜」「ピラフ・炒飯」「パスタ・スパゲティ」。もし、いつもの調理法だけでなく、ちょっとひと工夫を加えたら一層おいしくなる、チョイ足ししてさらにおいしくなる、という『活用の仕方』についての情報が広まれば、さらに人気が高まるかもしれません。 実際、「冷凍野菜」の利用が増えたという背景には、 自然解凍で利用できる冷凍野菜の普及(食べられる状態まで茹でて冷凍したブロッコリーなど:ロングブランチング商品と言います) 旬の時期に製造するので高い栄養価が保たれているという認識の広がり(冬場と夏場でビタミンC量が大きく変わるほうれん草の事例など) 冷凍野菜は下茹でしているので「加熱し過ぎない」という料理のコツの普及 家庭で食品ロスを出したくない、食材を無駄にしたくないという気持ちの高まり(SDGs)と共に広がった、「冷凍野菜は生ごみゼロ・ロスゼロ」の認識 使ってみたくなるような開発商品のバラエティが広がったこと(きざみネギ、きざみオクラ、むきえだまめ、新ミックス野菜など) などがあると思われます。 少し前までは、冷凍野菜の利用増といえば、天候不順による生鮮価格高騰が大きな理由だったのですが、そんな背景がなくても徐々に冷凍野菜のファン層が広がってきたのは嬉しいことで、メーカーの不断の開発努力に頭が下がるのでした。 人気の高い「ギョウザ」も焼くだけ、お鍋に入れるだけ、といった定番の利用ばかりでなく、さまざまに活用できる食品です。 実際、「大阪王将」ブランドの餃子つきラーメンは、「餃子はラーメンの具に最適!」というアレンジに気づかせてくれました。   【表2】1年前に比べ、利用頻度が増えた冷凍食品(複数回答) 〔以上、表は(一社)日本冷凍食品協会「平成6年“冷凍食品の利用状況”実態調査」より〕   ↓餃子・水餃子のアレンジレシピはこちら https://www.eat-and.jp/foods/recipe/ 肉と野菜の具をパスタ(麺帯)で包んだもの、と考えるとイタリア料理のラビオリやカネロニが連想できます。ならば、餃子や水餃子を大胆にトマトソース・ミートソースとチーズでラザニア風に焼き上げてみることを想像すると、「おいしいに決まっている!」と予想できます。   山本アレンジはごくシンプル 家庭でも応用しやすいアレンジメニューを提供する冷食協イベント、というニュースを聞いて、私自身は、どんなアレンジを日常にしているかと改めて考えたり、過去の写真を引っ張り出してみたりしました。結論は、たいしたことをやっていない、ということに気付いた次第。 私の場合、開発商品自体に興味が向いているので、表示通りに調理して食べる、というのが基本なのです。でも、写真を振り返ってみると、よくやるアレンジ、気に入ってちょっと一時期ハマっていたちょい足しメニューなどがありましたのでご紹介しましょう。   ★レンジカツは「かつ煮」が簡単に完成♪ コロッケでもGOOD! わが家では、卵と玉ねぎだけは常にある食材。同じく必ず冷凍庫にある食品が、生協のレンジ調理対応のカツ類です。それらを使って「かつ煮」を作ることがたまにあります。簡単でボリューミーです。 カツはレンジで簡単解凍。めんつゆを好みの濃さにしてタレに仕立てて玉ねぎを煮て、カツを入れて卵でとじれば出来上がりです。 おつまみにも、ご飯にのせてもOKです。 カツでなくてもコロッケでおいしい一皿になります。すこし煮すぎると、やわやわになってしまいますが、これもまたタレにしためんつゆが浸みておいしくなります。 もちろんカツをはじめフライ類は、パンにはさんでサンドイッチメニューにすることも定番ですし、おいしいハンバーグであれば、贅沢にはさむグルメバーガー風も簡単に楽しめます。 ★チキンライスでオムライス♪ ピラフのケチャップ炒めもOK チキンライスはそのまま食べるよりオムライスにしたり、オムレツをのっけたりして食べます。その方がたんぱく質量アップになって、さらにおいしく感じます。チキンライスをわざわざ買わなくても、えびピラフのケチャップ炒めを作ってもOK。おいしいオムライスができます。 ごはんものアレンジで一時期ハマっていたのは、「えびピラフ」の「海老チリ」かけです。コンビニで両方の一人前サイズが入手できることに気づいたときに、事務所でのゴージャスな“エビエビランチ”を思いつきました。以前はよく食べましたねぇ~と思い出したら、また食べたくなってきました。 他には、“炒飯の中華丼の素かけめし”もおいしいです。しかし、ちょっと塩分過多を避けるためには、中華丼の具は2人でシェアする方が良いかもしれません。 簡単・スピーディであることが条件 かつてNHK「あさイチ!」に、冷凍食品マイスター、タケムラダイさんと出演した際、タケムラさんがアレンジメニュー「ピーマンの“詰めない”」を紹介しました。それは冷凍餃子をフライパンに並べたら、その一つひとつに、ピーマンを縦半分にカットして種を除いたものをかぶせて焼くだけ、という超シンプルなアレンジ。しかもおいしい。 これは衝撃で、冷凍食品は工場が皆さまの代わりに手間をかけて作っている『手間抜き』食品なのだから、アレンジも同じように『手間抜き』コンセプトでいいんじゃないか、と感心した次第。アレンジにたくさん時間がかかってしまっては、本末転倒になってしまいますね。 調理冷凍食品はある程度味が出来上がっているものなので、足す食材はなるべくシンプルなのが良いのです。シンプル・イズ・ベスト!皆さまにも、お気に入りアレンジをぜひ見つけてほしいと思います。   日本冷凍食品協会Web アレンジレシピ https://online.reishokukyo.or.jp/recipe/  

  • 2024年6月20日

「節約」志向のいまこそ、冷凍パワーを使いこなそう!

6月に入って30℃以上の夏日も幾日か、「あぁ、また、あの猛暑の夏が迫っている、、、」と、ちょっと憂鬱ですねぇ。電気・ガスの補助金がなくなる6月。定額減税というありがたいお金をもらえるけれど、食品をはじめあらゆるものの価格はまだまだ上がりそう。財布のひもは締めざるをえず、「節約」の話題が盛り上がります。 今回は、冷凍食品とホームフリージングは、家計に優しい! がテーマです。   ■外食より「お弁当」「家飲み」で節約 コロナ禍中スーパーに誕生した「おつまみ」コーナー   食料自給率40%以下(カロリーベース)。つまり生活する上で必要な食料の60%以上を海外から買っているわが国ですので、昨今続く円安基調は大打撃。さらに、エネルギーコストも物流コストも人件費も上昇して、食品メーカーは自助努力だけではコストアップ分を吸収できません。 食品全般の例にもれず、冷凍食品も価格改定が数度にわたって行われています。価格が上げれば消費者は敏感で、少し買い物点数を減らしたりします。つまり、節約。 前年度の各社業績発表を聞くと、価格改定をしたことで冷凍食品売上は前年を上回っていますが、販売数量では減少している企業が多くあり、消費行動がすぐ生産者の業績に反映されています。ただ、冷凍食品のジャンルは非常に多岐にわたるので、「これは必需」「ぜったいコスパ良し」と受け止められているものは、価格改定後も販売数量の落ち込みが少なかったようです。 たとえば、メーカーによっては売上大幅アップという「お弁当」ジャンル。某メーカーによると、一昨年後半あたりからずっと需要が伸びているとのこと。お昼ご飯を食べる外食店も価格改定をしていますので、リモートワークが明けて通勤するようになったら、お弁当持参で節約する方々急増、ということですね。 外食チェーンの味も家庭で楽しめる(イオンリテール「@FROZEN」の専門店の味コーナー)   関連して外食行動にも変化が起きています。コロナ禍が明けて会食の習慣は戻ってきても、居酒屋業態の復調は遅れているとか。お酒の好きな方々は、コロナ禍中に気楽な「家飲み」を体験していて、そこに外食メニューの価格改定が重なって「外」志向が薄れているように感じます。 家飲み=乾き物のつまみ、というイメージは、冷凍食品の「おつまみ」ジャンルの商品開発が進んだことで覆りました。コスパ良く、簡単な調理で、家飲みを豊かにする役割を冷凍食品が担うようになってきました。 家族の外食も、コロナ禍中に経験したお取り寄せが定着して、“外食レベル”の冷凍食品に対する認知度が高まりました。フレンチコースも自宅で簡単にできるとなると、家族のお祝いごとにあたって、外食にしようか、それともお取り寄せ冷凍食品で外食以上にゴージャスにするか、と悩むシーンも出てきそうです。   ■冷凍食品こそ、コスパよし、さらにタイパよし さて、節約志向の昨今でも、冷凍食品の需要はさほど落ちていない、と言われています。「コスパ(費用対効果)」良し、「タイパ(時間対効果)」良しとのメリットを感じさせて、冷凍食品の人気は衰えないのです。 今春、日本冷凍食品協会がとりまとめて発表した「“冷凍食品の利用状況”実態調査」(2024年2月実施)によると、冷凍食品は他の加工食品と比較して「コスパ」良し、「タイパ」良し、と認識されています。 タイパ1位を冷凍食品とする人の方が多い、という結果に驚きました。 〔資料:日本冷凍食品協会 令和6年“冷凍食品の利用状況”実態調査より〕   さて、素材から調理するより冷凍食品の方がコスパ良し、という話は、かねてより業界内ではいわれていて、それをどう伝えていくかという悩みがありました。例えば『炒飯調理 手作りvs冷凍食品』という企画が記憶にあります。今から20年近く前、福島県で冷凍食品のPR活動をしていた団体が行ったものですが、コスパの判定の中で、調理にかける時間についても言及していました。 その頃は、家庭での調理において、手間暇(調理時間)をコスト化するという発想は乏しかったと思います。ところが、今や「タイパ」という言葉で表現され、そのタイパに優れた食品として冷凍食品が評価されていることに感慨を覚えます。   ■ごみの少なさというメリットも評価 上記の調査では、「出るごみの少なさ」についても聞いていますが、さまざまな「中食」の中で、冷凍食品がダントツ1位でした。 〔資料:日本冷凍食品協会 令和6年“冷凍食品の利用状況”実態調査より〕   主に容器・包装に関しての評価だとは思いますが、実際、冷凍食品の包装は環境問題への貢献を考えて、メーカー各社がプラスチック使用量を削減する傾向にあります。 容器・包装以外にも、冷凍食品は賞味期限が長く、食品ロス(ごみ)を出さないという点でのメリットがあります。ロスが出ないとうことは、使ったお金がむだにならない、という「節約」につながります。   ■ホームフリージングの「冷凍」も節約に貢献 賞味期限が長く、食品ロスを出さないというメリットは、ホームフリージングでも発揮されます。ぜひ、ホームフリージングの基本を知って、冷凍食品と共にうまく食生活に取り入れてほしいと思います。 ウェブサイト「エフエフプレス(https://frozenfoodpress.com)」に、冷凍王子こと、冷凍生活アドバイザーの西川剛史さんが、「冷凍の基本」を解説してくれていますので、引用しながらご紹介します。 ★冷凍の基本① 鮮度の良い状態で冷凍する! 良い状態のものを冷凍したら、良い状態で保存、悪いものを冷凍したら悪い状態のまま保存されます。当たり前のことが出来ていない人が多いと西川さんは指摘しています。 食材を買って、1~2日で使い切れないものは早めに冷凍しましょう。 ごはんやパンを冷凍する方も多いと思いますが、ごはんは炊いたその日に、パンも買ってきて翌朝に食べるものを除いて、残りは冷凍した方がしっとりしたおいしさをキープできます。 私のおすすめは、にんにく、しょうが。両者とも、うっかりするとカサカサにしてしまい、捨ててしまいがちなものですが、調理しやすいようにカットして、1回分ずつラップで包み、さらにジップ付袋に入れて冷凍するとパーフェクトです。生姜の場合、強力なおろし金をお持ちの方は、まるごと冷凍しておいて、凍っている状態ですりおろしても良いですよ。 ↑写真は、つい先日も使おうと思いながらカサカサにしてしまったにんにく。もったいないので使おうと思いますが、やっぱり買ったその日に残りを全部冷凍しておけばよかったと反省。   ★冷凍の基本② できるだけ空気と遮断する 冷凍したいものを、「できるだけ空気と遮断する」ことも重要なポイント。 冷凍庫の中は空気中の水分も凍るため、湿度が低い状態です。つまり、乾燥しやすい状態。そこに裸の食材を入れると食材から水分がどんどんと奪われてしまいます。 食材をラップで丁寧に包み込んだり、フリーザー用のジップ付保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてパックします。   ★冷凍の基本③ 薄く平らに冷凍する 「薄く平らに冷凍する」ことが最後の基本ポイントです。 写真はスライスしたキュウリを塩もみして、酢漬けにしたものです。できるだけ薄く平らにすると、表面積が増えて冷気が効率よく食材を冷やしてくれます。 私の場合は、さらに、庫内の一番下(ステンレスのついた場所がベスト)に入れて、カチカチに凍った保冷剤を上に載せます。はさんで冷凍、という感じですね。他の食品に温度変化の悪影響を与えにくい、というメリットもあります。 薄く冷凍しておくと、手で折ることができて、使いたい分だけ使えます。解凍も早くて便利です。また、平らだと収納しやすいですね。 そしてホームフリージングした食品は、日持ち数週間と心得て、おいしいうちに、早めに使い切ってください。   野菜のシナシナ、カサカサは悲しく、捨てる時は残念で、貴重な食料資源をむだにしたという罪悪感を覚えます。そしてお金がもったいない。 ぜひ、時間を止めてくれる「冷凍」の活用を心がけていきましょう。

  • 2023年6月5日

冷凍餃子の調理方法に一つ追加!「蒸し」を試してみる

この&table内でも様々な調理方法を紹介している冷凍餃子。これまでは焼くだけでなく、揚げる、焼き餃子として販売している餃子を茹でる、などの調理方法もご紹介してまいりました。今回は2023年 新商品の「大阪王将 極みの大粒 肉餃子」「大阪王将 極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子」を使って冷凍餃子の「蒸し」調理をご紹介したいと思います。 そもそも「蒸し」とはどんな調理方法? 蒸し物(むしもの)あるいは蒸し料理(むしりょうり)は、蒸気を使って加熱した料理。茹で物のように湯に水溶性の栄養素が溶け出さないこと、または炒め物のように油を必要とせず低カロリーですむことから、蒸し加熱によるヘルシー志向の温野菜調理を好む者もいる。 出典: Wikipedia 「蒸し物」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%B8%E3%81%97%E7%89%A9 この引用を見ると、ヘルシーな調理方法のようにも感じますね。また金属製の蒸し器を使う場合もあれば、竹製のせいろを使う場合もあります。 使うのは「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」 今回の「蒸し」検証、使うのは「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」です。以前の記事では小籠包や焼売を蒸すのに使用しました。卓上で超簡単に本格的なせいろ使った蒸し調理ができるのでおすすめです。 実際に冷凍餃子を蒸してみた まずは下準備から。軽くせいろを水で濡らし、温める食材がせいろに付いてしまわないようにする必要があります。クッキングシートに穴をあけて敷く場合が多いですが、今回はレタスを敷きます。他にもキャベツなどの葉物野菜を使用することで、一緒に食べる野菜にも火を通すことができて、なんだか得した気分です。「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」の水受けに水を入れ、スイッチをON。 冷凍餃子「蒸し」調理!焼き餃子との違いは? 10分ほど蒸し、餃子ができあがりました。比較のために焼いた餃子と比較してみます。まずは大阪王将 極みの大粒 肉餃子から。 焼き 蒸し 比較してみると、若干「蒸し」の方が皮が透き通ってぷるっとしている感じがありますね。 続いて大阪王将 極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子の比較がこちら。 焼き 蒸し こちらも「蒸し」の方がぷるっとしている感じがあるのと、全体的にふっくらとしている感じがあります。 味の比較としても見た目の違いに近く 蒸し: 全体としてみずみずしく、柔らかさが際立つ感じ 焼き: 香ばしさと皮の感じがちょうどバランス良く成り立つ感じ といったイメージでした。 冷凍餃子、蒸しても美味しく食べられます! いかがでしたか?今回は冷凍餃子の「蒸し」調理を紹介してまいりました。時間はかかるのですが、もちっとした食感やせいろの香りが楽しめる「蒸し」調理は焼くのとはまた別の楽しみがあって、おすすめです。羽根つき餃子では「羽根の素」が溶けてせいろに落ちてしまうので今回ご紹介の「大阪王将 極みの大粒 肉餃子」「大阪王将 極みのもっちり厚皮 肉汁爆弾餃子」などのラインナップにはぴったりの「蒸し」調理、良かったら一度お試しください。 「食卓を楽しく便利に」キャンペーンやっています! 今回ご紹介した「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」などの冷凍食品のある生活に大変やくだつ調理家電や大阪王将の冷凍食品が抽選で600名に当たる「食卓を楽しく便利に」キャンペーンを実施中です!奮ってご参加ください。

  • 2023年1月30日

冷凍焼売や冷凍小籠包を「蒸す」楽しみ!『冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫』を使ってみた

小籠包、焼売、豚まんなど、冷凍食品業界でもバラエティが続々増加しつつある点心。調理方法は基本的に電子レンジで加熱か、蒸す、という方法がパッケージ裏などで説明されていることが一般的です。しかしながら、せいろを用意して、「蒸す」というご家庭は少ないのではないでしょうか?蒸した方が美味しい気はするけど準備が大変、というのがやはりあります。 そんな常識を覆す?!本格派家電がこの度、「他社には生み出せない商品」を発案し続ける、「一点突破」な商品を開発するというライソン株式会社から発売されました。(参考: https://www.lithon.co.jp/company/) その名も「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」 冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫 ネットでも話題になりつつある新しい調理家電?!ということで物は試し、早速「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」を購入してみました!ちなみに「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫」と「冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫DX」がラインナップとしてありますが、違いはせいろのサイズで「点心爛漫」は直径15センチのせいろが付属、「点心爛漫DX」は直径15センチおよび21センチのせいろが付属するようです。 蒸し器、せいろ、マニュアルに加えて、美味しく料理するためのパンフレットがついていました。 冷凍食品用せいろ蒸し器 点心爛漫を使ってみた 冷凍小籠包と冷凍焼売の仕上がりは? まずは点心といえば!という小籠包と焼売を蒸してみます。使ったのは大阪王将 小籠包と大阪王将 たれつき焼売です。 蒸し器の使い方は せいろを水に濡らす せいろに食材を入れる 本体に水を入れる 受け皿とせいろをセットする ダイヤルを回す 出来上がり と、超簡単! 今回のように焼売や小籠包を蒸す際にはせいろに穴をあけたクッキングペーパーを敷き、その上に食材を載せます。 ちなみに調理時間は以下の通りです。 大阪王将 たれつき焼売 12分 大阪王将 小籠包 8分 出来上がった焼売、小籠包はこのような感じす。15センチせいろでは焼売は4つ、小籠包は3つ同時に調理できます。焼売は皮にぷるぷる感があり、小籠包は中までアツアツです。 冷凍肉まん(豚まん)の仕上がりは? お次は冷凍肉まん(豚まん)を蒸してみます。大阪王将 謹製なにわ豚まんを使用します。調理時間は15分です。 豚まんの皮はふっくらと仕上がり、具材のジューシー感、肉感も充分に感じることができます。 「蒸し」は調理時間長い?! 上に書いた通り、小粒の焼売でも8分かかることを考えると、時間的な効率性では電子レンジに軍配があがります。しかしながらこのような卓上で使える蒸し器の場合は完成した料理を運ぶ手間はありませんので、蒸している間に他の副菜を食べてみたり、お酒を飲んでみたり、と蒸し時間を楽しみながら過ごすことができるのが良いです。またタイマー付きなので蒸しすぎを防ぐことができるので、他の家事をしながら出来上がりを待つこともできますね。 臨場感がすごい。ひとりでもできるヌン活気分 どちらの点心も、蒸している際にせいろから漏れてくる湯気がなんともいえない本格感を醸し出しています。せいろの蓋を開ける瞬間の臨場感はすごい!ひとりで点心を次々と蒸していき、お茶を用意すれば気分はもはや近年流行の「ヌン活」ですね。