相性良し♪「とろ~りチーズ焼売」絶賛
9月8日放送予定なので、まだ詳細をお知らせできないのですが、某ラジオ番組に出演してイートアンドフーズの秋冬新商品「大阪王将 とろ~りチーズ焼売」をご紹介します。実は収録済みなのですが、MCも経済評論家も大絶賛でした。
大粒で、その中からチーズソースが溢れ出ているような見た目のインパクト、まろやか濃厚ソースとお肉とのマッチングがすごく良くて、「こうきたか~」「まいったな~」とうなるような新商品です。
山本は商品の詳細について説明をするわけですが、チーズソースは関東第一工場の自家製で、苦労して手間暇かけて作り上げたという開発裏話に感動したのだと伝えたところ、より一層おいしく感じていただけたようです。「チーズと焼売合うね~」と感心していました。
新商品では「大阪王将 羽根つきヤンニョム餃子」も新登場します。発表会では若い世代の女性のトレンドをキャッチしたKフード、韓国フレーバーメニューの開発に感心しつつ試食し、ヤンニョムチキンもヤンニョム餃子もアリ、餃子ワールドがまた広がったなぁと感じ入った次第です。
ヤンニョム、チーズ、ニンニクマシマシで食欲を刺激
「大阪王将 羽根つき餃子」シリーズでは、外食店舗と同様の“味噌だれ付き”をスタートに、「チーズぎょうざ」、コロナ渦中ではニンニクマシマシの「スタミナ肉餃子」をヒットさせて定番商品になるなど、フレーバー系はイートアンドフーズのお家芸のようになってきました。
中でも、人に会わない、会ってもマスクをしているというコロナ禍に発売して、爆発的な人気商品になった「スタミナ肉餃子」は、テレビ等で何度も取り上げられて、男性ファンの需要もつかみ取りました。この秋は、「チーズぎょうざ」のチーズを自家製のチーズソースに変更、スタミナ肉餃子はよりジューシーにと、一層商品を磨き込んでいます。
イートアンドフーズの狙いは、安心ブランド『大阪王将』の買い回り促進という説明がありました。昨今、あらゆる食品の価格が上昇、生活用品の価格改定も相次いでいて、米まで高額となると、消費意欲は低下ぎみです。食事は必ずしなければいけませんが、新商品に手を出す冒険は控えめに、お金を出すときは絶対に失敗はしたくない、という心理が働きます。そうなると、既存のお気に入りブランドで買いまわる方が安心、という心理になるそうです。
Kフード、マンドゥも多様に
Kフードで人気の本場ブランド「Bibigo(ビビゴ)」を展開するCJフーズ ジャパンでも、餃子の親戚・マンドウで多彩なアイテムを展開中。肉&野菜、肉&キムチをはじめ、海老&ニラ、小粒のひとくちマンドゥ、直近はプルコギも加わっています。名前でどんな味わいかが容易にイメージできて、既存品のユーザーに「食べてみたーい」と思わせるシリーズです。
味の素冷凍食品も、AJINOMOTOギョーザ、しょうがギョーザに続く定番を狙って「コクうま味噌ギョーザ」を8月に発売しました。大人向けのしょうがギョーザだけでなく、お子様がパクパク食べられる、味噌の旨みと甘みのあるギョーザです。やはり安心の定番で買い回りを促す、という提案商品ですね。
小麦粉で包む料理は世界中に広がっています
さて、少し前にフードコーディネーターの友人がトルコの流通視察に行くというので、興味本位に同行してきました。世界三大料理のひとつに挙げられるトルコ料理の代表メニューのひとつ「Manti(マンティ、マントゥ)」をどこのスーパーの冷凍食品売場でも見つけました。小粒の包みパスタ、具を入れて小麦粉生地の上部をきゅっと絞ったような形です。
さすが、東西の食文化が行き交うトルコ。中国の饅頭(マントウ)が語源のようですね。牛や羊のひき肉を詰めてつくる伝統料理と聞きました。小さく作れる人ほどお料理上手だと褒められるとか。
なつかしく思い出したのは、リトアニアのスーパーで見たコルドゥナイでした。餃子のような作りなのですが、ちょっと小さくてスープの具になりそうな形。隣の国ポーランドにも似たものがあるが、それはピエロギだと言われ、また、フルーツのシーズンには家族みんなで煮たフルーツを包むなどなど、話を聞くほどに訳が分からなくなりました。
そのコルドゥナイよりもトルコのマンティはさらに小さいサイズ。トルコ旅行ガイドによると、茹でてニンニク入りのヨーグルトソースやチリパウダー入りバターソースをかけて食べるのが一般的な日常食とか。ちなみにヨーグルトの発祥の地は、ブルガリアではなくトルコ、だそうです。
ロシア料理で出てくるペリメニも、餃子風メニューとして有名ですね。かつて、カフェ風のお店でペルメニのメニューを見たら、各種お肉に魚、チーズと多彩なバリエーションがありました。「魚」をオーダーしてみたら、鮭の具が詰まった水餃子でした。
高級店では羊肉のペリメニが出てきて、サワークリームで食べるというメニューでしたが、ちょっとなじめず難儀していたところ、同行の誰かから醤油の小瓶がまわってきて、ホッとしたという思い出も一緒によみがえります。
米国には、中国、韓国、日本から過去20年以内で冷凍食品の餃子(チャオズ)・GYOZA・マンドゥが普及してきましたが、それ以前はチャイナタウンのレストランで、餃子はダンプリング(dumpling)と呼ばれるメニューでした。英語圏での小麦粉を練った料理の総称がダンプリング。混ぜてごろッとしたものというイメージです。中国と韓国、ロシア、中東、東欧は地続きなので、古の時から自然と料理が伝わってきたのですが、海を渡る地域には、移民が伝えたと想像できますね。
ここに挙げたほかにも、世界各国にダンプリングの類は存在します。
そう考えると、餃子のフレーバーはもっと自由自在に今後も無限に広がっていくのではないでしょうか。茹でタイプのミニサイズ版、デザートタイプメニューなど、いろいろな具で出てくると楽しそうです。