餃子でサンゴ礁保全に貢献!もずく餃子への取り組みをご紹介

ESG

現在、スーパーマーケットだけでなく、生協でも購入いただくことができる大阪王将の餃子。今回は中国地区の5生協で買うことの出来る一風変わった餃子、「大阪王将 沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ」と、その取組のご紹介です。

取り組み自体はこちらをご覧いただくのが早いかもしれませんが、こちらの恩納村産もずく入り餃子を購入いただくと、購入パック数に応じて恩納村のサンゴ礁保全活動を行うための「もずく基金」に寄付がされる、というものです。

もずく基金については、こちらから。

今回はこの活動に取り組んでいる広域営業部の佐藤さんにお話を伺いました。

いったいなぜ?もずく餃子が産まれるまでの歴史

編集オガワ
そもそも、何をきっかけにこのような活動が始まったのですか?
佐藤さん
きっかけは恩納村のうんなまつりです。このお祭りにもずく基金に関わる生協の方々と、弊社の社長も参加されていて、その中でサンゴ礁の保全に関わる活動に何か貢献できないか、というお話が出たことを契機にスタートしています。
開発のきっかけとなった2019年うんなまつりの様子。大阪王将も参加しました。
編集オガワ
いつ頃から始めているのですか?
佐藤さん
2019年7月のお祭りがきっかけで、その後餃子ができたのが2020年4月で、その際にプレスリリースをしています。
編集オガワ
もずくが入った餃子、というのは変わっていますね、どうやって作ったのでしょうか。(まずくないのかしら…)
佐藤さん
まず、恩納村のもずくを使うというところから始めたのですが、この餃子はそのもずくから餃子に合うものを選別、異物をしっかり除去して、最適な形に下準備をして餃子に入れています。
編集オガワ
なんだか大変そうですね、なぜそのような工程が必要だったのでしょうか?
佐藤さん
ベースの餃子はにんにくが効いているのですが、このパンチが強すぎてもずくの良さが活かせない、ということがあったんです。
佐藤さん
せっかくもずくを使う、しかも恩納村という特定の地域のもずくを使った餃子を作るという機会でしたので、しっかりともずくと調和した、もずくを活かした餃子を作りたいと思ったんです。最終的には具材の15%という、結構な割合のもずくが入っていて、一口食べるとあっさりした海の風味を感じた味がする餃子になりました。何粒も食べられる意外性のある仕上りになっていますよ。
編集オガワ
あっさり仕上げて、もずくを増やして活かすというのは面白い開発ですね!(思ったよりも美味しそう!)
編集オガワ
もずく餃子が実現するまでの苦労もありましたか?
佐藤さん
餃子や取組を最終的に決めるまでには、弊社だけでなくこの取組を共同して行う生協さんたちとも足並みを揃える必要がります。2019年7月以降各地を回って、皆さんと納得いく形まで議論をして決めました。
編集オガワ
発売が2020年4月、ということですが、その後はどのような動きだったのでしょうか?
苦労の末うまれた、沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ
佐藤さん
実は感染拡大の影響で、2020年の恩納村うんなまつりは開催ができず、この取組で連携している生協さんたちと行っていた総会も行うことができませんでした。このため、我々が発売から行ってきた取組について、お伝えをすることができなかったのです。ですが2020年11月に、ようやく訪問の目処がたち、調印を行い、今年も12月に実績に応じた基金への拠出を行わせていただきました。
編集オガワ
なるほど!佐藤さんはこの活動についてどのように考えていますか?
佐藤さん
美味しい食品を産み出すことが得意な弊社が、環境保全に貢献するような活動に食品開発を通して貢献できることは嬉しいことですし、やり甲斐のひとつですね。それだけでなく、生協の組合さんがもずくに関する商品を購入することがサンゴ礁の保全に貢献している、ということも素敵なことだと考えています。
編集オガワ
素晴らしいですね、ありがとうございました!

餃子で持続可能な社会に貢献できるって、良いかも

今回は沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざを通した活動を紹介させていただきました。大阪王将は美味しい食品をお届けしたいことは勿論、他にも食を通じて活動をしていたりします。そんな活動も、また機会があればご紹介していきたいですね。

沖縄県恩納村産もずく入りぎょうざ、現在は下記エリアの生協さんで購入可能です。国産鶏肉を使用した、もずくに合うしょうがとお酢の入ったあっさりした餃子になっています。

  • 西日本:生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合
  • 生活協同組合コープしが、京都生活協同組合
  • 沖 縄: 生活協同組合コープおきなわ