『おかず〈おつまみ〉』部門1位! 「大阪王将 たれつき肉焼売」
まずは、「フローズンアワード2025」冷凍食品総選挙(日本アクセス主催)の『おかず〈おつまみ〉』部門で、イートアンドフーズ「大阪王将 たれつき肉焼売」が見事1位を獲得したこと、おめでたい限りです。おつまみの定番である、たこ焼やポテトを抑えての1位獲得でした。

あえて『おつまみ』部門を選び、食卓でお酒といっしょに楽しむ焼売を印象づけたことに拍手、でした。そして何より、商品PR動画がおもしろい。
さすがイートアンドフーズ!大阪王将!と爆笑しました。
(動画リンク) https://vimeo.com/1141090554?fl=pl&fe=cm
焼売で『おつまみ』部門にエントリーしたことに納得がいったのは、日本シュウマイ協会の代表理事、シュウマイ潤氏の「ノンアルの時代といわれているようですが、これに逆らってお酒を飲みながら焼売を楽しみましょう」との発言を思い出したからです。
子羊肉の焼売に赤ワイン、その他は白ワイン
シュウマイ潤氏のそんな話を聞いたのは、伊勢丹浦和店のデパ地下で開催されたシュウマイフェア(9月17日~23日)会場内のトークショーでした。

シュウマイ潤氏が司会で、「焼売酒場 小川」(東京都渋谷区渋谷)のオーナーシェフ、小川将氏と、「浦和クラフト焼売」を開発した國𠮷貴之氏(株式会社グレイス代表取締役:とんかつ店「豚組」など展開)が、シュウマイへの熱い想いを語りました。
シュウマイでお酒を飲む、というムーブメントを作った方と紹介された小川氏。「お肉をソースで食べる」というフレンチシェフの視点から、「新しい素材に出会ってソースを作り、そのソースに合うシュウマイを考案しています。北海道のホオズキでソースができ、そのソースに合う鴨焼売ができました」と、人気メニューの開発秘話を紹介しました。
焼売に合うお酒は?という参加者からの質問に、「ワインが基本。子羊の焼売には赤ワイン。それ以外は白」だそうです。
「中華にこだわらない、第七世代の焼売」とシュウマイ潤氏が解説。詳しくは同氏著書「シュウマイの本」(2021年刊)をお読みくださいとのことでした。
クラフトビールに合う焼売は、豚肉の部位にこだわる
とんかつ店を経営する豚肉のプロとして、浦和のクラフトビール醸造所から、クラフトビールに合う焼売の開発依頼を受けた國𠮷氏は、銘柄豚の部位3種(モモ、ウデ、バラ)と浦和で栽培している椎茸を合わせた「浦和クラフト焼売」を紹介しました。中華調味料を一切使わず、醤油、塩、みりん、うま藻を使用して、肉の味わいと椎茸のうま味を活かした焼売です。
「濃いめのクラフトビールに合わせた焼売ですので、日本酒をチビチビ飲みながら楽しむのも良いと思います」と国𠮷氏。やはり、焼売には酒、なんですね。シュウマイ協会では、ミツカン「ポン酢サワー」や「青島ビール」など、シュウマイに合う酒コラボを展開中です。
百貨店のシュウマイイベントが大盛況、担当者の驚き
さて、伊勢丹浦和店のシュウマイフェア。企画担当者も驚く大盛況でした。

「史上初!浦和でシュウマイ愛を叫ぶイベント」(シュウマイ潤氏)だったそうですが、同店の内山修平バイヤー(写真㊧:シュウマイ・ポーズで)によると、すごく売れている驚きの企画、だそうです。「餃子よりすごい」とのことですので、ひょっとすると、ギョウザよりシュウマイがいいんじゃない?という時代が、すぐそこまで来ているのかもしれませんね。


ヘルシーな調理法「せいろ」ブーム
11月恒例、「日経トレンディ」誌12月号が発表する「ヒット予測100/ヒット商品ベスト30」で、2025年ヒット商品5位に「せいろブーム」がランクインしました。蒸し調理レシピが、ヘルシーでローカロリー、映(ば)えると話題になり、せいろは、入れて蒸すだけで超簡単、そのまま食卓に出せて洗い物減少とかなんとか、よいことだらけの調理器具としてブレイクしました。
これはますます「蒸す」食べものの時代が来ているような気がしてきました。
「ほっかほっか亭」が「シュウマイ弁当」を発売
ハークスレイグループ企業の㈱ほっかほっか亭総本部は、12月1日、レギュラーメニューとして「シュウマイ弁当」(税込810円)を持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」で発売しました。同グループ企業、ホソヤコーポレーションの「贅沢焼売」を店舗でせいろ蒸しして入れたお弁当です。

専門店の増加、冷凍・チルドメーカーによる商品強化が続いていて、シュウマイ潤氏は同弁当発売にあたって、「第二次シュウマイブーム到来」とコメントしています。
シュウマイ愛を叫ぶ方々の話を聞うかがっていると、豚肉を焼いてばかりいてはいけない!という思いにかられてしまいます。しかし、その一方で、なぜシュウマイは「焼いて売る」と書くんだろう?という、「大阪王将 たれつき肉焼売」のコマーシャルでの疑問が蘇ってきます。
※「焼売」の疑問への回答はこちら↓
https://table.osaka-ohsho.com/recipe/7753/